検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 36年ぶりに完全復活「横浜銀蝿 40th」。オリジナルメンバーで再結成!
  • 神奈川県内の横浜家系ラーメン店がどこにあるか地図からすぐわかる!横浜の観光情報「よこはまっぷ」
  • イベント開催、店舗オープン、新商品発売などリリース情報を配信したい方へ
  • はまれぽ.comにあなたのお店・会社を無料で掲載しませんか?

大黒ふ頭客船ターミナルオープン!初利用はクイーン・エリザベス号!

大黒ふ頭客船ターミナルオープン!初利用はクイーン・エリザベス号!

ココがキニナル!

4月19日に横浜大黒ふ頭に新客船ターミナルが開業。正式完成形の新ターミナルを隅から隅まで調査紹介願います。大さん橋との違い・役割分担などにも大いに興味アリ!(よこはまいちばんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

初めて利用客を迎え入れた大黒ふ頭旅客ターミナル。ただし今後改善の余地もありそうな気がする。グランドオープン式典にはクイーン・エリザベス船長、駐日英国大使、横浜市長などそうそうたるメンバーがテープカット

  • LINE
  • はてな

ライター:はまれぽ編集部

クイーン・エリザベス号3年ぶりの寄港に合わせたターミナル完成式典
 
4月19日の大黒ふ頭旅客ターミナルのグランドオープン日は、華々しい記念式典が行われた。こんな言い方したら怒られるかもしれないが、大黒ふ頭旅客ターミナルオープン式典だけだと、神奈川県の嬉しいニュースではあるけれど・・・そのう、全国的なニュースにならないかもしれない(コラ!)。
しかし、今日この日、3年ぶりに日本へ寄港し、横浜発着の日本1周クルーズを2回も行うという、初めてのGW10連休で慌て舞い上がる日本人のためのお仕事でやってきた、あの方・・・クイーン・エリザベス号様の寄港にターミナルのグランドオープンに合わせるとはなんとも心憎いし、賢い!
その名も「客船クイーン・エリザベス歓迎、大黒ふ頭客船ターミナル完成式典」だ!
 


ここから先は外国!?

 
式典場所は国内側にあたる待合棟ではなく、CIQ棟(税関・ 出入国管理・検疫を行う棟)で行われるため、通常は出入国検査を行った先。はまれぽ編集部・おばはん吉田はパスポート(ちなみにこの日の取材は免許証など、身分証明になる写真付の物なら良い)持参。
この先、皆さんが超大型客船のクルーズに出かける際もここで検査を受ける。
そう、空港で行われる、おなじみのアレだ。
 
ふふっ、クイーン・エリザベス号の乗客の皆さんと同じルートをたどり「これでワタシもあの方々と同じレベルの旅人・・・」などと妄想していたところ、お約束だが何の金属も持っていないのに「ブーッ」と鳴り、全身探られ、またしても怪しさMAX度を露呈してしまった。所詮お前はあの方たちと同じクルーズ客ではないと言われた気分だ。
 


毎朝見ているキー局の某番組が!クイーン・エリザベス号様のお陰で全国的なニュースに

 


さすがクイーン・エリザベス号!横浜消防音楽隊まで登場!

 
 
 

横浜とイギリスの深い絆にホロリ
 

まずは式典に先駆けて林文子(はやし・ふみこ)横浜市長からの挨拶。
 


林市長の装いもクイーン・エリザベスに合わせたのだろうか?エレガントだ

 
横浜港開港160周のこの年にグランドオープンした大黒ふ頭客船ターミナルに「クイーン・エリザベス号」を迎えられた喜びと、 いかに横浜市民の皆さんがクイーン・エリザベス号を愛しているかについて話してくれた。
1975年の初入港では、4日間で約52万人もの人がクイーン・エリザベス号を一目みようと横浜港に駆け付けた・・・横浜市民の中にはその当時のことを忘れられない人も多く、今も伝説に感じている人も多いのだとか。
ああ、こんなにも愛される船が他にあるだろうか・・・なんだかホロリ。ちなみにこのことについては筆者にもほろ苦い思い出があり、後ほど他の記事で触れたいと思う。

