横浜駅近くの個性的な店舗と住居が混在する「アネックス横浜ビル」に突撃!
ココがキニナル!
「アネックス横浜」というマンションが気になります。古着屋とか雑多なお店が入り4階以上は住居スペースですが店舗もあるようです。ガールズバーなどのお店もあります(maniaさん/コウコウさん/kash2)
はまれぽ調査結果!
アネックス横浜には35年以上に渡り、世相を反映した個性的なテナントが多数入居。その理由は「オーナーの度量の広さ」だった!
ライター:関 和幸
テナントエリアは飲食店や古着、ヘルスも入店
テナントエリアにはエレベーターが無いため、まず最上階である3階まで階段で行くしかない。
1階の入り口付近にある、テナントエリアの案内看板
これがテナントエリア3階の様子
廊下を進むと、営業中の2店舗を発見!
上写真の手前のお店は、「アジアン・マート」。ネパールから来日し、日本在住10年になるデュワディ・サンジョグさんのお店だ。
青いチェックのシャツを着ているのが、ジョワディさん。日本語がペラペラ!
こちらのお店ではインド・ネパールの調味料や食料品、雑貨類を販売している。主な客層は留学生、日本に駐在する外国人家族、カレー店のシェフなどで、日本人客の割合は5%以下とのこと。
店内にはエスニックな香りが漂う
日本ではあまり手に入らないという、さまざまな商品が並べられている
ジョワディさんによれば、このお店をオープンしたのは約5年前。彼がまだ留学生だったころネパールの食材を手にいれるのに大変苦労したことが、お店を開いたきっかけだそうだ。また、横浜駅西口は家賃が高く、大きいテナントが多かった。「アネックス横浜のようにこぢんまりと始められる場所を探すのは大変だったよ・・・」とのこと。このビルにはユニークなお店が注目する魅力がたくさんあるようだ。
こちらは同店の人気商品、ヤギの肉。骨つき、皮付きなので、とても美味しいそう
「アジアン・マーケット」に続いて訪れたのが、アメカジの古着を中心に扱う「TARANTURA(タランチュラ)」。同店のオーナー山崎彰(やまざき・あきら)さんによると、お店をオープンしたのは10年ほど前とのこと。古着が流行していた当時はこのビル内に15軒以上の古着店があったそうだ。
スケートボードに書かれた店名
コンパクトな店内にぎっしりと服が並べられている
ちなみに山崎さんの先輩も、このビル内で古着屋をやっており、タランチュラは知り合いが経営していたテナントを引き継いで始めたとのこと。「古着の質と値段がピカイチ」と評価され、現在はビル内に4店舗しかない古着店として生き残っている。
かつては「横浜ビブレ」と「アネックス横浜」が横浜における「古着屋の聖地」だったそう
さらに3階でお邪魔したのが、2015(平成27)年にオープンした「スナックBar 楽々」。客層は、40代ぐらいの会社員が多いという。
こちらがお店の目印。夜になると光り出す
同店で働き始めて1年のタナカさんは、「常連さんが多く、会社の友達などを連れてきてくれる人が多いです」とのこと。常連同士で友達になることもあり、「カラオケ勝負で盛り上がることもあります」と話してくれたが、残念ながらこの店のオーナーが不在だったため、この場所に出店した理由などは分からなかった。
スタッフのタナカさん
店内は落ち着いた大人の雰囲気だった
3階には、老舗の古着店「Lucky」があったものの、こちらは定休日。ほかに税理士事務所やBarなどがあった。