安ウマ絶品グルメに出会える旅。はま旅Vol.8「妙蓮寺編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第8回は、昔ながらの商店街がにぎわう妙蓮寺駅。地元の人たちの温かさに触れ、子どもの頃に戻ったようだった。
ライター:二階堂 イズミ
安ウマ絶品グルメが楽しめる町 (つづき)
次にお邪魔したのは、東京から買いに訪れる人もいるという和菓子の人気店「三吉野」。
昼間はお客さんが並ぶことも多いそう。取材の間も、近所の人がひっきりなしに出入りしていた
女主人望月さんの元気の良さと、昔ながらの味が人気のようだ。商品の多くが売り切れてしまっていたため、人気のおはぎとおいなりさんを特別に作ってもらい、缶コーヒー付きで試食させてもらうことに! 不思議な組み合わせを完食後、「ちょっとお姉さん!」と呼びとめられ、‘おみや’までもらってしまった。ラッキーすぎてちょっと怖い…。
232円のおはぎと84円のいなりずし
こだわりの店が多いこともこの町の特徴だ。妙蓮寺のメインストリートから徒歩1、2分、池之端商店街の中にある家族経営の肉専門店「肉のキタムラ」は、扱う食材を山形牛と神奈川県産のやまゆりポークに厳選し、ソーセージやハムも主人の北村さんとその仲間が手作りする徹底ぶりだ。
肉を購入したお客さんに調理方法を指南するおかみさん
地域の人とのふれあいを大事にしているのだとか
どこを見ても肉肉肉!
「買う方も安い高いではなく、適正価格でちゃんと売ってる店を見極めないとね」と熱く語る北村さん。
大事な教訓、ちゃんと墓場まで持っていきます!
「ちょっと不便が、ちょうどいい!!」の言葉に、北村さんの思いが込められている
2代目の息子さん(左)と北村さん(右)
緑あふれる公園で一休み
本日最後に訪れたのは市民の憩いの場、「菊名池公園」。
池ではコイなどの魚や水鳥たちが戯れていた
釣りやサッカーを楽しむ人たちを横目にベンチへ直行! だって、さっき三吉野でもらった‘おみや’が食べたいんだもん。
…と思ったら、ご近所の子どもたちが、犬とじゃれあう姿発見! 散歩に来ていたマダムも子どもたちも、ここでよく遊ぶらしい。
ほのぼの気分に浸っていたら…
水風船がバシャー! なんともサザエさん的な展開
カモは手助けもせず去っていく
ようやくベンチに座り、いなりずしとおはぎをいただく。甘すぎずしつこすぎずの上品な味わい。
なんだか10年以上前に、母方の祖母と一緒に作って食べたおはぎの味がした。
ベンチに座り、ちょっと一服。至福のおやつタイムだ
思わず「まいう~」と叫びたくなってしまう。やっぱり下町グルメってサイコー!
故郷に帰省した気分になれる町、それが妙蓮寺だ。
都会のコンクリートジャングルに疲れたら、ちょっと足をのばして、日常の心の緊張をほぐしてみるのもいいかもしれない。
■今回のはま旅 「妙蓮寺駅」周辺
・「妙蓮寺水族館」横浜市港北区菊名1-5-3
・「八州屋」横浜市港北区菊名1-4-10
・「三吉野」横浜市港北区菊名1-7-4
・「肉のキタムラ」横浜市港北区菊名1-7-10
― 終わり ―
rumoさん
2018年03月03日 13時30分
細かいツッコミすみませんが、どうしてもキニナってしまって…記事中の「大事な教訓、ちゃんと墓場まで持っていきます」ですが、「墓場まで持っていく」とは「なんとしても秘密を隠しとおす」、「死ぬまで自分だけの中に留めておく」という意味ですよね。「大事な教訓」はむしろ啓蒙すべきものであって、墓場まで持っていっちゃダメですよ^^; というのもまた教訓ですね。「ちゃんと肝に銘じておきます」と言いたかったのでしょう?記事は良かったです^^
母校港北小学校さん
2015年10月24日 20時46分
昭和41年から50年位迄の幼稚園〜小学校時代を過ごしました。昔はパチンコ屋が1件あり、祖母と一緒に行った事があります。菊名池はプールが出来る前は水道みちが橋の様になっていて、今の倍以上の大きな池でした。武藤模型店でエサを買ってよくクチボソを釣っていました。最近40年振り位に戻ってきても落ち着いた感じが変わっていなく心地よいので、また近くに住み始めました。
灣仔さん
2014年09月21日 09時32分
昭和37年から平成11年まで篠原町に住んでいました。小学生の頃は菊名池が池の畔商店街の前まであって、よく釣りをしたものです。駅前の通りの突き当たりの駄菓子屋さんや武藤模型店にも通ったものです。あと、自宅に毎日御用聞きに来ていた魚屋さん(多分、魚国さん)も覚えています。随分前に駄菓子屋さんは不動産屋に、武藤模型店は商店街の火事の後、漬物屋さんに変わってしまいました。久し振りに行ってみようと思いました。