黄金町の路地にある入りづらい、元プロボクサーの焼き鳥屋さん「てっちゃん」ってどんなとこ?
ココがキニナル!
黄金町駅近くの線路沿いにボクシング関係のポスターがたくさん貼ってある「てっちゃん」という焼き鳥屋さん。ボクシングファンですが入りづらい。どんなお店?(コウコウさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「梅や」で修行を積んだ店主の焼き鳥と、こだわりの一品料理が美味しいお店。店主が元プロボクサーということもあり、常連客には関係者も多い
ライター:秋山 千花
こだわりたっぷり! 愛情いっぱい!
豊富なメニュー!
「てっちゃん」の焼き鳥は「梅や」から仕入れた鶏肉を使用
もくもくと立ち上がる煙と魅惑の香りに包まれ幸せ気分
「焼き鳥」とは、串に刺した鶏肉を直火で焼いて塩やタレで調味するだけのシンプルな料理である。しかし、一方でシンプル故に非常に奥の深い料理でもあると筆者は思う。
素材の善し悪し、美しさと焼き上がりを考慮した串打ち、炭火の火力、ジューシーかつ香ばしい適度な仕上げ、素材を生かす調味加減・・・。美味しい焼き鳥には、そのすべての行程に繊細な仕事が要求されるのだ。
要するに、筆者は焼き鳥を愛している
「てっちゃん」の焼き鳥は備長炭を使用した炭火焼。
「炭は難しいよ、穴(隙間)を開けちゃうと火が出ちゃうからさ」と焼きの難しさを語る手塚さん。隙間を開けないように注意を払いながら、巧みな手さばきで串をさばいていくその表情はまさに真剣そのもの。往年のお姿を思わせる勝負師の顔。
そして見事に焼き上げられた愛しの焼き鳥(左から、とり皮、ねぎ肉、ピーマン肉。各1本150円)
中でも筆者の最愛は白レバー(1本180円)
お口の中でとろける濃厚な味わいに、筆者のお顔もたるみっぱなし
味の決め手とも言える自家製ダレは「てっちゃん」の歴史の中で育まれた深みのある味わい。
付け焼き用と仕上げ用、2つのタレを使いわけることで、素材にしっかりとタレがなじみ、口の中で見事な調和を醸し出す。
塩味の焼き鳥には、自家製みそがベストマッチ
さっぱりとした塩味の焼鳥の味を引き立てる「てっちゃん」オリジナルみそはほんのり甘め。これ、きっとご飯にのせても美味しいはず。
その調合をぜひ教えてほしいとこだが、手塚さんの回答は「夫婦になったら教えてあげるよ」。奥さんいるのに何言ってるんですか!
そういえば、キニナル「てっちゃんは女好き」の真相。これはぜひ、堂脇(どうわき)さんに聞いておかないと。
手塚さんの悪~い過去を知るボクサー時代のお仲間・堂脇さん(写真左)
手塚さんと同じくボクサーとしての経歴を持つ同脇さんは、長者町に店をかまえるヘアーラウンジ「寿光(じゅこう)」のオーナー。手塚さんとは、同期の仲間として、共通の趣味を持つ友として、また同じ経営者としての立場から話のつきない親しい間柄のよう。
そんな堂脇さんによると、ボクサーとしての手塚さんは「2ラウンドまでだけだったらチャンピオンの動きをする」強者だったそう。
ただ、それ以降のラウンドについては「練習を真面目にやらないからスタミナ切れ」と厳しい評価。花形会長からの忠告については、「花形会長は、嘘はいいません」としっかり肯定。やっぱり・・・女好きでしたか、手塚さん。
今は奥様の悦子さん一筋のようです
とはいえ、そんな風に辛口トークができるのも互いに認め合う旧知の仲だからこそ。
昔はよく会社帰りの手塚さんが堂脇さんの店の片付けを手伝ってくれたりもしたのだとか。
「てっちゃんはものすごいマメで働き者。それですごく友達思い」と友人としての男・手塚修一の魅力も語ってくれる。
マメだからこそ料理にはこだわる。自家製ぬか漬けも絶品です
投稿には「入りづらい」との一文があったが、いやいやどうして。全然そんなことはないというのが筆者の感想。
手塚さんも「そんなこと言わないで気軽に入ってくださいよ」とウェルカム状態。奥様の悦子さんも実は「てっちゃん」のお客さんだったらしく、「女性客ももちろん大歓迎」とのこと。今ではすっかり奥様一筋なので安心してカウンター席で楽しんでほしい。
締めはもちろん今仁てっちゃんオススメの鶏スープ
「サービスで出すよ!」とごちそうになった「てっちゃん」自慢の鶏スープは、一口飲んだだけで顔がほころぶ最高の旨味スープ。にごりのない、澄み切った透明なスープは、手間をかけ時間をかけて丁寧に作られたからこその美しさ。手塚さんの自慢のスープは、もしかしたら手塚さんの人柄そのものなのかもしれない。
調査を終えて
毎度のことながら、取材というより楽しくお食事をしていただけの筆者。
元ボクサーの手塚さんと堂脇さんから「強いボクサーの条件」や「過去の黒い試合」など、ボクシングファンとしてはものすご~く興味深いお話を聞かせてもらい、ホントに心底楽しんでしまった。
ボクシング好きな人はぜひ、焼き鳥好きな人にもぜひお勧めしたい焼き鳥「てっちゃん」。
「てっちゃん」の焼き鳥を食べ、澄み切った鶏スープから、手塚さんの人柄を感じてほしい。
―終わり―
やきとり てっちゃん
住所/横浜市南区白金町1-8
電話/045-242-0187
営業時間/17:30〜24:00
定休日/日曜日
はまっこ8さん
2015年04月24日 13時08分
日本テレビ「俺は男だ!」第39話“弘二さんあなたの赤ちゃんです!” 協力/藤沢商業高等学校、横浜協栄ジムおれは男だ!主題歌「さらば涙と言おう」作詞/阿久悠作曲/鈴木邦彦 唄/森田健作 出演/森田健作・早瀬久美 京唄子 鳳啓助 田坂都 三城康裕 有吉ひとみ 二瓶康一(後に火野正平)沖正夫(後に森川正太) 笠智衆 二瓶康一(後に火野正平)…滝田勲(弘二の中学時代の親友のボクサー。通称“ノロ”)展開 ◆ おなかの子供の父親は弘二だと言い張る清水千加やその家族が青葉高校を訪れ、大騒ぎになる。どうやら本当の父親は、弘二の中学校時代の友人だった滝田勲。そこで弘二は、横浜のボクシングジムに通う滝田を見つけ出し、問いただすが彼は否定する。それでも昔の友人を信じる弘二の前に再び滝田は現われ、千加の出産に際して、彼女の家族に真実を告白するのだった。