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横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

昭和40年代まで横浜駅西口付近で定期的に鳴り響いていた鐘の音の正体は? アノ施設に突撃!

ココがキニナル!

昭和40年代まで、横浜西口あたりで午前10時と正午に鐘の音が鳴り響いていました。午後10時には寂しいメロディーの鐘が。はるか昔の話ですが、その鐘のことを調べていただけませんか?(NRMさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

時間帯など投稿内容と食い違う部分もあるが、天理教神奈川教務支庁内で行われていた、おつとめの鳴り物の鉦の音と思われる。

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ライター:小方 サダオ

横浜駅西口周辺の商業施設の関係者に鐘の音について聞く



昭和40年代まで横浜西口周辺で、午前10時、正午、午後10時の3回、鐘の音が鳴っていたという。
 


横浜駅西口


決まった時間に鐘を鳴らすことを考えると、横浜駅東口のそごう横浜店にあったような「からくり時計の鳴らす音」がまず思い浮かんだ。
 


横浜駅東口
 

そごう横浜店のからくり時計
 

現在からくり時計は動いていない


「当時横浜駅西口にあった商業施設では、午前10時に始業開始を、午後0時には正午を知らせる鐘を鳴らし、さらに午後10時には横浜をイメージさせるような、例えば『赤い靴はいてた女の子』といったメロディを鐘の音で流すサービスをしていたのではないだろうか・・・?」
 


横浜駅にある赤い靴の女の子の像


そんな想像を元に、当時横浜駅西口前で営業していた商業施設の関係者に「自身の施設でそのような鐘の音を鳴らしていたか、または周辺でそのような音を聞いたことはないか」についてお話を伺った。
 


横浜駅西口駅には古くから続く数々の商業施設がある


まずは1959(昭和34)年にオープンした横浜タカシマヤの吉岡さんに「鐘の音」に関して伺う。
しかし当時の職員に聞いていただくも「心当たりはありません」とのこと。
 


1959(昭和34)年オープンの横浜タカシマヤ


続いて1964(昭和39)に開業した「ダイヤモンド地下街」。駅方面から地下街と降りてゆく階段の正面には、ステージと呼ばれるスペースがある。
筆者はここで人形が配されたアート作品を見た記憶があり、当時メロディとともに人形が動くような仕掛けのある作品があったのではないか、と期待したが「聞いたことがありません」とのことだった。
 


ダイヤモンド地下街にはステージという展示スペースがある


さらに1968(昭和43)年に横浜岡田屋としてオープンし、1982(昭和57)に業態を変更した、横浜モアーズの菊地さんに伺うと「当時勤務しておりました社員は現在2名在籍していますが、確認させていただきましたところ『記憶にない』『聞いたことがない』との回答でした。また弊社、社歴資料に関しても鐘に関する資料は、ありませんでした」と答えてくれた。
 


横浜モアーズ(右端)
 

横浜駅西口前のロータリー


どうやら当時の商業施設で、決まった時間に鐘を鳴らすようなサービスは行っていなかったようだ。

そこで駅前で長年お店を構えているIさんにお話を伺うと「『夕焼け小焼け』のメロディのようなものを駅前で聞いた覚えがある」とのことだった。
地方などで防災無線から流れてくる「市民の帰宅をうながす」目的のあのメロディだ。

横浜駅西口のあたりの一部は西区になる。西区役所が駅前に防災無線を設置して市民に向けてメロディを流していたのではないか?
しかも資料を調べると、現在は駅から離れた「西区中央」にあるが、以前は高島町にあったという。高島町の区役所の防災無線から決まった時間にメロディが流れていたら、駅前にいた人にも聞こえた可能性があるだろう。
 


西区中央にある西区役所


しかし西区役所に伺うと「高島町に西区役所があったのは、1954(昭和29)年までです。また防災無線からそのようなメロディを流していた記録はありません」とのことだった。

さらにキニナったのは、西区史に書かれた「1973(昭和48)年に区庁舎屋上に『希望の鐘』を設置」との記述だが、どのようなものであったかは不明であった。
またそのころの区庁舎は現在の場所で、西口駅前からは離れているため、この鐘を鳴らすことがあっても駅前まで聞こえることはなかっただろう。

 


横浜駅と西区役所は約1.6km離れている


いずれにしても防災無線のメロディは問題の鐘の音とは関係がないだろう。