相模原から湯河原へ! “レトロ自販機”で汚れちまった大人のココロを洗い流す旅!
ココがキニナル!
中古タイヤ市場 相模原店に突如、レトロ自販機が設置されました!現時点で「神奈川で唯一のレトロ自販機設置店」だと思いますが、なぜタイヤ屋さんがレトロ自販機を設置したの?(スさん)
はまれぽ調査結果!
2016年12月に設置。レトロ自販機を愛するオーナーのコレクションが並ぶ。2017年3月中旬にさらに拡大予定
ライター:カメイアコ
レトロを探して、湯河原へ
JR真鶴駅から徒歩20分ほど。
このままサーフィンか、はたまた温泉か、と思わせるくらい、日差しが気持ちよい。安住の地にふさわしい場所に、どんなお店なのだろうか。
「サンライズマート」。店内には、駄菓子コーナーがどんと構える
このあたり(GoogleMapより)
店頭に設置された、昭和な子ども用の乗り物は未だに現役!(1回20円)
手作りのお弁当(500 円~)、おにぎり(100円)、惣菜が並ぶ
もともと、サンライズマートは、サーファーたちに手作りのサンドイッチやおにぎりを提供したいという思いでオープンした。レシピはオーナーが考え、すべて店内で手作りし、出来立てを提供している。
子どものころの夢が叶う場所
販売している駄菓子や当たりくじ、おもちゃは、すべて価格もクオリティーも昭和のころとほとんど変わらない。それが現代において、どれほど難しいことか。オーナーの努力と心意気に感服する思いだ。
スタッフさんにオーナーについて伺うと、「駄菓子の仕入れはすべてオーナーが行っています。少年のように、純粋でひたむきな方ですよ。楽しいことや興味のあることに一生懸命で、絶対に手を抜かない。その真剣さが『楽しさや面白さ』としてみなさんに伝われば良いなと思っています」とお話くださった。
な
つ
か
し
い
駄菓子以外にも、キャンプ用品やインスタント食品、ドリンク・酒類など、海辺のコンビニらしい品揃えも魅力だ。
いまだ現役のレトロなたばこカウンターでお会計。黒電話もあり〼
駄菓子4点+おにぎり(鮭)を購入
普段コンビニで、100円以下のものってほとんど買わないから、500円で足りるかなぁと無意識に考えていたら、レジに表示されたのは220円という金額だった。駄菓子を買っていたころの純粋な気持ちを思い出して、「私も汚れたな」とちょっぴりセンチになったのはここだけの話。
瓶コーラが似合う背景
レトロブームで、昔の駄菓子屋さんを再現しているテーマパークなどもあるが、サンライズマートに置いてあるものはすべて本物。その当時、実際に使われていたものばかりだ。
子どもはもちろん、むしろ大人に大盛況で、駄菓子コーナーもさらに増設予定とのことだ。あのころの純粋な気持ちを思い出したくなったら、ぜひ中古タイヤ市場相模原店に、またはサンライズマートへ。
取材を終えて
そばをすすりながらふと、若いカップルが身を寄せ合って、仲良くそばを食べている光景が思い浮かんだ。あの自販機を前にいろんなストーリーが紡がれてきたはずだ。
どんな歴史を歩み、そして、その役目を終える日をどのように迎えるのか。つゆを飲み干したころには、すっかりこの自販機を愛おしいと思い始めていた。あぁ、元気に動いているうちにまた会いに行こうっと。
ー終わりー
店舗情報
中古タイヤ市場相模原店
住所/神奈川県相模原市南区下溝2661-1
電話番号/042-714-5333
営業時間/10:00~19:00
定休日/年末年始
HP/http://www.tire-ichiba.co.jp/
サンライズマート
住所/神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜913-1
電話番号/0465-20-9192
営業時間/9:00~17:00
定休日/月曜日
えこりさん
2017年03月02日 07時28分
昔、パシフィックホテルの脇にカップヌードルの自販機が有って、波乗り後の冷えた体に有り難い機械でした。
きつねっこさん
2017年02月20日 16時34分
写真でチラっと見える立ち飲みスポットみたいなコーナーも取材して欲しかったです。
かにゃさん
2017年02月16日 12時39分
昔、この近所に雑誌の自販機があって、夜中に車を飛ばして買いに来たっけ…。いろんな意味で若かったなぁ。地図を見て思い出しました。