8月から始まる横浜の水陸両用バスの詳細は?
ココがキニナル!
横浜で水陸両用バスの社会実験を計画しているそう。日本丸メモリアルパークから、海面へと入る計画らしい。ぜひ調査を(九巴さん、swssさん、Tyadoさん、ハムエッグさん)
はまれぽ調査結果!
社会実験として2020年3月まで実施し、みなとみらいエリアを陸路・水路で約70分走行。大人3500円、小人1700円で8月10から乗船可能予定
ライター:はまれぽ編集部
コースや料金体系は?
水陸両用バスの社会実験について、横浜市は「陸と海をシームレス(途切れなく)に結び、横浜の街と港の多彩な景色や非日常を楽しんでもらいたい」としており、2016年8月10日から市民が利用できる試乗・内覧を開始する。同月末には本格的な営業運転に結び付けたい考えだ。
専用スロープは整備済み
実験期間は2020年3月末までで、日本丸メモリアルパークか赤レンガパークからスタートする2コースを用意。
みなとみらいや関内地区の陸上を走行後、日本丸メモリアルパークのスロープから会場へ進水し、パシフィコ横浜や横浜赤レンガ倉庫沖まで運行(航)する約70分のコースになっている。
運行予定コース。海上ルートは海の状況によって変わる
日本丸メモリアルパークスタートコースと赤レンガパークスタートコースの2ルートで、1日4~5便の運行(航)。料金は12歳以上の大人3500円・4歳以上1700円(3歳未満でもシートが必要であれば料金が必要)を予定している。
スプラーーッシュ!
式典当日は、マスコミ向けの体験試乗があったので、その様子をお伝えする。
「スカイダック」号は、地上では一般車両と同じ速度で走行可能。海上では最大7ノット(時速12.964km)で運航できるが、営業運転の際は4ノット(同7.408km)から5ノット(同9.26km)で運航する。
自動車と船の装備が両方付いている
定員は44人で、水上運航の際は救命胴衣の着用が必要になる。
シートはさわやかなブルー!
海上運航中は「アテンダント」と呼ばれるマリンルックのスタッフが同乗し、横浜の観光スポットを説明してくれる。
説明も分かりやすい
沖に出ると波はあるものの、車体が安定していて海風をさわやかに感じることができる。
今回の実験について横浜市港湾局みなと賑わい振興部賑わい振興課の笹健二(ささ・けんじ)担当課長は「事業ベースで考えれば採算性、横浜のにぎわいで考えれば集客も大切だが、まずは安全性の確保が一番。市としても最大限のサポートをしていく」と話した。
さらに2020年3月に実験が終了した後は「時間を開けることなく、そのまますぐに本格運用に移行したい」という考えを示した。
「スカイダックは横浜の魅力をより引き出してくれると思う」と笹担当課長
取材を終えて
現在、都心臨海部周辺では横浜駅東口と山下公園をつなぐ「シーバス」や屋形船も運航しているが、移動と観光を兼ね備えた「スカイダック」号は、横浜観光の新たな手段となるのではないだろうか。
「みなとヨコハマ」にふさわしい新たな観光の目玉となれるか、実験の行方に注目していきたい。
ちなみにアテンダントさんのバッグは「キタムラ」デザインだそうです。
横浜らしさ満開!
もう一つちなみに、最近馬車道でよく見かける150周年記念ロゴマーク。実は「スカイダック」号のデザインを手がけた天野さんのものだそう。
よく見るやつ!
―終わり―
濱じいさん
2016年08月01日 05時28分
ベイスターズの優勝パレードが楽しみです
マッサンさん
2016年07月31日 00時02分
記事の写真のスクリュー部分の軸あたりが馬鹿に華奢(きゃしゃ)な感じがするんですが。純国産だから大丈夫ですよね。
エアバスさん
2016年07月29日 23時54分
スカイダックという愛称が同じなので、東京の江東区などですでに実運行している同種のバスと共通の主体が関わっているのだろう。料金は少し高いが走行区間を見れば、水上のコースの距離、見える景色も江東区より魅力があり、納得できる。デザインはオリジナルで、こっちの方が確かに背が高いように見える。ただレポートとしてみると不明点が。同サイズのバスが2,3千万円とあるが、おそらく普通の陸上を走るバスのことだと思う。もし水陸両用バスで7,8千万も差があれば、実験段階でオリジナル設計で走らせる意味が分からない。で、必要なコストだとして、コスト試算もさることながら、本格営業運転には、さらに、コース(どこから乗ってどこを通る)でどう水陸兼用のメリットを出すかが課題だと思う。その検討が甘いと飽きられてしまう。