あなたの街はどんな味? 横浜18区をイメージしたコーヒーを飲み比べてみた!
ココがキニナル!
横浜のジョイナスの地下に、横浜18区をイメージしたCOFFEEを販売したお店がオープンしたそうです。どんな味なのか調べてください。(はんちゃんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
それぞれの区に足を運び、歴史を学んで街のイメージを味に変換。どれも個性が現れていて美味しい! 現在は6区分が商品になっており、お土産にも最適!
ライター:はまれぽ編集部
あなたの街はどんな味?
今回は、はまれぽ編集部のコーヒー好き3名が飲み比べに参加。長谷川さんに教えていただいた、美味しい淹れ方と飲み比べのコツをできる範囲で守って挑戦する。
・すべて同じ人が淹れる
・95℃くらいのお湯を3回に分けていれる
・紙コップを先に熱湯で流す
・最初に蒸らす
まず、紙コップ特有の匂いを軽減するため熱湯ですすいだ紙コップに、
各地区の名前を表記
口直しの水も用意した
こだわり抜いて作られたヨコハマブレンド、その味はいかに!?
だいたい同じ温度で飲めるよう、3種類ずつ淹れて飲み比べてみる。香りの印象と、実際に飲んでみた印象を順に紹介しよう。
はまれぽ中の人、初登場の橋本氏
香りは、コーヒーの粉を入れ終わったあとの袋を嗅ぐ。鼻をガッツリと入れるのがポイントだ。
コーヒーを淹れるのはバリスタ風のライター・ツノオリ
コーヒーによってフィルターの色の変化が異なっていた
まず、磯子区、港北区、青葉区を飲み比べ
磯子(ISOGO442)
まず磯子から
磯子の香りの印象は、酸味がありそうで、軽やかな感じが浅煎りっぽいイメージ。
実際に飲んでみると・・・
酸味が舌に広がって、その後に濃い苦味がフッと訪れる。深みもしっかりあって、でもスッキリとした後味。海と山、多様に豊かな環境を持つ磯子の2つの顔が表現されているようだ。
港北(KOUHOKU541)
続いて港北
香りの印象は、しっかりとローストしてあって、コクが深そう。かんなで削った木の皮っぽい香りがした。
実際は、「すぁ~って駆け抜ける酸味!」
舌先にドカンと苦みを感じたと思ったら、舌の奥の方で酸味が駆け抜ける。杏仁豆腐とかレアチーズケーキとか白っぽいスイーツに合いそうだ。
優しくて温かい街の中にも、横浜アリーナや日産スタジアムの存在感が表現されているように感じた。
青葉(AOBA73)
続いて青葉
香りの印象は、とがっているけどフルーティーでマイルドな感じ。香辛料っぽい香りもする。
実際は、「全然マイルドじゃない!(笑)」
コーヒー片手にスキップできそうな軽やかさがあり、果実感あふれる酸味が続く。コーヒー自慢のお店で出てきそうな個性的な味だ。
フレッシュで清々しい感じが青葉区っぽい。
続いて、南幸、金沢区、南区を淹れる
南幸(NANKOU721)
こちらは西区の南幸(みなみさいわい)をイメージ
香りの印象は、THEコーヒーという王道の香り。ポピュラーな香りはどこか親近感があって安心する。香りから、横浜駅西口近辺の南幸っぽい。
「おぉっ、すごいインパクト」
香りのイメージとはちょっと違って、かなり深い酸味を感じる。味の広がりはなく、亜熱帯ジャングルの密集地帯のような味わい。
弾けるような果実感と印象的で記憶に残る複雑さは、南幸をそのままコーヒーにしたようだ。
金沢区(KANAZAWA442)
続いて金沢区
香りの印象は、単純な苦味じゃない奥行きを感じて、どこか歴史を感じる香り。深いんだけど爽やかさも感じる不思議な感じ。
「うまぁ~、私これ好き!」
酸味が広がった後に苦味が広がり、コーヒーの苦味というより香ばしさが際立つ煎った苦味を感じられる。後味はさっぱりしているが、地に足がついて雄大な味は、海に面した歴史ある金沢区そのもののようだ。
南区(MINAMI55)
続いて南区
香りの印象は、他のものを飲み込んでしまうほどの複雑さと力強さを感じる。黄金町あたりのディープな印象が香りから感じられた。
「これは私好みの味!」
酸味がほぼなく、後味スッキリのキレのある苦味がある。万人受けする味というか、まろやかな甘みも感じる。アイスコーヒーにしてゴクゴクと飲みたい味わいだ。
横浜市で一番人口密度の高い南区の勢いの良さが表現されているように感じた。
最後に全部ミックスして飲んでみたら・・・
これぞブレンドコーヒーって感じの味。遠くから全体を見ているようで、「中から見た横浜」ではなさそう。それぞれの個性が引き立っているからこそ、ヨコハマブレンドは横浜を感じられるようだ。
コーヒーに詳しくはないが、飲み比べてみてコーヒーの奥深さに感動した。
目に見えて粉の色が違っていたり、香りと味の印象が違ったり、何より街の印象をこれだけ味に反映できることに驚いた。
横浜18区がそろう日が待ち遠しい。
取材を終えて
長谷川さんとのお話で印象に残ったのは、「今のヨコハマブレンドは今の横浜の街です。時を重ねて街は変わるので、今後は配合が変わることも考えられます。完成形がないので、これからも変わり行く横浜とともに、ヨコハマブレンドも末永く皆さんに愛していただきたいです」という言葉。
温度の変化が一緒に過ごす時間
コーヒーが好きな方も、コーヒーにこだわりがない方も、きっと「中から見た横浜」を感じられるはず。
まだ商品化していない街の印象をお店の方に伝えたら、あなたの意見が「ヨコハマブレンド」に反映されるかも?
ー終わりー
取材協力
COFFEE STYLE UCC
営業時間/午前10時~午後10時
電話/045-534-5613
だんなさん
2018年07月25日 09時30分
なんで西区だけ南幸って狭いエリアで分けたんだろう・・・
ホトリコさん
2018年07月23日 12時28分
実は絶対紹介したくない店は喫茶店でそこのコーヒーがお気に入り。どちらが後に完成するであろう「保土ヶ谷」にふさわしいコーヒーか、個人的に飲み比べてみます。
はんぐん丸さん
2018年07月22日 13時38分
私が好きな街、親近感のある街=好みのコーヒーの味。楽しみが増えました。