江ノ電藤沢駅にポツンとある謎のボタンの正体は?
ココがキニナル!
江ノ電藤沢駅のホームに謎のボタンを見つけました。ホームのトイレの先の壁の高さ180cmくらい、他に何もない場所です。これは何に使うのでしょう?(スさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
謎のボタンの正体は、現在使われていないコンセント。藤沢駅が建設されたのが約45年前のため、コンセントの設置目的や使用用途は不明
ライター:コハル
江ノ電藤沢駅に謎のボタンがあるらしい。駅に謎のボタンとは、何ともキニナル。しかも高さ180cmと、ずいぶん高めの場所に設置されている点もキニナル。
投稿にあったボタン
もしかしたら、電車の運行に関わるような重要なボタンなのだろうか? 一般乗客には知られざる機能を備えた秘密のボタンなのだろうか?
江ノ電の人も知らないみたい?
これは放ってはおけないと、早速、江ノ島電鉄株式会社に電話をして聞いてみる。「これであっさり解決か?」と思っていたライター・中原だが・・・。
対応してくれた江ノ電担当者によると、「ボタン? 何のことでしょうか。弊社ではちょっと分かりかねます」とのこと。江ノ電はこのボタンの存在を認識していないらしい。
もしかして隠してる? ますますキニナってきた! ということで、実際に現地に行って調べてみることに。
やって来ました
駅のことなら駅員さんに聞くべし
駅のことなら駅員さんに聞くのが一番だろうと、改札付近にいる駅員さんに謎のボタンのことを聞いてみる。切符の払い戻しや紛失のこと以外で、駅員さんに話しかけるのは初めてだ。
お仕事中すいませーん
「謎のボタン? 何のことでしょう。そんなボタンはないと思いますが・・・」と、全く同じ反応。まさか駅員さんも知らないとは。いや、知っているけれど隠しているのだろうか?
それでは実際に調べさせてもらおうと、事情を説明してホームへと入れてもらう。投稿によると、謎のボタンはホーム端の鎌倉方面、トイレの先に位置しているという。
「あるはずなんですよ」と同行した編集部・松山(左)
この先に
謎のボタンが
ほらあった!! これです!!
分かります?
確かに謎のボタンは存在した。白い四角形のボタンが二つ、縦に並んでいる。
ボタンというものは押しやすいように人の胸や目、手元の高さあたりに設置してあるのが一般的だが、この謎のボタンは編集部・松山(身長160cm弱)が背伸びしてギリギリ届くのを見ても分かるように、投稿通り約180cmと不自然な位置にある。
押せないように高いところに設置しているの?
「ほらー! やっぱりあったじゃないですかー!」と、ドヤ顔で振り返る我々に、「ああ、これボタンじゃないですよ」とあっさり答える駅員さん。
ボタンじゃない、となるといったいこの物体の正体は?
「コンセントです。コンセントに、白いカバーがかけてあるだけです」
なんと、こちらはただのコンセントだという。拍子抜けする我々の横で、駅員さんは白いカバーをパチッと外す。すると、何の変哲もないコンセントが現れた。
普通のコンセントでした
こういうカバーがかけてあります
どっからどう見ても、コンセントです