背が高くなる！？

キニナル情報の「線路沿いにある背が高くなる靴」の広告を見るべく、早速相鉄線に乗り平沼橋に向かった。横浜駅を出発し、窓の外を見ながらキョロキョロしていたが広告は見つからない。そしてあっという間に次の駅の平沼橋に到着。
　

ホームを歩いて、改札に向かう

その途中で広告を発見！
　

確かに目立つ

改札を出て広告が貼ってあるビルに向かう。なかなか大きな建物だが、ビルに書いてある名前を見てビックリ！
　

「背が高くなる靴ビル」！

ビルのまわりを一周してみるも、どうやらここは店舗ではない様子。投稿通り、店舗販売はないのか？　と思い、窓の広告にあった「背が高くなる靴」で検索してみるとこの近くに店舗があるようだ。しかも「横浜平沼橋本店」とある！
早速電話をして取材を申し込んだところ、「はまれぽさん、知ってますよ。以前うちの会社が経営しているゴージャスピーナッツも取材してもらいました」との返事。
ここを経営してる会社がやっている靴屋さんなのか！　どんなお店なのか、ますますキニナル。



「背が高くなる靴」を売っているお店へ！

相鉄線平沼橋駅から歩いて3、4分。「背が高くなるビル」のすぐ近くに店舗はあった。
　

段ボールが積んであり、ラックに靴が並んでいるようだ・・・

店内入り口にこんな張り紙が。
　

手書き！！

かなり自由な雰囲気を感じるお店だ。店内の様子をうかがっても店員さんはいない。
　

勝手に入って靴が決まったら電話を？

当日は台風が来ていて大雨だったので、お客さんはいなかった。取材に応じてくれたのは、なんと「ゴージャスピーナツ」取材時にも対応してくれた、ママの吉澤あかねさん。現在は、ゴージャスピーナッツのママをやりつつ、背が高くなる靴株式会社の社長も務めている。

「台風でお客さんが来ないので、こんな格好ですみません」とのこと。
　

もとが美人だから大丈夫です

お店のオープンは21年前の1992（平成4）年。店内の靴はすべてインソールが入った「背が高くなる靴」で、プラス5cmから、7cm、8cm、10cm、12cmの靴がある。ちなみに店名も「背が高くなる靴」だ。現在販売中の靴は200種類以上。ネットと店舗で販売しているが、店舗の方が種類も豊富とのこと。
　

さまざまな種類の靴が並んでいる

実店舗はこの平沼橋店と、東京駅八重洲口のすぐ近くにある東京銀座店の2ヶ所でネット販売もしている。1ヶ月の販売足数は、平沼橋店は約30足、東京銀座店では300足以上、ネットショップだと、なんと1000～1200足も売れるらしい。実際、ビルの広告を見たという問い合わせや来店というのもあるようだが、どれだけ来店・購入しているかは「定かでない」とのこと。客層は男性客が大半だという。



背が高くなる靴の種類はどんなものがある？

ビジネスシューズや女性用のハイヒール、スニーカーなど種類もデザインも豊富。
　

売れ筋はプラス7cmだそう
　

値段は2足7030円のものがよく売れる

かかとが高くなっている靴ということで、その見た目がキニナルところ。「シークレット」で履きたいわけだが、見た人がそれと分かると履いている方も落ち着かないだろう。

こちらが一番人気という茶色のブーツ。年間で約3000足も売れるそうだ。
　

お値段1万7970円。これでプラス７cm！

はっきり言って見た目には全然分からない。手に持ってみても意外に軽い。これなら歩きにくさもなさそうだ。
　

中を覗いてみても7cmも厚みがあるとは思えない

上から見てもほとんど分からない。デザインも普通の靴の定番ブーツと変わらないので、特に問題なくオシャレが楽しめそうだ。

靴の中に入っているインソール（中敷き）が「背が高くなる」秘密。普通の靴にかかとの高いインソールを入れればそれでいい、というわけではなく、ここの靴は独自の技術で靴の型を作り、底が厚くなっていても見た目に分からないようなデザインにしている。また、インソールに厚みがあるので固いと歩きにくくなってしまうためできるだけ柔らかく、そして軽くして歩きやすさを追求しているそう。
　

写真はプラス2cmのインソール

靴の見た目のデザインにも非常にこだわっている。「背が低い」というコンプレックスからマイナスイメージでこの靴を履くのではなく、「より格好良く」、「よりモテるために」オシャレに履いて欲しいという思いがあるからだ。

こちらも人気商品という黒ブーツ。
　

お値段1万1970円

このブーツもプラス7cm！　見た目は全く普通のブーツだ。
　

カジュアルなタイプも種類が豊富

ちなみにビルに貼ってある「2足で3980円」の靴は、生産が追い付かず、在庫もないため「お届けにどれだけ時間がかかるかお答えできない」とのこと。