本数が超少ない北新横浜駅前のバス停はどんな人が利用するの?
ココがキニナル!
北新横浜駅前のバス停、新横浜や新羽なら地下鉄の方が早くて安いし、しかも本数が超少ない…。本当に北新横浜のバス停から乗車できるの?(笑)どんな人が利用しているの?(オオバさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
問題なく乗車できた! この路線は回送便を営業化した「出入庫路線」と呼ばれるもの。乗車率は極めて低いが、まれにバス愛好家が乗られるそうだ。
ライター:篠原 章公
北新横浜駅前から乗車してみる
現地に着いてみて分かったのだが、北新横浜駅前のバス停に停車する路線バスはこの新横81系統のみ。新横浜駅、新羽駅からはほかの路線バスも多数運行されているが、こういった現状ではこの地点からバスに乗ることができるという事さえ知らなかった方も多いのではないのだろうか。
北新横浜駅前バス停
平日の午前6時台、午後4時台に1本ずつ運行
そんな事を考えつつバスを待っていると、定刻通りにちゃんとバスがやってきた。
新羽方面からバスが到着
実際に乗車してみると、やはりこのバスにもほかの乗客はいない。
やはり車内は空席のみ
その後は無事に新横浜駅前のバス停に到着、運転手の方に乗客についてお話を伺うと、「自分はほとんど乗せた事がないですねえ」との回答が。
ともかく、実際に乗車することが可能だという事は実証できたが、この路線が開設された経緯等まだまだキニナル点も多いので、直接東急バスに取材を行った。
同路線を運行している東急バスへ取材
東急バス株式会社総務課の脇山さんに伺ったところ、新横81系統は2002年10月、新羽営業所へ出入りする車両の回送便を営業化する形で開設されたとのこと。
バスを運行するには区間ごとに営業免許を取得する必要があるが、東急バスの方で同区間の免許を持っていたため、これを活用する形で話が進んだのだそうだ。このような例は東急バスに限らず、バス業界においては事例が多数あるようで、新横81系統のような回送便を営業化した路線は「出入庫路線」と呼ばれているという。
新羽駅に向う側の北新横浜駅バス停。平日午前の3本のみ
また、筆者が乗車した際ほかの乗客がいなかったように、乗車率は極めて少ないようで、まれに「バス愛好家」の方が乗られることが見受けられる程度なのだそうだ。
しかしながら、2012年9月現在では運行予定の変更などはなく、今後も営業を続けていくとの回答をいただくことができた。
まとめ
「出入庫路線」という、回送便を活用することで営業している路線だった新横81系統。
停車するバス停も少なく、経済的にも利便性の面からみても同区間を移動するにはブルーラインに軍配があがるかもしれないが、天気が良い日に空いているバスに揺られるのもなかなか心地のよいもの。
お近くの方で興味が湧いたら、「バスに乗る」という事を目的として新横81系統に乗車してみてはいかがだろうか。
―おわり―
uechanさん
2017年10月01日 09時47分
大きな駅から出ていても、営業本数が極端に少ないバスってそういうことだったんですね。納得しました。
まるーべりさん
2014年11月03日 21時23分
回送バスを見る度に、営業運転してほしいと思います。
オオバさん
2012年09月20日 23時33分
調査ありがとう御座いました。ちゃんと乗れるようで安心(?)しました。ただ、平日しか走ってないので、会社員にゃ、なかなか乗れる機会が無いんですよね。実際、普段は乗客がいないようで・・・運転手さんも、記者さんが乗車して驚いてたんじゃないかなあ。