大船フラワーセンターがリニューアルして開園! どう変わった?
ココがキニナル!
「県立フラワーセンター大船植物園」ですがリニューアルされ4月1日オープンするそう。新しくなったところは?入園料は?食べ物&グッズは?旧フラワーセンターの職員は?(soraさん/白髪ハウルさん)
はまれぽ調査結果!
2018年4月から日比谷花壇系グループの運営になり、愛称を「日比谷花壇大船フラワーセンター」に。バリアフリー化や展示エリア整備で魅力度アップへ
ライター:大和田 敏子
桜が満開になり、公園や植物園へのお出かけにも気持ちが良い季節になった。
例年より早い桜の開花。皆さんはお花見を楽しまれましたか?
そうした中、神奈川県立フラワーセンター大船植物園(以下、大船フラワーセンター)が、2018(平成30)年4月1日にリニューアルオープンする。
どのような部分が変わったのだろうか。運営や管理体制は? そして、施設や展示内容などにも変更があるのだろうか?
取材日は3月下旬。もろもろの疑問をかかえ、リニューアルオープン前の大船フラワーセンターへ向かった。
「日比谷花壇大船フラワーセンター」が愛称に
大船フラワーセンターは、大船駅から徒歩15分ほど。現地に到着すると、入口の看板はすでに変わっていた。
「日比谷花壇大船フラワーセンター」となっている
まずはリニューアル前の担当者となる、県立フラワーセンター大船植物園の広報担当、山本叡美(やまもと・えいみ)さんに話を伺った。
1962(昭和37)年7月に開園した大船フラワーセンターは、2018(平成30)年4月1日から、管理を指定管理者制に移行。指定管理者制とは、公の施設の管理運営を民間事業者も含めた幅広い団体に委ねることで、サービスの向上や経費節減などを目的とするもの。
その指定管理者には、日比谷花壇系で造園などを手掛ける株式会社日比谷アメニスのほか、株式会社日比谷花壇、公益財団法人鎌倉市公園協会、相鉄企業株式会社で構成する共同企業体が選定された。それに伴い、日比谷アメニスとネーミングライツの協定も結ばれ、今後5年間「日比谷花壇大船フラワーセンター」の愛称となる(正式名称は「神奈川県立大船フラワーセンター」)。
「『大船フラワーセンター』という名前で長く皆さんに親しまれてきたので、その部分を残して愛称とする形になりました」と山本さんは話してくれた。
ネーミングライツ導入により、この名称に
今まで、同センターの運営に関わってきた神奈川県の職員の方々は、4月からは別部署へ異動となる。今後は県と指定管理者が連絡を取り合いながら、運営を進めていくという。
リニューアル後の入園料は、20歳以上を360円から400円に、高校生・65歳以上を100円から150円に値上げする一方で、学生と20歳未満(高校生を除く)は250円から200円に値下げする。
また、新たに年間パスポートの販売を開始。20歳以上は2000円、高校生・65歳以上は1000円で1年間、何度でも入園できるようになる。
バリアフリー化やリフォームによりさらに快適
大船フラワーセンターは2017(平成29)年7月から一時休園していた。はまれぽでは休園前の様子を取材させていただき、休園期間中に予定されている改修や変更点を伺っていた。
さて、園内の様子はどのように変ったのだろうか。
それでは、現在の様子をご紹介!
新しい園内マップはこちら
まずは、入園口付近から
こちらの部分では、バリアフリーに配慮して・・・
本館にエレベーターを新設
本館前には、広々としたスロープも整備された
整備されたことで、車イスやベビーカーの方も、安心して来園できるようになるほか、本館で行われるセミナーや講習会などにも、多くの人が参加しやすくなった。
続いてレストハウス。
ウッドデッキを新設し、全体的にリフォームがなされた
ちなみに、改修前はこちら
新築したわけではないが、かなり明るく開放的な雰囲気に変ったのが分かる。屋内には、以前はなかった空調設備が整えられたので、真夏の暑い時でも、快適に休憩できるスペースになった。
飲食やグッズ販売についても強化していく方向だが、現段階では機材などの準備が整っていないため行っていない。ゴールデンウィーク前後からの提供を予定しているという。