らぁ麺ランナーズ! 藤沢の「鴇(TOKI)」店主、第四走者・横山巧
ココがキニナル!
ラーメン道という果てしない道を走り続けるランナーたち。その生き様と渾身の一杯を店主同士のリレー形式でお届けしていく全8回の新企画!
ライター:はまれぽ編集部
渾身の一杯
飾らず真っ直ぐに走り続ける横山氏の、渾身の一杯がこちら。
白醤油(800円/税込み)
小麦を主原料とする白醤油を使い、地鶏をベースに貝や乾物、魚介からとった出汁と合わせた一杯。
一見すると醤油に思えないが、いったいどんな味がするのか
一口スープ飲むと、出汁の旨味がジュワっと染み渡るのが分かった。思わず、「うっま・・・」と口から出てしまう。取材日は朝から何も食べていなかったのだが、繊細でまろやかなスープによって細胞が動き出すような感動を覚えた。
スープと同じ出汁を使った春菊のおひたしが、とてもいい味を出している。これは朝から食べたいラーメンだ。
毎朝午前6時から製麺している国産小麦100%の自家製麺
麺は少し柔らかめで、しなやかな食感になめらかなのどごし。スープとの相性が抜群で、麺とスープが同じ速度でなくなっていく。
これ! と言って際立った素材がガツンと主張するのではなく、全体のバランスが素晴らしく整っている。
体中に優しく行き渡る一杯でした
出汁で煮たメンマ、熟成豚のつるし焼き、ひとつひとつが丁寧に手をかけられていることが分かる。横山氏の人柄が表れた渾身の一杯、大変美味しかったです。
高級な和食をいただいた気分
最後に、バトンを渡す次のラーメン店と、自分のラーメン人生を表す一言をうかがった。
「横浜の『維新商店』にバトンを渡します。店主の長崎康太(ながさき・こうた)さん。いつも相談に乗っていただいて本当にありがとうございます。『同じ経営者だから』と対等に話をしてくださって、とても嬉しく思っています。また一緒にラーメンを食べに行きましょう!」と、次回へのバトンを繋いでくれた。
「これからも感謝の気持ちを忘れず『恩』を返していきたいです」
取材を終えて
取材を始める前、「自分は、バトンをつないでくださった先輩方のようなエピソードはほとんどないですが、大丈夫ですか?」と横山氏は言った。
インタビューをさせていただいて、たしかに言葉は多くなかったが、自分の一言に責任を持っている方だという印象を受けた。その実直さが人々を惹きつける一杯を作り出すのだろう。
これからも上質で温もりのある一杯を作り続けて欲しい
ごちそうさまでした。
「維新商店」の長崎康太さんへバトンを渡します!
ー終わりー
取材協力
らぁめん鴇(TOKI)
住所/藤沢市藤沢1034
電話/0466-26-6301
営業時間/火曜日~金曜:午前11時~午後3時、土日:午前11時~午後3時、午後7時~午後10時(材料が売切れ次第終了)
定休日/月曜日(月曜日が祝日の場合も定休)
https://twitter.com/toki331toki
※情報は取材当時のものです
ちゃらねこさん
2018年09月22日 11時33分
過去に行ったが店主1オペで仕方がないのか、代表待ちが横行していて気分悪かった。