 
また、林市長はこのターミナルに発着する、想像を超える巨大豪華客船を見学できるスカイウォークを9年ぶりに復活させたり、新港ふ頭などの整備を通し
「子どもたちが船を通して世界文化を学ぶ機会を増やしたい」
と、展望を語った。考えてみればここまで巨大な客船がやってくる場所に育つなんて、とても幸せな事かもしてない。幼い頃から世界を意識し、将来国際人に育っていく環境になるだろう。

そしてさすが「クイーン・エリザベス号」!ポール・マデン在日英国大使も奥様とともに式典に参加。ここでも「へえ、そうだったのか」という横浜とイギリスの深い絆を感じさせるスピーチが・・・

 


英語スピーチと同時日本語通訳を一人で行うポール・マデン在日英国大使

 
日本のラグビーはイギリスの船乗りが横浜の人々に伝えた事が始まり。つまり横浜は日本ラグビー発祥の地。そんな歴史からワールドカップの際には日本代表を応援してくれるそうだが
「対イギリス戦はオテヤワラカニ」
と、ブリティッシュジョークも加えつつ、イギリス船が横浜港に初めて入港した1922年から続く関係を「英日の友好関係は横浜によって築かれてきた」と嬉しいことを言ってくれる・・・好きな洋楽はすべてUKだった筆者、こちらもほろり。
 
そして、そして!クイーン・エリザベス号のサイモン・ラブ船長は
「1989年の横浜港開港130年の際に、クイーン・エリザベスは3カ月間にわたって横浜港に停泊し、横浜の人たちのおもてなしの心にとても感動しました。」
と言う。
クイーン・エリザベス号って・・・横浜港で何かがあると、絶対に来てくれる存在な訳!?
クイーン・エリザベス号にゆがんでいるまでの愛情を持つ筆者、不覚にも遂にここで涙が頬を伝う。
 


クイーン・エリザベス号のサイモン・ラブ船長。一目見れて幸せ・・・

 
「今日のクルーの中にも当時から乗船している者がいて、あの3か月の思い出をとても大切にしています。また横浜港に戻ってこられたことは私たちの大きな誇り」
そんな秘話も披露してくれたラブ船長。今もなお、横浜港130周年当時の思い出を胸に、横浜港に戻ってきたクルーがいる・・・なんて素敵なことなんだろう。
 


林市長とラブ船長

 
伝説と伝統の船「クイーン・エリザベス号」の式典で、図らずもイギリスという国を好きになってしまう時間を過ごせた。イギリスと横浜よ!永遠なれ!

明日の記事では、今頃秋田県に停泊中の「クイーン・エリザベス号」様の内部に潜入!この時点で既にテンションがおかしくなっている筆者が、更に興奮して壊れないか、船上からつまみ出されないか、見届けていただきたい。
 
 
 
取材を終えて
 
できたてほやほやの美しい「大黒ふ頭旅客ターミナル」だが、一つ気になったことがあった。
既にある大桟橋や2019年秋にオープンする新港ふ頭客船ターミナルは、観光・交通至便ということ加え、飲食店やショップが入った施設を併設し、地元神奈川の人たちのデートスポットや、国内の観光客も「海と船が眺められるおしゃれなスポット」としてが行きやすい。何より時間に余裕をもって旅客ターミナルにやってくる乗船客も多いから、乗船前、最後のお土産を買う、乗船前にお茶や食事なんて人は多いだろう。
しかし大黒ふ頭旅客ターミナルには、自動販売機はあれど、軽くお茶する場所すらない。
出国審査待ちの間、シンプルなパイプ椅子に座って時間を持て余している乗船客も見て取れた。
 
今後、このあたりは改善されるのだろうか?

豪華客船に乗る前に思えないギャップある光景だったので、せめて飲食店やゆったりできるソファーがあればいいなあ、と思った次第。
これからの大黒ふ頭旅客ターミナルに期待したい。
 
 
ー終わり―
 

この記事どうだった?

