1月14日にパシフィコで催された脱原発世界会議の様子は?
ココがキニナル!
今月14日(土)に開催される「脱原発世界会議」のことについて、気になります。横浜市民&神奈川県民の多くの方々の参加を望みます。(jiyuezhnjiさん,まこPさん,秋沙さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
脱原発世界会議は、世界各国から人が集まり、原発なき世界のあり方を探る巨大イベントだった!
ライター:松崎 辰彦
知らぬ者同士が論議する
一つの部屋では、多くの人が集まって話し合っている。
『福島の部屋』と名付けられたその部屋では、皆が集まって、さまざまな討議をしている。
ここではその場に居合わせた人間が知らないもの同士でグループを作り、自由に話し合っていた。
最初こそ初対面でぎこちないが、同じ問題意識を持つもの同士、徐々に言葉も出てきて論議も深まっていく。
若い参加者も多い
話を引っ張っていくのは、やはり福島からきて地元の事情を説明している人のようである。
農作物に関する話、情報に関する戸惑い、そうした言葉が耳に響いた。
率直に意見を交換する
皆、他人ごととは思っていない。同じ日本に住み、現代文明を基盤にしている連帯感が、人々の意識を支えているようである。
脱原発のような運動は、文明と向き合う一人ひとりの意識こそが、もっとも大切なのであろう。
多士済々のブース
今回はさまざまなブースも眼を引いた。
オランダからきた男性が、自国の原発事情を話す。
「オランダでは原子力発電所が一基が稼働しています。もう一基作ろうという案がありますが、現在議論の最中です」
オランダからきた男性
さらにオーストラリアからきた女性医師は、放射線の危険性を強調し、日本の為政者に警告を促した。
オーストラリアの女性医師。放射線の危険性を指摘した
原発に頼らない文明を ──私たちの進むべき道とは──
今日の最大の目玉は、加藤登紀子・SUGIZO・手塚眞・中沢新一・ピーターバラカン・マエキタミヤコの各氏を集めて行われた最後のトークライブであろう。
ここでは強烈な個性を持つ各人が、それぞれの視点から原発の危険性と、原発に頼らない生活のビジョンを指し示し、聴衆の共感を買った。
手塚眞氏によると、父親の漫画家手塚治虫氏も、原発には反対だったとのこと。「親子2代で反原発です」と微笑んだ。
中沢氏も、原発に反対する運動を推進するとのこと。彼ら著名人も、やはり原子力発電というものに大きな危機感をもっていることがわかった。
著名人によるトークライブは、重厚な味わいがあった
取材を終えて
5000人の参加者が集まった今日の一大イベント。
世界各国や日本のさまざまな地域からも多くの人々が集まった。
脱原発は、今や大きなうねりとなっている。
15日のイベントの様子も引き続き追ってみたい。
―終わり―
esd567さん
2012年01月19日 21時18分
この集いを機会に人命の安全保障をベースにした安全思想を普及する.このことによって,現段階おける原発エネルギーの制御不能の実態を理解し,安全性の高い代替エネルギーの開発に力点を置いた考え方を普及し,この開発による産業と雇用とを誘発させる行動をとって欲しい.同時に資源の節約に努め地球上の自然環境の保全を図る思想の普及をも!!