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横浜市の特別高度救助部隊「スーパーレンジャー」とは?

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横浜市の特別高度救助部隊「スーパーレンジャー」について知りたい!(はまれぽ編集部さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

スーパーレンジャーは、救助に関する知識や経験を持ち、難易度の高い救助を行う部隊。その救助活動は訓練と救助に対する使命感に支えられていた。

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ライター:吉澤 由美子

スーパーレンジャーの活動

(つづき)

あらゆる災害現場を想定した訓練も日々行われている。今回はハシゴを使った訓練を見せていただけることになった。
 


訓練は、まずお互いの装備を確認することからスタート
 

背中側もしっかり確認する
 

ハシゴを安全に素早く運ぶ
 

声をかけながらあっという間に伸びるハシゴ
 

1人が保持し、もう1人が素早く登っていく
 

ほんの数秒で撤収。お見事!


こうした訓練のほか、強靭な肉体を保つためのトレーニングも欠かせない。これは、個人で行うことが多く、暇があればトレーニングを行っている。

SRはこうした様々な活動を日々行っているのだ。
 


暑い日にもかかわらず、涼しげな顔で敬礼




捜索・救助活動で実感した大事なこと



SR機動第二救助隊の伊藤健太さんは東日本大震災への救助を経験し、家族の大切さや日常の生活がどんなに幸せであるのかを実感された。
 


伊藤さんは市民防災センターの特別消防隊から2008年のSR発足で隊員となった


「宮城県仙台市に赴き、津波で街ひとつが完全になくなってしまった場所を見ました。そこでは生活が根こそぎ破壊されていました」と伊藤さん。

実際に人を助けたこともあったが、遺体収容も多く経験した。二次派遣だったため、生存確率が低く、歩けばそこここに遺体があるような状態だった。そこで心に残ったのは、亡くなった方のご家族からも「探してくれてありがとう」という言葉をかけていただいたこと。
 


白い飾り紐の先にはホイッスルがついていた


被災地では避難されている方とふれあい、人のつながり、絆というものを強く感じた。そして、近所のつながりが密な場所では、どこに誰が取り残されている可能性があるか、情報が素早く伝わってきた。

「誰がどこにいるかわかることで、救える命が増えます」と伊藤さん。続けて「横浜でも大地震はいずれ起こると考えて、避難バッグの準備や、避難経路を確認するなど、1人でも多くの人に備えてもらえたらと思います」



取材を終えて



東日本大震災から今日で1年半。これを機会にちょっとゆるんできた気持ちを引き締めて、防災や災害への備えをもう一度きちんと確認したい。
 


 

どの特殊車両もタイヤの溝まできれいになっていた


過酷な災害現場で人の命を助けるSRは、広い視野で周りを見て、安全管理を確実に行い、任務を遂行する。そのためには、強靭な肉体や冷静な判断力だけでなく、必要なことを着実に積み上げていく救助へのゆるぎない使命感が必要なのだと感じた。


― 終わり―


9月22日にSRの車両展示や訓練展示が行われます!

○2012消防フェア ~親子で体験・実感 安全への備え
日時:9月22日(土・祝) 10:00~15:00(荒天中止)
場所:横浜市民防災センター・沢渡中央公園
内容: レンジャー体験、煙・暗闇体験、エレベーター地震体験、防災クイズラリーといった体験コーナーの他、Dr.ナダレンジャーによる自然災害実験教室、横浜市消防音楽隊のパフォーマンスなどのステージも

横浜市消防局
住所:〒240-0001 横浜市保土ケ谷区川辺町2番地の9
TEL.045-334
-6789(番号案内) FAX.045-331-5221
http://www.city.yokohama.lg.jp/shobo/
 
・防災について知りたい場合は、『横浜市民防災センター』へ
横浜市民防災センターは防災についての体験学習施設。
 安全に地震や火災時の煙、暗闇などを体験でき、防災や救急について学べる施設。
 防火服を着て記念撮影できるお子さん向けのコーナーもあります。
所在地 〒221-0844 横浜市神奈川区沢渡4-7
TEL. 045-312-0119
FAX 045-312-0386
アクセス 横浜駅より徒歩10分
開館時間 午前9:30~午後4
30
休館日 毎週月曜日 年末年始(12月29日~1月3日)
http://www.city.yokohama.lg.jp/shobo/bousai/
 

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  • 近くをだから気にしていなかったが、本部だったのか!!!

  • これ横浜市の広報じゃないの

  • 「SR」とかかれた消防車を見たことがありましたが、この部隊のことだったのですね。日々の活動に感謝です!!

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