「おせち問題」で世間を騒がせたあの店は今?
ココがキニナル!
グルーポンおせちで話題になったバードカフェって今はどうなってるんですか?(はまろうさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
運営が自粛となっており、再開のメドもわかりません!
ライター:川邉 絢一郎
「バードカフェ」はいま
皆さんもご存じ、年始早々、世間を騒がせたグルーポン・ジャパンのおせち問題。
連日、各メディアに取り上げられ、番組によっては被害者に電話中継さえも行われた。
その問題というのは、グルーポンを通し、横浜の「バードカフェ」が販売した10,500円のおせちに、「見本と違う」「量が少なくスカスカ」「いつまで経っても届かない」などの苦情が寄せられたというもの。中には腐っていたというものもあったという。
そんな「バードカフェ」だが、横浜駅からほど近い場所に存在しているらしい。
では、現状はどうなっているのだろうか?
1月某日、我々取材班は調査すべく現地へ飛んだ。
シャッターには何の告知も提示されていない
入り口はシャッターで閉ざされており、店舗情報が何も掲示されていない。
「バードカフェ横浜」を運営する株式会社外食文化研究所のホームページを見ても、「バードカフェ横浜の運営を自粛する」という告知だけである。
活動を自粛することしか記述されていない
外食文化研究所への電話取材も試みるが、留守番電話の音声が空しく響き渡るだけ。
FAXに至っては、すでに番号が変わっている。
連日、マスコミからの問い合わせがあったにしても、これは企業の対応としてはいかがなものだろうか?
系列店に情報を求める
出鼻からくじかれてしまい途方に暮れるが、ここで諦めては「はまれぽ」ではない!ということで、インターネットで色々調べてみると、横浜駅付近に外食文化研究所が運営する飲食店が3店舗あり、通常営業しているようだ。
それなら「バードカフェ」の今後について、現地で直接聞いてみよう!ということで、早速「うる虎」横浜本店へ行ってみると…
全国で大々的に報道された事件の後だけに、系列店も客足が鈍っているのでは?との予想を覆し、なんと予約待ちの大繁盛となっているではないか!
予約待ちという大繁盛っぷりだが・・・
まず、店から出てきたお客さん達に話を聞いてみるが、「バードカフェ関連の店とは知らずに来ました。でも、店員さんの対応もよく、料理も美味しかったですよ」とのこと。
続いて女性店員に「おせち問題の後、客足に変化はあったか?」と質問をぶつけてみるが、「ほとんど変わりありません。知っていて来店してもらえる方も結構いらっしゃいます」という。また、バードカフェの今後についても聞いてみるが、「私の立場ではお答えしかねます。そういったことは本社に確認して下さい」と、申し訳なさそうに話してくれた。
取材を終えて
質問のあった「バードカフェ」は運営していなかった。系列店からも有力な情報は得られなかったが、騒動の影響など微塵も感じさせない盛況ぶりであり、お客からの評判も悪くないようだ。
しかし、問題の店舗の入口には何の説明もなく、本社は留守電のまま、FAXも受け付けない。 自身のブログで「引き続きこの件でご迷惑をおかけしたお客さまへの対応を行って参ります」と述べた元社長の水口氏は一向にマスコミの前には姿を見せない。そんな状態で系列店は何食わぬ顔で営業している。これでは消費者は納得しないだろう。
果たして、「バードカフェ」は今後どうしていくのだろうか?そして、水口氏はどこへ行ってしまったのか?引き続き、この問題について追及していきたいと思う。
読者の方でこの件について何か情報があれば編集部まで提供して頂きたい。
― 終わり ―
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