「セアカゴケグモ」をラグビー横浜ファンゾーン会場近くの耐震バース内で確認!
公開:2019年10月19日
みなとみらい耐震バース内で「セアカゴケグモ」を確認!
台風19号上陸前日の2019年10月11日(金)、特定外来生物に指定されている「セアカゴケグモ」が西区みなとみらい耐震バース内で確認された。
11日午前、耐震バースを利用する事業者から「セアカゴケグモのようなクモを発見した」と、港湾局保全管理課及び西区生活衛生課に連絡があり、その後、西区生活衛生課が現地を調査したところ、セアカゴケグモ2匹、卵のう2個を捕獲。
再度現地調査を行った15日(火)には、さらに1匹を捕獲し、3匹のセアカゴケグモの存在が確定された。なお、横浜市によるとクモに咬まれた人、健康被害を訴えている人はいないという。
セアカゴケグモとは?
「セアカゴケグモ」は、体長約10mm程度で、脚を広げると約30mm程の大きさのクモ。基本的に攻撃性はないが毒を持ち、外来生物法に基づく特定外来生物に指定されている。貨物やコンテナ、建築資材、自動車等に付着して運ばれた結果、生息が拡大したと考えられ、既に国内のほとんどの地域で確認されており、横浜市でも、港湾地域を中心に確認されている。
毒を持っているのはメスだけだけが、もし「セアカゴケグモ」を見つけた場合は、絶対に素手で触らず、駆除をする場合には、靴で踏み潰すか、殺虫剤(ピレスロイド系)を使用するべきだという。噛まれると針で刺されたような痛みがあり、咬まれた箇所に熱感を感じることや紅斑を伴うことが多く、手や足を咬まれた場合でも、胸部、腹部や全身に強い痛みを生じたり、けいれんを起こすこともあり、稀に、重症化し呼吸障害などを伴うこともある。
嚙まれてしまった場合は、すみやかに温水や石けん水で傷口を洗い、医療機関等に相談していただきたい。
週末にラグビーファンゾーンが開催される臨港パーク近くの耐震バースで確認された「セアカゴケグモ」。確認地域の近くを訪れる際は、くれぐれも背中の赤い黒いクモ、「セアカゴケグモ」に注意していただきたい。
横浜市記者発表資料
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kowan/2019/1016091240966.files/0001_20191016.pdf
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