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横浜にはこんな市場もあった! 知る人ぞ知る横浜の穴場スポット、栄区「荒井市場」のグルメ事情を徹底レポート!

ココがキニナル!

栄区の荒井市場にはどんなお店があるのかを調べてもらえますか?(濱男児さん)荒井市場内にある定食屋、埼玉屋さんには、金沢区から週一回はトンカツ定食を食べに行く程ハマっているので調査を(TO7002さん)

はまれぽ調査結果!

荒井市場は「荒井商事」が運営している私営のマーケット。生鮮食品、生活用品や雑貨など計10店舗、食堂4店舗があり埼玉屋のトンカツはかなり美味

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ライター:山口 愛愛

住宅街に突如現れる、庶民の台所!



横浜の市場といえば、神奈川区山内町にある横浜市中央卸売市場本場や金沢区鳥浜町にある南部市場が浮かぶが、栄区に「荒井市場」なるものがあるという。
栄区に住んでいたことがある筆者だが、利用したことがなく初めて足を運んでみる。
 


メディアにあまり露出していない「荒井市場」へ
 

場所は栄区金井町。戸塚区にほど近く、JR本郷台駅より車で15分ほど。公共機関を使うならJR戸塚駅近くのバスセンターより、大船駅西口行きに乗り約10分、金井バス停で下車、徒歩4分という行き方がある。
利便性が良い立地ではないが、人が集まるには訳がありそうだ。さっそく荒井市場を探ってみよう。
市場を目指すと、まず目に入ったのは大きな筒型のパチンコ店の看板。市場の敷地内でパチンコとはどういうことだ?
 


赤いパチンコ店の看板がシンボルタワーのようだ
 

パチンコ店の奥には市場らしい三角屋根が見え、「みんなの市場 荒井市場」の文字が目立っている。
 


広い駐車場の奥に市場の建物が見える
 

一体、この市場はどんなものなのか? 建物の入口で従業員に声を掛けてみると、事務所で話を聞けるとのこと。

対応してくれたのは、荒井商事株式会社、D&Aカンパニー横浜支店支店長の針谷(はりがや)さん。
 


針谷さんは写真NGだが突撃取材にもかかわらず快く対応してくれた
 

「荒井商事」ということは・・・こちらは企業が運営しており、ここはいくつかの店が集まる「マーケット」という意味合いでの市場であった。

この荒井商事は1920(大正9)年創業の歴史を持ち、平塚市で米店から始まったという。食品工業などの関連会社を設立しながら、会社を成長させ、1964(昭和39)年に平塚で青果物や畜産物、食料品、雑貨などを扱う総合食品市場を開設。その後、1970(昭和45)年にこの場所、金井町に横浜支店を設けた。
  


場所は金井公園のすぐ横
 

この昭和の香りが漂う市場からは想像しがたいが、ほかに自動車学校や定置網漁の関連会社なども設立し、ブラジルのサンパウロ市で貿易業のほか、アメリカ、オランダ、ポルトガルなどにも進出している企業であった。
敷地内のパチンコ屋「ブラジャン」も荒井商事が展開していると聞き、不思議だった立地にも納得。

「新鮮な魚や肉、平塚などの湘南野菜もある青果、雑貨など、生活に必要なものは一通りそろうと思います。一般の方が業者サイズの商品を安く買うことができ、人気ですね。お父さんはパチンコもできるので、家族で買い物が楽しめると思います」と針谷さん。
 


お父さんが足を運ぶ動機にも。楽しく遊べる程度に・・・
 

なるほど。駐車場も広く、車がある人は助かるだろうが、ほかに交通手段はないものか?
「近隣住民のための無料送迎バスが出ているんですよ。飯島団地などをまわるので、高齢の方や車のない方も安心してお買い物できますよ」とアピール。

これは便利。無料なので、近くにスーパーがない人なども気軽に利用できるわけだ。
では、どんな店舗が入っているか覗いてみよう。
 


循環バスのチラシも配布