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オシャレな店とカッコイイ若者たちに出会える街、はま旅Vol.102「能見台」編

ココがキニナル!

横浜市内全駅全下車の「はま旅」第102回は、野球部の声と鳥のさえずりが賑やかな「能見台駅」。オシャレな店とカッコイイ若者たちにも出会える街だった。

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ライター:桐生 由美子

野球部の声と鳥のさえずりが絶えない公園

そうそう、目的はココだった。
 


横高グラウンドからは野球部の掛け声が「※○:△□%ォーイ」。何て言っているのか聞きとれない


さすがに横高野球部の突撃取材は難しいと判断し、八百屋のおばちゃんに教えてもらった「長浜公園」に向かうことに。検疫所の若松さんから聞いた裏道を通過したら、すぐに公園は見えてきた。
 


園内は広く、多方向に出入口がある
 

大きな池を囲むように遊歩道があるようだ


そのまま公園内を歩いて行くと、遊歩道は意外と人通りが多い。しかも、ずっと横高野球部の掛け声が聞こえている。

それにしても、犬の散歩やウォーキングをする人といった、よく公園で出会う人ばかりではなく、スーツ姿でサラリーマン風の人やスウェット姿の若者、春物のワンピースに身を包んだキレイなお姉さんなど、いろいろな人たちとすれ違う。どこから来て、どこに向かっているのだろうか?(この理由は後ほど)
 


天気がいいと散策が気持ちいい!


そんなことを思いながら歩き進むと、大きな池の畔に出た。

なんだ? 木製の塀の小窓から、向こうを覗き込んでいる人たちがいる! 猟銃? いや違う、カメラだ。超望遠のレンズを装着したカメラを小窓に固定して、向こう側を観察しているのだ。
そういえばさっきの園内マップに、「野鳥観察園」とも書いてあった。野鳥観察をしている人たちだ。
 


汽水池のまわりにはA~Dの4ヶ所の観察小屋がある。ちなみにココはD


長浜公園は、多目的運動広場やテニスコートがある北側と、野鳥観察園がある南側があり、記者はいま南側にいるようだ。

そして小窓から臨める大きな池は「汽水池」といい、海の水が流れ込んで海水が入り混じっている池。横浜で初めての人工干潟があり、池は水路で海とつながっているため、潮の満ち引きで水位が変わる池なのだそうだ。
隣には小さな「淡水池」もあり、鳥たちは両方の池を行ったり来たりしている。
あとで調べたところ、この汽水池は昔、さっき立ち寄った横浜検疫所の入り江の一部だったらしい。

小窓を覗き込んでいるお父さんにどんな鳥がいるのか尋ねてみると、「今日みたいに暖かすぎても、鳥は来ないんだよ」とのこと。それでも今日は、カモが200羽くらい。多い日は500羽くらいいるのだという。
 


この観察小屋に10年も通っているという鳥好きのお父さん
 

お隣は毎日ココで会う野鳥観察仲間だそう


お父さんたちの間に入って、記者も小窓から汽水池を覗いてみた。
そして鳥が逃げないように静かにしていると・・・、やっぱり横高野球部の掛け声が聞こえてくる。
 


小窓の向こうには汽水池が広がる。前に観察小屋Cも見える


5分くらい覗いていたときだろうか。双眼鏡を持っていたお父さんが「モズ、モズが来たよ!」と小声でいった。
もうひとりのお父さんがカメラを構える。つられて記者もカメラを構える。モズ? どこだ? 場所を聞いても、なかなか見つけられない。とにかくお父さんがいう方にカメラを向けて、3回ほどシャッターを押してみた。
お父さんに見てもらうと「撮れたじゃん!」。

ん?
 


さて、モズはどこにいるでしょう?<クリックで拡大>
 

ココ! メスのモズ!




方向音痴炸裂! ココはどこなんだ?

たぶん1日中、野鳥観察をしていてもいいといわれたら、できるのではないかと思うくらい楽しいひとときだった。しかし、時間もないので先へ進むことに。

そして途中、またキニナルものを発見してしまった。
 


これはなんだろう?
 

「手づくり郷土賞」と書いてある


これもあとで調べたのだが、「手づくり郷土賞」は、その地域に残る自然や歴史、伝統、文化や地場産業などを、積極的に利活用した地域活動を表彰したもののこと。
横浜には、まだまだ知らないものがたくさんある。
 


小腹が減ったのでさっき丸功で買った焼きいもを食べる


小腹を落ちつかせて、またしばらく遊歩道を歩いて行くと、やはり人が多い。そしてその理由がとうとうわかった。公園の目の前に横浜南税務署が見えてきたのだ。
 


ヤバイ! 確定申告終わってない(汗)!


取材に歩いたのは3月7日。確定申告のリミットはあと一週間・・・。書類を抱えた人たちが、長浜公園を通過して税務署に行き来していたのだ。どうりで人通りが多いわけだ。

しかし、なんだか地理がよくわからない。能見台にいたのに、なぜいま南税務署にいるのだろう? シーサイドラインの幸浦駅方面まで歩いてしまったようだ。

そうだ、記者は方向音痴だった。



来た道を能見台駅へひたすらもどる

行きは少しだけ坂道を上ってから、ずっと下ってトータル20分。あたりまえだが帰りはその逆。ほとんど上り坂ということだ。
そして気が付けばまた、歩きながら歌っている。今度は「横浜18区いえるかな」の替え歌バージョンだ。メロディは・・・、やっぱり横浜市歌だ。

「なかく とつかく こうほくく ♪」

~能見台駅にもどるまでは、疲れ果ててネタ探しができなかったので省略~