神奈川区の神奈川には何がある?はま旅Vol. 71「神奈川」編
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第71回は神社仏閣が多く、シブい「神奈川駅」。今回は歴史の街に隠された新たな一面をご紹介!
ライター:松宮 史佳
大緊急事態発生!
街を歩いていると、あちこちに「神奈川宿歴史の道」の碑が目に留まる。
開港当時、イギリス士官の宿舎だった「普門寺」
フランス公使館として使用されていた「甚行寺」
ヘボン式ローマ字でも有名なヘボン博士の施療所だった「宗興寺」
夕方ということもあってか、「普門寺」「甚行寺」「宗興寺」には誰の姿もない。だが、かえってその静けさが「当時はどれだけ賑やかだったのだろう」という想像をかき立てる。
歩いていると、源頼朝が1191(建久2)年に安房国(現在の千葉県)一宮の安房神社の霊を移して創建したという「洲崎大社」に辿り着く。
源頼朝が創建した「洲崎大社」
生い茂る木々が歴史を感じさせ、なんとも言えない趣きがある。
緑ゆたかな境内
写真を撮っていると、なにやら違和感が。ふと下を見ると、脚が黒い物体に覆われている!何がなんだかわからないのでよくみてみると…
「…蚊だ!!」
脚にとまった蚊を必死に手で払い、走り去る松宮。数えてみたら、蚊に喰われた30カ所以上。…自分の脚が蚊で覆われるという今年一番恐ろしい光景を見てしまった。
気を取り直して再び街へ。すると、目の前にキニナルものが!
モダンな「横浜泉ルーテル教会」
近づいてみると、教会ということが判明。
「横浜泉ルーテル教会」
取材を交渉すると快くOK!
牧師の樫木芳明さん
同教会は1950(昭和25)年からあるが、建物自体は1966(昭和41)年に建設された。デザインは「1970年の大阪万博でキリスト教館を担当した稲富昭さん」と樫木さん。
46年前のデザインだが、今見ても斬新!
「横浜泉ルーテル教会」はプロテスタント派の教会で毎週日曜日の10時30分から礼拝を行っている。信者でなくとも建物の見学や礼拝への参加も可能。
美しい2Fの礼拝所
樫木さんにお礼を告げ、再び街へ!