横浜に微生物のぬいぐるみを作っている企業があるらしい【ジャイアントマイクロブス】
ココがキニナル!
太洋産業貿易は臓器や微生物のぬいぐるみ「ジャイアントマイクロブス」を全国で販売しているそうです。なぜ臓器や微生物なのかという素朴な疑問があります(ねこぼくさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
ゆるキャラのような見た目で女性を中心に人気のジャイアントマイクロブス。アメリカの会社が製作していたものを輸入し販売していた。人気商品は心臓や脳、子宮など。
ライター:はまれぽ編集部
女性に人気の「ジャイアントマイクロブス」
さて、本題の「太洋産業貿易」が販売をしている「ジャイアントマイクロブス」。いったいどういうものなのか、坂下さんにお話を伺った。
「ジャイアントマイクロブスは名前の通り、巨大な(ジャイアント)微生物(マイクロブス)ということで、実際の微生物や細胞、臓器などを大きく拡大したぬいぐるみ商品です。アメリカの『Giant microbes inc(株式会社ジャイアントマイクロブス)』という会社が発売している人気シリーズで、輸入前から国内でも知っている方やファンがいました」と教えてくれた。
アメリカ生まれの「ジャイアントマイクロブス」
2019年2月に社長がアメリカの展示会で「ジャイアントマイクロブス」を見かけ、一目惚れしたことが輸入するきっかけとなった。その後すぐにアメリカの会社に話を持ちかけ、同年の8月に国内で発売。初めはなかなか注文がこなく、現在、広く「ジャイアントマイクロブス」を取り扱っている東急ハンズでは、販売当初は13店舗しか置いてくれなかったそうだ。
心臓のマスコット(ツイッターより)
その後、同年の11月ごろにSNSでバズったことがきっかけで人気に火が付き、今では入手困難な商品もあるという。
「太洋産業貿易」が扱う「ジャイアントマイクロブス」は、キーホルダーになっているマスコットが全48種類、ぬいぐるみは全10種類。マスコットはアメリカで販売されているもの全てを輸入しているそうだが、ぬいぐるみは坂下さんが把握できないくらいの種類があり、中には「骨折した骨」というような、かなりマニアックなものもあったそうだ。「太洋産業貿易」で扱うぬいぐるみは今後、種類を増やす予定があるとも教えてくれた。
細胞や臓器のマスコットとぬいぐるみ(クリックして拡大)
微生物やウイルスのマスコットとぬいぐるみ(クリックして拡大)
売れ筋商品は「心臓」「脳」「子宮」など比較的、誰もが知っているような臓器だという。アメリカのティーンの間で人気の「STDs(性感染症)」に関するウイルスなどは、あまり日本国内では人気でないそう。国民性の違いからなのか、アメリカと日本では人気商品が異なるようだ。ちなみに、坂下さんのおすすめは「ニューロン」だそう。
集中力などの精神を作り出すことで受験生におすすめの「ニューロン」(神経細胞)
付いている丸いタグは英語、四角のタグは日本語表記になっている。四角のタグは英語を翻訳して作成したタグになっており、1つ1つの「ジャイアントマイクロブス」の説明がしっかりと記されていた。
発売すると女性を中心に人気が爆発。2019(令和元)年9月に東京ビッグサイトで開催された「東京インターナショナル・ギフト・ショー」で、この「ジャイアントマイクロブス」を出展したところ、はじめは「なんだこれ」というリアクションしか得られなかったそうだが、このクリクリの目やカラフルさからなのか、女性を中心に「カワイイ!」という声が得られたという。
たしかにカワイく見えてきた「赤血球」
こちらに何かを訴えかけるような大きな目「肝臓」
「ジャイアントマイクロブス」はお子さんとコミュニケーションをとるきっかけにするグッズとしてもおすすめだと言う坂下さん。はまれぽ読者のみなさん、お気に入りの「ジャイアントマイクロブス」を見つけてみてはいかがだろうか。
取材を終えて
赤ちゃんを授かりたいという方や怪我や病気をしている方が、それらに関連するマスコットを持って、お守り代わりにするということもある「ジャイアントマイクロブス」。
欲しくなってしまう魅力は、そのクリクリした目ではないかと思う。目が合うと最後。親近感が湧いて惹かれてしまう。
「僕を買って~」と訴えている声が聞こえる「ペニシリン」(世界初の抗生物質)
ー終わりー
取材協力
太洋産業貿易
住所/横浜市港南区日野1-7-8(本社)
電話/045-846-6500(商事部)
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