帰ってきた、横浜でいちばん急な坂はどこ? 2013・前編
ココがキニナル!
好評を博した「横浜でいちばん急な坂はどこですか」シリーズ。掲載後に寄せられた情報に応えて追加調査を実施!(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
今回は8区11ヶ所を調査し、1位は15°で緑区東本郷1-11「東観寺近くの坂」。1位の座が揺らぐことはなかったが眠れる急坂に出会うことができた。
ライター:永田 ミナミ
戸塚区へ
続いて戸塚区へ移動。脅威の平戸を擁する戸塚区のまだ見ぬ急坂は、平戸が「剛」なら「柔」の趣を持つ、秋の夕日がよく似合う坂だった。
戸塚区下倉田1579・・・12°(21.2%)
坂の上から降りていく。この景色はほんの序章に過ぎない
やがて見えてきたのは・・・
いろは坂級のヘアピンカーブだった
快哉(かいさい)をあげながらカーブを歩いていくと
その先にはさらにワンモアヘアピンカーブ
インコースには数本のブラックライン(タイヤ痕)も。ここは17°を記録
坂の途中の石段を降りると稲荷神社も。記録より記憶に残る趣坂だった
泉区へ
泉区といえば、前回は深刻な急坂不足に悩まされながら何とか1ヶ所15°の坂を見つけだした場所だ。さて今回はどんな坂が待っているのか。
泉区和泉町3453・・・13°(23.1%)
なかなかいい坂が待っていた
坂の上からは坂と相鉄いずみ野線を見降ろすことができる
瀬谷区へ
さて瀬谷区といえば、瀬谷土木事務所では「急坂はほとんどない」と言われながら突然20°の坂が現れ「まさか瀬谷に」と呟いた予測不能地帯だ。その坂は冒頭で紹介したとおりである。さて今回は・・・
瀬谷区阿久和東2-38-2・・・20°(36.4%)*ただし距離が短いので参考記録
通りの奥にひそむ短いが厳しい傾斜
近づいて測定器を置くと示した数字は何と20°。ただし短い
短いがアキレス腱を伸ばすには充分ですね、と編集部・松山
横に階段があるのは急坂のクラシックスタイルと言えそうだ
またもや20°を叩き出した瀬谷区だが、公式記録とするには残念ながら少し短すぎる。手前の通りから全体でひとつの坂ととらえることもできるが、そうすると今度は「20°の坂」と呼ぶには傾斜がゆるい部分の割合が多くなってしまう。ということで参考記録に。
そして旭区で日が暮れる
旭区といえば柏町には16°の急坂を擁し、笹野台周辺にも豊富な急坂が縦横に這う急坂量産区だ。刻々と日没が近づくなか、投稿があった場所へと車を走らせた。
旭区今宿西町364・・・14°(24.9%)
あっという間に日が暮れゆくなか、長さも充分なAランクの急坂に出逢えた
計測器の角度も見えなくなってしまったので携帯電話で照らして計測
ブレーキランプに真っ赤に照らし出される坂の中腹にて。上半分は緩やかになり12°
すぐ近くにも12°の坂を発見。最下部は15°も記録した。さすが量産区
調査を終えて
日が暮れるまで測り続けたが、残念ながら予定していたすべての坂を測りきることはできなかった。ということで調査はまだ終わっていない。 はからずも“聖地”南区、保土ヶ谷区の両区を残すこととなった次回、どんな急坂に出逢えるのだろうか。期待が高まる。
記録が塗り替えられることはなかったもののほとんどが10°以上の急坂、14°以上のAランク坂も次々と現れた2年ぶりの調査。横浜にはまだまだ眠れる急坂があるという予感は強まるばかりだが、今回はここまで。
今回調査した坂
―終わり―
ポスポスさん
2013年12月29日 23時01分
連投失礼します。今日ものすごい坂を発見しました!ただ、行き止まりになっているのではまれぼでは調査の対象外になるのが非常に残念です。緑区の三保町にあるみほ幼稚園を左に入ってまっすぐの住宅地です。長延寺のすぐ隣ですが道は行き止まりのようです。雪が降ったらどうやって降りるの?と心配になる坂でした。
ポスポスさん
2013年12月28日 18時53分
緑区の第六丸正ビル前と慈眼寺前の坂は私が前回コメントしたものなので嬉しいです!!第六丸正ビル前の坂の下から車で上がる時、目の前に広がる空がきれいです(笑)慈眼寺の坂の上には民家が数軒ありますがちょっとした用事で坂を下るのは大変だと思います。
あっくんしょうちゃんさん
2013年12月27日 09時28分
はまれぽさんの調査の中で一番楽しいと思っています。調査に同行したいほどです。今後機会がありましたら、以下をお調べください。①旭区善部町22~25辺り(新幹線に沿って走る広い道路から南希望ヶ丘自治会館方面へは急坂です)。②泉区新橋町1296-6 公園前の坂(柏尾道路から天神の森公園へ行く坂)③旭区今宿町1718辺り(清来寺を頂点として高台地です)。実際に、「天竺坂」も歩きましたが、これらは「いい勝負」と思いました。