投稿にあったバスは東急バスが運行する「新横81系統」と呼ばれるもので、新横浜駅から北新横浜駅を経由し新羽駅までを繋ぐルート。
　
この時点でお気付きの方もいるかとは思うが、交通手段として市営地下鉄・ブルーラインとルートがかぶっているのである。運賃は市営地下鉄が同区間200円に対し、東急バスは210円（区間一律）。
それに加えて運行本数は一日に数本と、謎の多いこの路線を探るべく、まずは実際に乗車してみることに。
　

新横81 バス路線

　

実際に乗車してみる

新横浜駅始発のバスは平日の午前8時台、9時台、10時台にそれぞれ1本ずつ運行されている。
この日の最終バスである午前10時台のバスに乗るべく、新横浜駅に降り立った。
　

新横浜駅

駅を出てすぐの位置にあるバスターミナルの9番乗り場へ。
　

「新横81系統」が発車するのは9番乗り場
　

停車するバス停は始発を含め4つ

発車時刻が迫るも、筆者のほかに乗客と思われる人影は見当たらない。
本当にバスが来るのか若干不安になりつつも、定刻2分前ごろに新羽駅行きのバスが到着した。
　

今回乗車するのはこのバス

結局乗客は筆者ひとり。
バスに乗車し運賃の210円を支払って、いざ新羽駅へ。
　

車内の様子

鳥山大橋、北新横浜駅のバス停で乗車する方もおらず、もちろん下車する乗客もいないので、バスはスムーズに目的地へと進んでいく。天気の良い日に貸切状態でバスに乗ることができ、なんだか少し楽しい気分になったのも束の間、新横浜駅を出発してから約10分で新羽駅に到着した。
　

新羽駅前のバス停に到着

バスを降りる際、運転手の方にいつもこのような乗車率なのか尋ねたところ、
「これは営業所にバスを戻す路線だから」
との回答が。
なるほど、そもそも採算などは考慮していない路線ということなのだろうか。

ちなみに、新羽駅発～新横浜駅行きの便は平日の午前6時台、午後4時台にそれぞれ１本ずつ運行されている。北新横浜駅前のバス停から乗車することができるかを検証するため、午後4時台のバスに乗るべく現地へと向かった。