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横浜市と山梨県道志村で幻の飛び地合併計画があったって本当?後編

ココがキニナル!

山梨県道志村と横浜市で飛び地合併計画があった?/横浜市が断った理由/「水カフェどうし」って(浅田真央子さん/albireoさん/bausackさん/としお029さん/紀洲の哲ちゃんさん/もまさん他)

はまれぽ調査結果!

道志村のアンテナショップ「水カフェどうし」では新鮮なクレソンが手に入り、「冬の道志村」は漬物・地酒・温泉と楽しみ満載のスポットだった。

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ライター:楪 ゆう子

冬ならではの道志村さんぽ



さらに、秋から冬にかけておすすめの観光ルートを聞いてみた。

「秋口であれば道志川の渓谷美がよく映えますので、下流域にある吊り橋を見に行くコースがいいですね。冬場であれば、神奈川方面からですと、早朝に津久井の方からここまで上がってきて、午前中のうちに『道志川』で川遊び。すぐそばの『道の駅どうし』で軽く昼食やお土産の買い物を楽しんでいただいてから、午後から『野原吊り橋』や『久保吊り橋』で渓谷見学もいいですね」と柏村さん。

「その後、近くの『みなもと体験館』で木工作や餅つき体験をして、川沿いの『道志の湯』か『紅椿の湯』で温泉に入って道志村を出れば一日遊んで日帰りできます」と地元ならではのスポットを教えてくれた。

アドバイスの通り、筆者もそのまま「道の駅どうし」から「久保吊り橋」へGO!
 


国道413号線沿いにある駐車場からすぐの好立地


横浜市の水源であることが明言されている


注意書きの立て看板を読むとちょっとこわい


しかし幸いなことに高所恐怖症ではない筆者


寒さの中でも気軽に風景を楽しめるスポットで


冷気が突き刺さる冬の渓谷美を堪能できた

 
この川の水をコップで汲んで、そのまま飲みたい!
そう思うほど、吊り橋から見降ろす横浜の水源は冷たく澄んでいた。

残念ながら「みなもと体験館」に寄る時間はなかったが、帰る前に道志川の支流である室久保川(むろくぼがわ)の渓流沿いにある村営の「道志の湯」へ。



横浜市民大歓迎の温泉施設・道志の湯


 


狭い山道を不安になりながら上がり、ようやく見えてくる看板にホッ

 
道志の湯」は2004(平成16)年のオープン以来、年間約5万7000人が来場する人気の温泉施設であり、「横浜市民優待サービス」を実施していることから横浜からの来館者は全体の3割にものぼるという。

営業時間は、通常は午前10時から午後9時までだが、時期によって異なるらしく、訪れる際は事前に確認したほうがよさそうだ。。料金は、一般客の大人600円、子ども380円ともともと安いが、横浜市民は大人390円、子ども270円とかなりお得になっている。
 


山中にひっそりとたたずむ温泉施設「道志の湯」


疲れ切ってヘロヘロの状態で入口をくぐると


ローカルな雰囲気のエントランスに出迎えられて和む

 
休憩所では、終日のんびりゆったりくつろげる。宴会も可能な舞台付きの広いお座敷の食堂で軽食を食べることも可能だ。
 


「チャーシュー麺(665円〈税込〉)」


「山菜うどん(570円〈税込〉)」

 
肝心の温泉は、泉質がカルシウムやナトリウムを含む硫酸塩泉。湯に浸かるとお肌がツルツルになり、湯上り後いつまでもポカポカと温かく湯冷めしにくいことも特徴だそうだ。

男女それぞれに内風呂と露天風呂があり、連なる山なみはもちろん仕切りから首を伸ばして見降ろす渓流のロケーションも格別である。
 


大理石の内風呂

 
ちなみに、温度は40度前後で熱すぎず、筆者の子どもたちは大喜びだったが、熱いのが好みの大人には少々物足りないかもしれない。
 


2016(平成28)年4月にリニューアルオープンした露天風呂

 
湯に浸かりながら見上げる蒼い空に旋回する鳥、耳をくすぐる渓流のせせらぎ・・・気持ちが良すぎてうっかり長湯に注意が必要である。
 


湯上りは富士の天然水で作ったご当地ドリンクでスッキリ

 
冬場の短い滞在でも、充実した時間を過ごすことができた道志村への訪問。しかし、1月から2月にかけては雪のためキャンプ場が冬季休業となるところが多く、ファミリーでのアウトドアが目的であれば春先がベストだろう。

また、来る2017年5月14日(日)には「第9回道志村トレイルレース」を開催予定であり、4月14日までの間でエントリーを受け付けている。道志の山々を駆け登り、新緑の原生林を駆け抜け、快晴なら各所で富士山が望めるというこのレースは、毎年1000人弱が参加し、横浜からの参加はそのうち150名ほどいるという。自信のある方はエントリーしてみてはどうだろうか。
 


トレイルレースファンの間でも有名な「道志村トレイルレース」

 


取材を終えて



冷たく澄み渡る道志川の水を見て、近代水道発祥の地は横浜だが、給水が開始された1887(明治20)年から現在に至るまで、私たち市民が毎日安心して水を使うことができるのは、道志村の水と水道局による環境保全といった地道な取り組みがあってこそなのだとあらためて実感した。

また、横浜と道志村が合併問題を機に友好関係に至るまでの経緯を追うことで、これまで知らなかった水源地・道志村の魅力を知ることができた。

これをきっかけに、筆者も道志村を家族で通う「第二のふるさと」にしたい。


―終わりー
 


取材協力





横浜市の水源地 道志情報館 水カフェどうし
住所/横浜市保土ケ谷区宮田町1-4-11

電話番号/045-877-8419

営業時間/10:00~18:00
定休日/水曜日

道の駅どうし

住所/山梨県南都留郡道志村9745

電話番号/0554-52-1811

営業時間/(通常)9:00~18:00、(夏季)9:00~19:00
http://www.michieki-r413.com



道志の湯

住所/山梨県南都留郡道志村7501

電話番号/0554-52-2384

営業時間/冬季営業(平成29年1月2日~2月末)
平日;浴場12:00~19:00(最終受付18:30)
土日祝;浴場10:00〜21:00、食堂;2:00~15:00(土日祝のみ営業)
休館日/毎月第1火曜(祝日の場合は翌日)※2月末までは毎週火曜日
http://www.doshinoyu.jp

※「横浜市民優待サービス」について
横浜市民(在住・在勤・在学)の方は、記事に掲載されたさまざまなサービスを受けることができます。なお、優待サービス利用にあたっては、在住・在勤・在学を証明できるものを提示いただく必要があるほか、宿泊については予約の際に、事前に申出をしていただく必要がありますので、ご不明な点・詳細については各施設にお問い合わせのうえ、ご利用ください。
 

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  • 船舶給水はフランス人技師のアルフレッド・ジェラールさんの事業で、元町か打越の湧水を使っていました。道志の水とは別の事業なのです。「赤道を越えても腐らない」は、船員の側から出た言葉のはず。

  • マイカーがあった頃に良くつり橋に行ったので懐かしかった。

  • 一番気になることは、横浜でなければ神奈川でもない、さてあれだけの面積、山林とは言え可なりの固定資産が発生するはずですが一体どうなっているんでしょうか?払っているならいくらなのか知りたいですねぇ

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