磯子区火力発電所、火災事故の影響は?
ココがキニナル!
磯子の火力発電所で火災事故がありましたが、周囲に影響はありませんか?ちょっと心配です・・・(コータさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
現在は発電を中止し、今後の見通しはまだ未定とのこと。ただ、東京電力が電力を確保済なので停電などの心配はない。
ライター:はまれぽ編集部
事故概要について (続き)
そして0時9分ごろ、A~Dまで4つあるうちの一つ、「C石炭サイロ」上部コンベアハウス付近で爆発が起きてしまった。
一部のメディアでは25日朝方に鎮火されたという報道があるが、これは間違いであり、記者会見開始時刻ではまた完全には消えておらず、消火作業中であった。なお、完全に鎮火したのは15時38分とのこと。
メディアからの質問に対し、真摯に応える西村副所長
メンテナンスは定期的におこなっていた
まず火災の原因はなにかという質問に対し、「現在においては不明」、火だねとなり得そうなものは原因究明中とのことだ。過去にこのような事例はなく、今回の事故に驚いている様子。
普段のメンテナンスにおいては、ベルトコンベアーのベルトは3~8年に一度取り替え、歯車の潤滑油は半年に一度は交換、機械の駆動部は4年に1回はオーバーホールをし、定期的かつ慎重におこなっていたという。
発火が起きた箇所と爆発箇所は異なる
爆発の原因はベルトコンベアのゴム部分が燃焼し、気化したものが可燃ガスとなった。
それが密閉状態の石炭サイロ内に溜まり、火がついて爆発したのではないかとのこと。
爆発した建物の保温材などの破片は、250メートルから400メートルも飛んだというから、どれだけ大きな事故だったかそこから受け取れる。
ただ、今回の事故においてケガ人はいなかったというから不幸中の幸いといったところだろうか。
工場入口の芝生付近まで破片が飛んだらしい
復旧の見込みについては、完全に鎮火してから火災の原因を特定し、その上で再発防止の取り組みを検討した上で考えていきたいとのこと。
なお、今回の事故を受けて電力供給量が心配されるところだが、東京電力いわく、(電力の)予備は確保しているとのことなので問題ないとのこと。周辺地域にて停電などの影響は生じないと見られる。
取材を終えて
今回、幸いにもケガ人はなかったものの、一歩間違えれば大参事となっていた今回の火災爆発事故。
火災の恐ろしさを物語っている
同社いわく、メンテナンスは気を使っておこなっていたとのことだが、そこに何かしら見落としはなかったのだろうか。
一刻も早くも原因を究明し、再発防止に努め、一日も早く復旧することを願いたい。
―終わり―
永田OLさん
2014年01月28日 23時27分
この爆発事故が起こったちょうどその時間、我が家のドアを「ドン!!」と叩く音がしました。外に出てみると誰もおらず、不思議に思っていたのですが、どうやら近所のこの発電所で起きた爆発の衝撃波だった模様。近所で同じ現象に遭った御宅が何軒もあったことを思い出しました。
esd567さん
2012年01月02日 22時32分
この文面から推測される今回のサイロ内での爆発事故はクラウド状浮遊微粉塵の静電気帯電による放電異花が着火源となって生じたのではないでしょうか?石炭鉱山,化学工場,火薬工場,製薬工業(合成,製剤,研究),電子工業,自動車工業,軍事……多くの分野でこの問題は内在しています.静電気対策関係技術対策コンサルタントの立場から.