横浜市営地下鉄センター北駅とセンター南駅のホーム番号の謎とは?
ココがキニナル!
センター北駅・南駅は、グリーンラインが1,2番線、ブルーラインが3,4番線ですが、どうして後から開業したグリーンラインのほうが若い番号なんでしょうか?(のぐちゃまさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
もともとはブルーラインのホームが1、2番線だったが、グリーンライン開業時にホーム番号の命名法則に合わせて、番号を振り直した
ライター:はまれぽ編集部
グリーンライン開業時に番号を変更
横浜市営地下鉄センター北駅とセンター南駅。ブルーラインとグリーンラインはこの2駅でのみ接続し、乗り換えが可能になっている。
両駅は1993(平成5)年3月18日にブルーラインが開業し、2008(平成20)年3月30日にグリーンラインが開業した。
センター北駅(左)とセンター南駅の構内図(クリックして拡大。交通局HPより引用)
構内図を見ると、確かに両駅ともグリーンラインのホームに1、2番線が割り当てられており、15年も遅れて開業したホームの方が若い番号というのはちょっと不思議。
ブルーライン関内駅やJR横浜駅のように1番線がない駅もあるので、もしかすると開業当初からブルーラインは3番線と4番線で、グリーンライン開業を見込んで番号を空けておいたのだろうか。
以前はどうだったのか調べてみると、グリーンライン開業に先立ち、2008年3月15日からホーム番号を変えていたことが分かった。それまではブルーラインの1、2番線しかなかったそうだ。
番号変更を告げる横浜市交通局のお知らせ(交通局HPより引用)
横浜市交通局高速鉄道本部営業課にこのホーム番号変更の理由を聞いてみたところ、「グリーンラインの開業に合わせて、海側から番号を振り直しました」という回答をいただき、さらに、「ブルーラインとグリーンラインのホーム番号の法則に合わせたようです」とも説明してくれた。
ホーム番号の法則
横浜市営地下鉄各駅でのホーム番号の振り方は、ブルーラインとグリーンラインでそれぞれ統一されている。
ブルーラインでは湘南台方面が1番線、あざみ野方面が2番線というように湘南台方面から若い番号が振られ、グリーンラインでは同様に中山方面から若い番号を振っている。この法則はどの駅でも共通だ。
ブルーライン横浜駅の構内図。確かに湘南台方面の番号が若い(交通局HPより引用)
グリーンライン日吉本町駅。中山方面が1番線(交通局HPより引用)
センター北、センター南の両駅も、この法則に基づいてもともとはブルーライン湘南台方面が1番線、あざみ野方面が2番線だった。一方、後から建設されたグリーンラインのホームはブルーラインホームの東側、もとの1番線(湘南台方面)に隣接する形になった。
センター南駅からセンター北駅を望む。左がブルーライン、右がグリーンラインの線路
これではもとの1番線であるブルーライン湘南台方面が2番線(あざみ野方面)とグリーンラインに挟まれるようになり、グリーンラインのホームを3、4番線とするとややこしい。
そこで4本の線路の一番端のグリーンライン中山方面を1番線として、改めてホーム番号を振り直したというわけだ。こうすればブルーライン、グリーンラインともにホーム番号の法則に合うし、1番線から順に乗り場が並ぶので乗客にも分かりやすい。
後からできたホーム番号の方が若い二つの駅。一瞬「あれ?」と思ってしまうが、理由は明快だった。
地下鉄の小さな謎が解けた
―終わり―
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よこはまいちばんさん
2018年05月11日 15時20分
市営地下鉄はあざみ野方面横浜以遠は殆ど行かないので気が付かなかったが・・・言われてみれば確かに!
はんぐん丸さん
2018年05月10日 16時53分
江ノ電鎌倉駅も1、2番線がなく、3、4、5番線が存在します。隣の一段高い位置にある、JR横須賀線が1、2番線を使って、江ノ電は続き番なんですね。
ナチュラルマンさん
2018年05月10日 00時10分
菊名駅の東横線ホームに1番線、2番線ありません。JR横浜線のホームに1番線、2番線があるからです。横浜駅は京急のホームに1番線、2番線、JR根岸線ホームに3番線、4番線と続きます。そういえばはまれぽエリア外でしたが、0番線がありした。鉄道の蘊蓄、タモリさんが喜びそうな話題ですね!(笑)