近未来型ニュータウン? 日々進化し続ける武蔵小杉の現状をレポート
ココがキニナル!
JR南武線、横須賀線、東急東横線、目黒線が乗り入れる武蔵小杉。ゆくゆくは東海道新幹線の乗り入れもあるとか? 昔ながらの商店群と新規のタワーマンションの林立する街並みがキニナル(マッサンさん)
はまれぽ調査結果!
乗り入れ沿線の増加に伴い発展を続けている武蔵小杉は、近未来型都市へと変貌を続けている。新幹線の乗り入れは、現在のところ検討されていない
ライター:渡辺隼人
昭和を探して・・・
が、何かが足りない。 ココが地元、生まれ育った街と言える何かが・・・
キニナルにもあった「昔ながらの商店街」とはいったいどこにあるのか?
そう思い立ち、高層マンション群を抜け、フラフラとそんなノスタルジーな世界を探し始めると・・・
あった!
昭和を感じられる商店街「法政通り商店街」。中央を流れる二ヶ領用水の小川をまたぎ、全長250メートルに90件近くのお店が立ち並んでいる。
地元の方の話では土地の高騰により、店はだいぶ移転してしまったらしいが、それでもまだ懐かしさは十分に感じられる。
ちょっとレトロな川沿いのアパート群
昭和の原風景。川で遊ぶ子どもたち
こんなお洒落なレストランも・・・
レトロな床屋(写真左)とスタイリッシュなレストラン(写真右)が融合している高架下
時代の波にのまれてゆく店も・・・
少々もの悲しさを覚えつつ、歩き回っていると・・・
東横線の南口を下りて目の前。ビルの谷間にある赤提灯横丁「センターロード」
一日中歩き回ったクタクタの足で、誘われるかのように入っていくと・・・
なかなかの風情!
夕方なので思い切って、店に飛び込んでみることにした。
炭火焼鳥くろちゃん。武蔵小杉では唯一、午前10時から飲めるらしい
老若男女入り乱れた懐かしい感じの店内
カウンターで生ビールを注文し、ふと横を見ると単独の女性とおじさん達が既に盛り上がっている。
おじさん達は常連客で顔なじみらしいが、女性とは初対面とのこと。
この気さくさがいい。
勇気を出して3人に溶け込んでみることにした。
左からキョウさん、不動産関係のイトウさんとその飲み仲間ハッチャンさん
他愛もない会話の中で、イトウさんとハッチャンさんに武蔵小杉の急激な変貌ぶりを憂いているか聞いてみたが、実際はそうでもないらしい。開発により若い人々がやってくるようになり、実際キョウさんは単発の仕事で初めて武蔵小杉に降り立ったらしいが、何とも言えぬこのノスタルジックな風情に誘われ、つい1人で飲みに入ったそうだ。
街が活気づく事により、こうして外部からやってくる人とのコミュニケーションが増え、独り飲みをしていても、必ず誰かと出逢える街でもある、武蔵小杉。
取材を終えて
あまりの近代的な都市の様相に、一瞬ちゅうちょしてしまいそうな街だが、その中身は随分バランスがよく感じる。レトロな情緒とハイセンスな街づくりがうまく溶け合い、なかなか魅力的な街だと感じた。が、問題が全くないわけでもない。
国土交通省の調べによると、2015(平成27)年度のJRの混雑率ランキングでは南武線の武蔵小杉―武蔵中原間が190%で第3位、横須賀線の武蔵小杉―西大井間では193%にも及び、こちらも堂々の第2位とJR全体でのトップ3を2つも独占してしまっている。
進化と融合のはざまでますます発展を続けていくであろうこの街からは、当分目を離せそうにない。
―終わり―
マッサンさん
2017年10月02日 13時06分
キニナル採用ありがとうございます。武蔵小杉駅界わいのいまを魅力的な視線、角度で取材されていると思いました。日本社会における少子高齢化、人口減のなか、ここだけは希望、活気にあふれた、今後の街づくりに大いに期待したいものです。
ねむねむさん
2017年09月22日 11時14分
東京UFJ銀行・・・三菱にケンカ売ってます?
ushinさん
2017年09月17日 07時14分
「南部鉄道」・・・青森県の記事ですか?ここ「陸奥横浜れぽ」ですか?歴史年表内を含めて何箇所「南部鉄道」が登場するんでしょう?南武線の前身、そう90周年を迎えた南武鉄道の話題が知りたいんですけど。いつもながら校正もろくにしねぇのかよ・・・地味にダメすぎだろ