  • LINE
  • はてな
コメントする
  • 横浜港は国から国際クルーズ拠点に選定され、伝統の大桟橋国際船客ターミナル、新港の新ターミナル、そして大黒埠頭に超大型クルーズ船用のターミナルができました。さらに山下埠頭もクルーズターミナルとして機能できます。いま大桟橋は郵船クルーズの飛鳥Ⅱが母港とし、新港の新ターミナルはカーニバル社のダイアモンドプリンセスが母港化して優先利用することを想定していると思います。この記事の大黒埠頭の新ターミナルはP3・P4岸壁を暫定利用するものですが、これで超大型クルーズ船2隻の同時接岸ができるので、横浜港の大きな前進だと思います。今後は早期に本牧埠頭A突堤に予定される恒久ターミナル建設を早期に実現させることでしょう。横浜港は今後世界トップクラスの機能をもつので、クルーズ拠点として客船誘致、横浜発着クルーズプラン強化、クルーズ会社の立地誘致に向けた成果をますます出していくことが必要だと思います。

  • 以前、大黒ふ頭で貨物船のロシア人船員にお金両替を頼まれたことがある。なんでもあそこにはそういった設備がないみたい。手持ちあったから両替してあげたけど富裕層に媚び売るよりも日々の仕事で来日する船員さんにもサービスを!

  • 文末の記者コメントにもありますが自分も想像通り客船ターミナルと言うよりも倉庫って感じで非常に残念。確かに客船着岸は毎日ではなく仕方ないものの、メインである筈の大さん橋国際客船ターミナルでさえも税関検査各機器も常設ではなく必要時にポータブル機器を仮囲いで設置し周囲にパイプ椅子の様子であくまでも仮設・臨時のイメージ。国内外の豪華客船や一部は富裕層も含まれる中で、羽田・成田空港ターミナルのように常設の一定レベル以上の設備が望まれるべきだと。競合の東京港の客船ターミナルがどんなレベルなのか知り得ないが、余り簡素・質素だと利用者のイメージにも影響しそうで心配です。豊洲あたりに大さん橋を上回る新ターミナルを企んで建設していますよね? 空の玄関は東京ですが、海の限界は東京に奪われては堪らない!横浜であるべき。大黒と新港はサブターミナルですが、大さん橋こそ常設でレベルを保つターミナルを目指すべきだと。

おすすめ記事

急げ!横浜市民限定船内見学会!クイーン・エリザベス号

横浜駅から20分の場所で非日常を満喫。家族旅行やみなとみらいの観光にオススメな、横浜唯一の料理旅館

  • PR

3年ぶりにクイーン・エリザベス号の船内に潜入!

元いじめられっ子の元プロ格闘家による熱血指導! どんな子でも楽しく稽古に通い続けられる空手道場

  • PR

港町横浜とはひと味違う雰囲気を味わえる街、はま旅Vol.113「西横浜」編

人間力を重視し将来に役立つ力を育てる年中~小学生のサッカースクール。仲間と楽しみながら基礎技術向上!

  • PR

横浜でバラを楽しめるオススメスポットは?

本当のセキュリティとは!? 1級錠施工技師がいる「カギの横浜ロックサービス」

  • PR

こんな記事も読まれてます

江戸時代の横浜に殿様や旗本はいたのか?

【もうすぐバレンタイン!】お酒好きのあの人に贈りたい、至福のラムボール

静けさが心地よい旅。はま旅Vol.12「弥生台編」

アートの力と人の絆で再生する街。はま旅Vol.77 「黄金町編」

【プレイバック】はまれぽライブラリー(2014年6月10日~6月16日)

みなとみらいで開催された「みなとみらいスマートフェスティバル2019」の当日の様子は?

老舗百貨店「松屋」は横浜発祥って本当?(中編)

港町横浜とはひと味違う雰囲気を味わえる街、はま旅Vol.113「西横浜」編

新着記事