江ノ電藤沢駅にポツンとある謎のボタンの正体は?
ココがキニナル!
江ノ電藤沢駅のホームに謎のボタンを見つけました。ホームのトイレの先の壁の高さ180cmくらい、他に何もない場所です。これは何に使うのでしょう?(スさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
謎のボタンの正体は、現在使われていないコンセント。藤沢駅が建設されたのが約45年前のため、コンセントの設置目的や使用用途は不明
ライター:コハル
なぜこんなところにコンセントが?
なんと、謎のボタンの正体はコンセントだった。
しかし、なぜこんなところにコンセントがあるのか? そしてなぜこの不自然な高さに設置してあるのか? 改めて、駅員さんにお話を聞く。
こんな取材に対応してくれた石榑貴洋(いしぐれ・たかひろ)さん
江ノ電の担当者が確認してくれたところ、江ノ電藤沢駅がある小田急百貨店が建設されたのは約45年前。コンセントは駅ができた当初からあったようだ。
歴史ある江ノ電藤沢駅
石榑さんは「さすがに私には分からないのですが、おそらく駅の清掃で掃除機などを使用するために設置されたのかもしれません。この高さにあるのは、普通のご自宅のように足元の高さに設置してしまうと、雨や泥などで汚れてしまうからではないでしょうか」と話してくれた。
丁寧に回答してくれた石榑さん。このコンセントが約45年前に設置された目的は、入社11年目の石榑さんが分からないのも無理はない。そこで、石榑さんから江ノ電本社の話が分かりそうな人たちに問い合わせてもらったが、すでに当時の職員たちが退職しているため、江ノ電本社でも明確な使用目的は分からないということだった。
よく見ると、いろいろなところにコンセントが
駅構内をよく見ると、ほかにもちらほらコンセントがあることに気づく。普段駅を使用するときは全く気にしたことはなかったが、実はいろんなところにコンセントが設置されているのだ。
こんな高いところにも
近年設置されたコンセントはカバーで覆われていることが多い
カバーをかぶせたのは石榑さん本人だそうで、理由を聞くと「現在特に使用していないコンセントなので、念のため安全を考慮しました」とのこと。石榑さんのちょっとした心づかいが、今回のキニナルを生んだというわけだ。
ちなみにこのタイミングで、最初に電話で対応してくれた江ノ電本社の担当者さんが「謎のボタンとかいうからキニナってしまって・・・」と現地に駆けつけてくれた。江ノ電、神対応!
「なんだ、このコンセントのこと言ってたんですか! それで取材にいらっしゃったんですか?」と担当者さんも拍子抜け。ですよね、すいません。
駅員さんの温かさがあふれる藤沢駅
今年で藤沢駅勤務が6年目になるという石榑さん。常に駅構内の安全面などに気を配っており、気になることがあれば率先して改善しているという。取材中もホームに立つ利用客のことを気にかけたり、高齢者に温かくあいさつをする様子も見られた。
ちなみに線路の改札側に設置されている車止め後部の飾りつけも、「利用客の方に喜んでいただきたい」という石榑さんの心づかいだという。
かわいいですね
謎のボタンは何の変哲もないコンセントだったという、やや拍子抜けな結果ではあったが、駅を見守る駅員さんや、謎のボタンのために駆けつけてくれた担当者さんなど、江ノ電の温かさに触れることができた取材だった。
江ノ電ではこれからのシーズン、楽しいイベントを随時開催しているのでそちらもお見逃しなく!
取材を終えて
藤沢駅を6年間見守ってきた石榑さんに、「これからも藤沢駅をより良い駅にするために頑張ってください!」とエールを送ったところ、「実は私が明日から鎌倉駅に異動なんです。藤沢駅での勤務は、本日最終日なんです」という驚きの一言。
藤沢駅勤務の最終日に変な取材が来ちゃって、本当にスイマセンデシタ!
―終わり―
取材協力
江ノ島電鉄株式会社
www.enoden.co.jp/
JWIさん
2017年04月30日 11時35分
「どんな些事でもきちんと現地に取材している」云々は、はまれぽさんに感心したり物足りなさを感じたり私としても微妙なところです。ただ、「スイマセンデシタ」は看過し難く。「スミマセンデシタ」ですよね。
Michさん
2017年04月26日 04時52分
憶測ですが「扇風機用のコンセントでは?」昔は駅の係員が常駐してる場所の頭上で扇風機が回ってたような記憶があります。
ushinさん
2017年04月21日 01時14分
「どんな些事でもきちんと現地に取材している」それには違いないのだが、もっと重大な社会的意義のある内容には腰砕けで、大人の事情の一言で逃げるんだよなぁ・・・