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ハマスタで初開催! 横浜DeNAベイスターズ、CS初戦の様子をレポート!

ハマスタで初開催! 横浜DeNAベイスターズ、CS初戦の様子をレポート!

ココがキニナル!

レギュラーシーズン2位で通過し、クライマックスシリーズに進出。初の本拠地開催となる第1戦目の雰囲気は?現地の様子がキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

ハマスタで初開催、さらに負けられない戦いのクライマックスシリーズは、勝利への期待に、会場の雰囲気はレギュラーシーズンでは見られないような盛り上がりに。

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ライター:田中 大輔

ファンも盛り上がるが、あの人も!?



始まる決戦を前に、ファンも期待に胸をふくらませている。
県内からスタジアムに足を運んだ古内夫妻は、40年以上のファン歴を誇るベテランファンだ。

 

今年は10試合ほどハマスタに通ったというお二人
 

もちろん目指すは日本一だが、まずはこの日の試合を「いっぱい打ってスッキリ勝ちたい。明日につながるような試合をしてほしい」とコメント。
以前に比べ、チケットが取りにくくなっているとこぼす奥様だが、「でも、スタンドは昔以上に盛り上がっていて、楽しいです!」とのこと。

こちらの田尻さんは、なんと愛知県からの参戦。甥っ子とともに新幹線に乗って来浜したそうで、この日のうちに帰るという強行軍だそうだ。

 

はるばる愛知から弾丸ツアー!
 

愛知県民ということで、もともとは中日を応援していたそうだが、マシンガン打線に魅せられベイスターズファンに。終盤で離脱のあった筒香選手の復活の一撃に期待しながらも、「(阪神は)分が悪い相手だから、とにかく勝つこと。内容よりも結果」と割り切った様子。
野球をやっているという甥っ子くんは「筒香や今永が好きだけど、今日のキーマンはロペス」と話してくれた。

また、DeNA体制初年度となった2012(平成24)年に発売された「~感謝、そして夢~新・熱いぜ!チケット」が奇跡の復活を果たした。このチケットは、内野指定席のペアチケットにプラス1000円することで、16年シーズンまでにハマスタでCSが行われた場合に内野指定席の観戦券がプレゼントされるというもの。

 

当時はいろいろな企画チケットが売り出されていた(画像提供:横浜DeNAベイスターズ)
 

残念ながら、期限内にハマスタ開催のCSは行われなかったのだが、球団は期限外となった今年に権利を復活させ、当時からのファンをハマスタに招待した。

そんなファンの前に姿を見せたのは・・・

 

お久しぶりの登場です。初代DeNAベイスターズ監督
 

チケット発売当時の監督、中畑清(なかはた・きよし)さん。
当時からのファンを前に「よく来たよ、あんたら」と相変わらずの清節。「最後までいい思いができるチームになってくれたのは、オレもうれしい」とチームの成長をよろこび、「盛り上げて、頑張っていきましょう!」と気合を注入した。

 

ちょっとした合間に自分から雑談を始める清さん。楽しそう
 

CSについては、「短期決戦はシーズンの成績はまったく参考にならない」と話し、「勝ちたい気持ちが強い方が勝つんだ」と中畑さんらしい解説を披露してくれた

 

ファンには中畑さんから直接、チケットが手渡された
 



いざ、ハマスタ



いよいよ14時が近づき、グラウンドは臨戦態勢へ。

 

もちろん満員。天気は良好。文句なしのコンディション
 

dianaのダンスパフォーマンスで勢いをつけた後は、スタメン発表。

 

まずは景気づけにdianaの切れのあるパフォーマンス
 

写真では伝わらないのだけど、スタンドの声は相当の大ボリューム。ビックリするほどに声が出ていて、いかにファンたちが勝利を熱望しているかがうかがえる。

 

 

スタンドのファンは、お世辞抜きでとんでもない声が出ていた
 

そして、ダグアウトから選手が登場すると、そのボルテージはマックスに。

 

筒香選手が向かうレフトにもDeNAベイスターズのファンが待っている
 

いよいよ始まる決戦に、スタンドの熱も最高潮に
 

レギュラーシーズンとはまったく違う、かと言って重苦しいわけではない、DeNAベイスターズらしい雰囲気がスタジアムを満たしていた。

そんな中、行われたのが始球式だ。
今回、マウンドに上がったのは球団創設年の開幕投手だった今西錬太郎(いまにし・れんたろう)さん。

 

現役時代の今西さんの写真。これがなにしろ70年前のお姿
 

思い出してほしいのは、今年は球団創設70周年ということ。つまり今西さんが現役だったのは70年前。ということで、現在の年齢は実に95歳。

 

ワンバウンド投球を披露した今西さん。並大抵のおじいさんではない
 

当時のユニフォームに身をまとったかつてのエースは、およそ95歳とは思えない躍動感のあるフォームで投げ込み、ボールは見事にワンバウンドでキャッチャーの元へ。
大歓声を浴びた今西さんは両手を挙げて応え、投球を受けた伊藤光(いとう・ひかる)選手に声をかけてフィールドを後にした。

試合前のセレモニーはすべてつつがなく終わり、満員に膨れ上がったスタジアムはプレーボールの声を待つばかりとなった。いよいよ決戦がスタートしていくのだ。

試合の結果はご存知の通り、3番に入った筒香選手を中心に打線が爆発し7得点。投手陣は、先発・石田投手、2番手・今永投手が6回を1失点でまとめるいいリレーを見せたが、リリーフ陣が誤算だった。7回8回に打ち込まれ、大量リードをひっくり返される厳しい展開に。

 

これがちょっとだけ厳しくなった。でも、まだ大丈夫
 

結局、最大6点あったリードを守り切ることができずに、いやな敗戦。
いろいろ言いたいことはあるだろうが、終わったことは変えようがないこと。今日(6日)の試合を何が何でも勝って、次につなげなければならない。



取材を終えて



勝たなければいけない試合を落としてしまったDeNAベイスターズ。この記事も、予定より短めになってしまった。
第2戦に向けて、いかに切り替えられるか。選手もファンも崖っぷち。愚痴っているヒマもない。ただただ勝つしかないのだ。

 

 

まだ終わるには早いだろう。
しっかり仕切り直して、もう一度トラ退治と行こうじゃないか。
第2戦は6日14時、プレーボールだ。


ー終わりー
 
 

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