横浜市のいじめ対策はどうなっているの?
ココがキニナル!
大津市のいじめ問題、横浜市や横浜市教育委員会はどう考えているのでしょう。同じようなことが横浜で起きたときにどういう対応をするのかとてもキニナル!(濱のホタルさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
2013年に独自で策定した「いじめ防止基本方針」を根幹に未然防止策を実施。児童支援専任教諭制度を活用するなど早期発見・解決を目指している
ライター:藤井 涼子
近年増加しているというネット上のいじめ対策は?
スマートフォンや携帯電話でいじめが起きた場合、大人が把握することが難しい。これらの機器は、学校に持ち込み禁止となっているので、学校外でいじめが起きるということになるため、学校と保護者との連携が非常に大切になるとのこと。
保護者向けにリーフレットを作成し、説明するなどして、連携を取りながら理解を深めていく、という活動をしている。
ただ保護者に配るだけではなく、その際に必ず説明もしているそう
リーフレットには、保護者として知ってほしいこと、子どもを守るためのQ&A、家庭でのルール作りなどが掲載されている。
無料通話アプリ(LINEなど)でいじめが起きた場合、外部からは見えず、どこまで問題となる情報が拡散しているか分からない、という点で対応に苦労することが多いとのこと。この対策については、現在の最重点課題となっているそう。
ツイッターやSNSなど、ネット上での誹謗中傷や画像流出なども事例としてあり、管理者へ削除依頼を行っている。このような場合のマニュアルも既にあるという。
個人が投稿や画像を消すことが難しいという時には、神奈川県警に相談しながら対応しているそうだ。
SNSなどの対策が急務
最後に、大津の事件についての見解を伺った。大津市の事案については、横浜市としても、もちろん大きな問題であると捉えているが、それ以前から多くのいじめ対策を実行してきている。
事件後に問題となった大津市や学校の対応については「横浜市としては考えられない」と思っているそう。
しかしながら、自殺に至るまで周りが気付けなかったという事実は、全国的ないじめ対策に大きな影響を与えたのは間違いない、とのことだった。
法律や条例、方針を作ったうえで、それを実行していくことに力を入れ「いじめを起こさない風土づくり」を行っていくことが横浜市の取り組みの基本となっている。
では、実際の教育現場ではどのような対策をしているのだろうか。市内の公立学校で、ある校長先生がこれまでに経験した体験をもとに聞いた。
明るく元気に、笑顔いっぱい!
取材に応じてくれた校長先生は「我が校にいじめがないとは言わない。些細ないやがらせだったり、けんかに発展する事案もある」と包み隠さず話してくれた。
この学校では毎月1回「生活アンケート」を行っている。学校やクラスは楽しいか、などの項目を4段階で評価し、「楽しくない」という項目にチェックした子どもについては必ず担任が面接の時間を設けるようにしているという。
実際のアンケートをまとめたもの(数字は架空のもの)
組織として対応できるように、アンケート結果は担任だけでなく、全ての教職員で共有する。
校長先生は「いじめを防ぐには、教職員が子どもたち一人ひとりにどれだけ目をかけられるかだと思います。我が校では、きめ細かに子どもの様子を見てくれる教職員の集団を作っています」と胸を張る。
校長先生は「いじめ対策という意味では、自慢できることはしていません」と話すが、「子どもたちを日々見守ることを大切にしています。子どもたちとの関係性、『絆』と言い換えてもいいですが、それを築くことで、明るく元気で笑顔いっぱいの学校生活が送れると思います。それが、いじめに対する一番効果的な方法ではないでしょうか」と話してくれた。
取材を終えて
今回の取材にあたり、いくつもの過去に起きたいじめの事案を調べた。いじめの内容を見ているのが辛くなるものばかりで苦しくなった。「いじめ根絶」までの道のりは簡単ではないのかもしれない。けれど社会全体が、いじめに対して高い意識を持ち、いじめの被害者と加害者以外の立場にいる人が「傍観者」とならないことが、いじめられている子どもを救うことになるのでは、と感じた。
―終わり―
横浜市のいじめ110番
0120-671-388
(24時間365日、相談可能。小中学生対象)
横浜とび猫さん
2015年11月25日 17時47分
とにかく学校(横浜市立)は、問題があると隠ぺいしようとしてきます。「お子様のためにならない」とか「あなた達さえ黙っててくれれば丸く収まる」などと揺さぶりをかけてきます。現行の「いじめ防止基本方針」には、守らなかった場合の罰則が、一部地域を除いて存在しないので、極端な例えですが守る必要が無いのです。(大阪市教育委員会では、罰則が盛り込まれているようです)日本全国の教育委員会で、「いじめ防止基本方針」を作るだけでなく、それに反した時の罰則も早急に盛り込んでいくべきです。このままでは、いつまでたっても「絵に描いた餅」状態です。横浜市・市教育委員会の積極的な対応を望みます。
いってよし夫さん
2015年07月13日 14時17分
生徒と教師が向き合うとかってのはまた別の話。根本解決には教育と対話が必要。そういうのはわかった上で、早急に「防止策」を強化してほしい。根本解決に取り組んでいる間にも、次の犠牲者は出る。具体的には教室と廊下、グラウンドなどに死角なく監視カメラ設置を希望。「防止策」だから「なぜいじめはよくないのか?」を理解させることにはならない。それに、監視カメラはプライバシー問題もある。プライバシーは尊重されるべきだし、監視はいいものじゃない。しかしなにより命が大事。日本ではいじめが刑事罰になる気配もないので、やれることはやってほしいね。この記事を読むのは左寄りや老害が多いから「そう思わない」が多くなるとは思う。それでもいじめで殺されるよりはましってことを訴えたい。死んだらオワリ。隠さなくてもいいプライバシーを過剰に尊重して殺されるのはバカらしい。オーストラリアみたいに、いじめが刑事罰になるといいね。
lin_mamaさん
2015年02月12日 02時47分
私の息子は3年生から学級担任からも苛めを受けていました。横浜市立小学校です。動作がのろい、プリントを提出忘れが多いなど色々言われて、個人面談ではクラスの迷惑と言われ母親として悩みましたが息子と色々努力してきました。クラスのお友達とは仲が良く学校には通っていました。何人かからは苛めのような事もされましたが4年生上がり担任も変わりました。PTAで学校に行ったときに挨拶しましたらその担任に「新学期に初めて学級に行ったとき**君がいるクラスで気が重かった。みんな**君を嫌っているようで自己紹介の時もみんな「うわっ**だ」という感じで引いていましたョ。何とか一年頑張ります」といわれ倒れそうになりました。その後も放課後電話で「支援学級に行った方がいい」「結構嫌われていますし」とか平気で言われて苛めも酷くなり息子は傷つき10月から不登校になりましたが学校からはプリントが届くくらいで何も対応はありません。