ヨコハマフットボール映画祭って何?
ココがキニナル!
ヨコハマ・フットボール映画祭ってサッカー映画専門の映画祭が盛り上がっているらしいのですが、どんな感じなんでしょうか(けるぼさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
日本唯一のサッカー関連作品のみを扱った映画祭。昨年は前売り券が全て売り切れるほどの大盛況!今年は日数を増やして開催される。
ライター:ワカバヤシヒロアキ
映画はどうやって選ぶ?!
第1回となった昨年は、1日のみの開催で、上映したのは『クラシコ』をはじめとするサッカー映画4作品。そのせいか、約440枚の前売り券が全て完売してしまったそうだ。
映画通でもある清さんは「自分で映画を見るとき、前売り券なんて買ったことが無いので予想外でした。サッカーファンがたくさん来てくれたので、試合のチケットを前売りで買う習慣があったんでしょうね」と話してくれた。
今年はそれを受け、期間を3日間に増やし多くの需要に応えるとのこと。
会場となるロビー周辺、映画祭になればここが人で溢れるのだろう
作品の選定は、映画評論家である柳下毅一郎氏を審査委員長に招いて行っている。柳下氏と言えば、映画評論家の町山智浩氏と共著で映画関連本を出版するなど著名な方だが、無類のサッカー好きとしても知られている。
そんな柳下氏を中心に、完成度の高いものだけを選んでいるので、サッカーファンでなくても十分見応えのある作品ばかりだという。映画からサッカーを知るきっかけにもなればという清さんの想いがそこに込められている。
オススメの映画は?!
オススメの映画を尋ねると、「厳選しているので、どれもオススメ…」と漏らす清さんに、「映画祭に興味を持った人に、敢えてオススメするとすれば?」ということで、幾つか挙げてもらった。
イランの映画『テヘラン、25時』
1998年日本が初のワールドカップ出場を決めた試合。日本に敗戦したイラン代表は、わずかな望みを懸けてその後オーストラリア代表と対戦している。そんな歓喜に沸く日本代表の裏で進行していた、イラン代表の苦闘を描いた『テヘラン、25時』。我々日本人の知らないドキュメントということでオススメだ。
同じくイラン映画『オフサイドガールズ』
そしてイランの作品からもう一つ。ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した名作サッカー映画『オフサイド・ガールズ』も清さんはオススメする。イスラム系の法律により、スタジアムに入れない女性たちを描いた名作。清さんいわく、「イランは映画のクオリティが高いんです」とのこと。
他の作品も良作だが、敢えてオススメするならこの2本だそうだ。
作品については、なるべく大陸を横断するようにピックアップしているとのこと。今回はアフリカの作品が選ばれなかったが、アジアや南米、ヨーロッパなど、各大陸の作品を見る事が出来る。
さいごに
DVD化された映画ばかりではないので、どの作品も今回の映画祭を逃すと見られない可能性が高い。
Jリーグのオフシーズンを狙った2月の開催。サッカーファンはもちろん、いつもと違った映画に触れてみたい方は是非足を運んでもらいたいと思う。
また、以前はまれぽが取材したブリリアショートショートシアターでも、連動企画として「フットボールプログラム」が2月20日(月)~2月26日(日)に期間特別上映される。そちらも併せてご覧頂けると、さらに深いサッカー映画に触れることができるだろう。
―終わり―
ヨコハマ・フットボール映画祭ホームページ http://yfff.jp/
開催期間 2月19日(日)、25日(土)、26日(日)
チケットぴあ、劇場窓口にてチケット発売中! (Pコード1回券559-331・回数券463-429)
シングル券:前売1300円/当日1500円
4回券:前売当日共に4000円
※シニア・学生・障がい者割引(当日のみ)1000円 ※全席自由・消費税込み