関内の駐車場に残る、謎の門構えの真相は?
ココがキニナル!
関内・尾上町の裏路地にある飲食店の入り口のような門構えですが、この門の後ろはただの駐車場です。お店はどこにあるの?何でこんなところに門があるの?(TEYさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
門構えは、かつて存在した料亭のもの。店が目立つようにと、真向かいのビルに入る寿司屋が看板を置いていた!
ライター:ワカバヤシヒロアキ
元々は料亭?!
鮨処旬菜「英(ひで)」は、関内でも人気のお寿司屋さん。平日でも開店早々からお客さんでいっぱいになっていた。
大将の新倉英男さん、店名はご自身の名前から
手際良く料理を作りながらも、カウンターのお客さんと気さくに会話しており好感の持てる大将。
早速、あの門構えの謎について聞いてみると、「あははは、そう、確かに相当不思議ですよね」。
話によれば、今、門構えだけが残る場所には、関内でも有名な「美登里」という料亭があったそうだ。85年ほど続く名店だったが、火事のため2001年に閉店。駐車場に姿を変えることになったが、オーナーが全て壊すのは名残惜しいと門構えだけを残したのだという。
過去の地図には「小料理 美登里」の文字が(1995年・ゼンリン住宅地図)
新倉さんが「英」を開業したのが6年前のこと。
当初、ビル管理が厳しく1階に看板を設置できなかったそうだ。そこでピンときたのが、真向かいに残る料亭「美登里」の門構え。たまたま「美登里」のオーナーと知り合いだった新倉さんは、看板を置かせてもらえないかと掛け合い、承諾を得たのだという。
現在、「英」はビルの前に看板を出している
今はビル側と話をし、小さな看板を設置しているが、目立つということで門構えにある看板はそのままにいしてあるのだそうだ。
英のお味は?
謎が解けたがせっかくなので、3900円の清流を注文。「先付」、「清流の料理」、「鮨5貫」、「香の物」、「お椀」が付いてくるこの店では一番お手頃なコースだ。その料理の一部を紹介しよう。
先付
先付は、江戸前コハダを、花ワサビと新生薑(しんしょうが)で巻いたもの。3種全てが主役になっているような味の取り合わせ、とてもレベルの高い味だった。
アナゴ
5貫あるにぎり鮨は、ヒラメ、アナゴ、ケンサキイカ、ウニ、大トロ。中でも一番美味しかったのは、とろけるようなアナゴだ。口に入れると、あっという間にとろけてしまいその新鮮さが際立っている。
大トロも絶品だった
その他、清流の料理には、太刀魚のけんちん蒸し。香の物には、燻製の人参などが出され、全てが高級な味わいであった。
さいごに
関内にある謎の門構えは、取り壊された料亭の名残だった。そして、看板やメニュー等は真向かいのビルに入る美味しいお寿司屋さんのもの。
はまれぽでは、同様の不思議な建物や看板などを募集している。
不可思議な場所があれば、引き続きご一報いただきたい!
―終わり―
◆鮨処旬菜「英(ひで)」
横浜市中区常盤町3‐22
045-662-3134
17:00~24:00 日曜定休
あかかげさん
2016年10月08日 08時36分
取材・構成能力が低い記事で残念。不思議な門構えの由来が判ったのなら、その「美登里」が存在したころの写真や、それを知る周辺への取材をしてくるなどの重層的な工夫がなくては。これでは、ただのお店の宣伝記事にしかなっていない。
ジャック2さん
2016年02月27日 16時09分
自宅が近所なので通りかかるたび気になっていました。解決です(^v^)
駅馬車さん
2014年01月31日 17時33分
私も以前書いていたブログで取材(^^)に行きましたよ。飛び込みで行ったらカウンターが取れない人気店でした。