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みんなのキニナル

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横浜のココがキニナル!

大船のフラワーセンターが改修のため、休園となるようです。また植物園ではなく公園になるという噂もあります。調査をお願いします。(hamasaさん)

はまれぽ調査結果

7月3日から2018年3月31日まで休園。植物エリア増大・老朽化対策・観賞温室の展示場化など、植物園としての魅力度を高めて再開園!

ライター:大和田 敏子 (2017年07月10日)

子どもがまだ小さかったころ、大船に住んでいたことがある。フラワーセンター大船植物園は、当時、毎月のように足を運んでいた本当に思い出深い場所だ。
 


年賀状にもフラワーセンターで撮った写真を使った。懐かしさがこみあげる

 
このフラワーセンターが改修のため、一時閉園するという。それもかなり長い期間のようだ。改修内容やリニューアル後のことが、筆者もすごくキニナル。投稿にあるように、公園になってしまうということがあるのだろうか。ぜひ、確認してみなければ。

まずは、改修の理由や内容を伺うため、神奈川県庁環境農政局へ。
環境農政局農政部農政課調整グループ・リーダーの田代慎司(たしろ・しんじ)さんと主査の榊原英晃(さかきばら・ひであき)さんに話を伺った。

 


田代さん(右)と榊原さん

 


開園から現在まで。同園ならではの植物も!

初めに、開園から現在までの経緯について、代表的な植物のことも含めて伺った。
フラワーセンター大船植物園の開園は1962(昭和37)年7月。もとは神奈川県農事試験場があった場所で平塚市に移転したため、大正時代からこの地で改良・育成されたシャクヤクやハナショウブなど貴重な植物を観賞してもらえるようにと、植物園とすることになった。

 


シャクヤク「巧の色」(画像:フラワーセンター大船植物園)

 
同園のシャクヤクは、現在200品種、2000株と全国有数の規模を誇る。

また、開園当時から観賞温室を備えており、熱帯・亜熱帯の植物を観賞できるようになっていた。

 


開園当時の観賞温室。そのころ、観賞賞温室は珍しかったという

 
ちなみに現在の温室は、1992(平成4)年に建て替えられたもので、約1200種類の植物を楽しむことができる。

フラワーセンターになってから、育成された品種として代表的なものに「玉縄桜(たまなわざくら)」がある。

1969(昭和44)年から園内のソメイヨシノをもとに改良を進め、ソメイヨシノに比べて約1か月早く開花する品種に。1990(平成2)年、農林水産省に新品種として認定、登録された。同園のある鎌倉市玉縄地域で育成されたことから「玉縄桜」と名付けられた。

 


玉縄桜は園内に19本が植栽されている(画像:フラワーセンター大船植物園)

 
ソメイヨシノより寒い時期に咲くこともあって花が長持ちし、2月中旬から1ヶ月位楽しむことができるという。

園内に5000種類以上の品種の植物があり、四季を通じて、花を楽しむことができるよう植栽されているフラワーセンター。年間20万人もの人が訪れ、平成28年7月には、来園者1500万人を達成したという。長年、多くの人に親しまれてきた植物園だ。



改修の理由、ポイントは?

開園から55年を迎えて老朽化が目立つため、改修が決まったという。改修のポイントは、フラワーセンターを代表する植物エリアのボリュームアップ、老朽化対策、観賞温室の展示場化だ。

 


改修工事概要(予定)

 
少し詳しく説明してもらった。

ボリュームアップが予定されているのは、シャクヤクや玉縄桜についてで、ゾーンの拡張や新設を行い、さらに見ごたえのある魅力的なエリアにしていく。

老朽化対策については、バリアフリー化、空調設備の新設も合わせて行い、車イスの方も利用しやすく、屋内の快適さをアップする。

観賞温室は建物自体を残し、加温機能を停止して展示場として利用するとのこと。現在は2つの展示場で協力団体や愛好グループによる植物の展示が行われているが、それをこちらに移すということのようだ。
加温を停止するため、植物を移転しなければならないのだが、これに関しては・・・

 


園長の山元恭介(やまもと・きょうすけ)さんにも伺った

 
観賞温室の植物に関しては日本植物園協会会員の全国の植物園に通知し、譲渡するとのこと。現在、温度管理や植栽計画の問題から維持が難しい120種類ほどについて通知し、その8割以上の譲渡先が決定しているという。今後、鉢植え等まだ移転先を考える必要なものもあるが、温室内の植物すべてを譲渡するわけではなく、無加温で冬を越せるものはできるだけ残す。露地では生育が難しくても、ガラスの部屋の中なので冬を越せるものも多いそうだ。
多くの植物が残るので、単なる展示スペースではなく、植物に囲まれた展示場といった雰囲気になるようだ。
 


温室の建物自体がなくなるわけではないので、残せる植物も多い

 
「長い間、愛されてきた植物園なので、引き続き皆さんに愛されるような形で運営し、利用して良かったと思われる施設であり続けたい」と榊原さんは話し、神奈川県としても、そのためにできる限り改修をしていく方針だという。
園長もまた「四季折々楽しめる植栽をしたり、品種改良によるオリジナルの花を展示したりしながら、多くの方に親しんでもらってきました。愛好団体の方が展示もされているので、今後はそうした面もさらに発展させたい」と話してくれた。

続いて、実際にフラワーセンターの様子を紹介しながら、改修のポイントなどを確認してみることに。



改修前のフラワーセンターの様子は?

JR大船駅から徒歩15分ほどでフラワーセンター大船植物園に到着。
一時閉園まで残り数日に迫った取材当日には、梅雨空にもかかわらず、たくさんの方が訪れていた。
久しぶりの来園で、懐かしさでいっぱいになる。取材で来たことを忘れてしまいそうだが、園内を楽しむだけでなく、改修ポイントについてもしっかり確認していこう。

 


まずは、入園口エリア

 
ここでは入園ゲート改修やスロープの拡張が行われる。

 


本館には、エレベーター、空調が新設される

 
本館2階では園芸講座などが開催されていたが、エレベーターがないため、車イスの方の利用は難しい状況だった。また、空調がないので、夏や冬は過ごしにくい。改修によってこの状況が改善される。

時計回りに園内を廻っていくことに。

 

園内マップ


入り口付近。写真を撮ったり、絵を描いたりしている方もたくさんいた

 
左に向かっていくと、レストハウスが見えてくる。

 


木立に囲まれた、1980(昭和55)年築のレストハウス

 
ここでは、ウッドデッキや空調設備新設が予定されている。空調が設置され、快適な空間になれば、園内散策の途中の飲食や休憩により活用されるだろう。

 

こちらは花の種や苗の販売所


池の前には展示場が2つ並ぶ


第2展示場では、愛好会による「夏の洋ラン展」が開催されていた

 
改修後は、こうした植物の展示場所が主に観賞温室に移動し、展示室は倉庫や写真展示等に利用される。

 

展示場前の池の角には、玉縄桜がある。


こちらの池は埋め立て予定

 
埋め立て部分には、玉縄桜と株もとに草花などの開花時期に合わせた植物を植えるなどして、エリアとしての魅力アップを図る。

 


こうしたイベントもリニューアル後はさらにパワーアップ!?

 
 
続いて、ばら園や
観賞温室を巡る
 

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