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鶴見川にただようチョコレートの香りの謎を解明! 鶴見の森永製菓の工場ってどんな感じ?

ココがキニナル!

鶴見の森永製菓の工場見学と「エンゼルショップ」という特別なお店のレアなキョロちゃんグッズの展示がキニナル。鶴見の街を歩くとチョコレートの香りが漂ってくる?(だいさん、maniaさん、たこさんのキニナル

はまれぽ調査結果!

人気商品を製造する森永製菓の工場、個人差はあるがチョコレートの香りよりもビスケットの香りのほうが強い。工場見学は3ヶ月以上待つ人気イベント

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ライター:濱屋 亘

入室前の手順



まず、現場に入る前に、入念な衛生管理を行う。
 


指輪やピアスなどの装飾品はすべて外し、専用の作業着に着替える
 

こっちに行きます「→」
 

いざ工場へ!
 

コロコロで表面のホコリを取り除く
 

手洗いを済ませ、エアシャワーを浴びて微細なゴミを吹き飛ばす


エアシャワーを終えて中に入ると、ふわっと甘いチョコレートの香りが。工場内は天井が高く、かなりの広さ。作業場に入ってまず驚いたのが、工場スタッフが思ったよりも少ないということ。入る前までは、もっと大勢の人が作業しているものと思っていたのだが、工場内は整然とライン化されていた。

今回追ったのは、焼きチョコ「ベイク」の製造ライン。製造工程はざっくりと大きく分けて、「溶かす」「成形する」「焼く」「冷やす」の4つ。
 


手で持っても溶けない不思議な焼きチョコ「ベイク」


チョコレートはまず、「ケトポン」と呼ばれる大きなタンクのような装置で、とろとろに溶かされる。ここで大切なのが温度設定。温度はチョコレートの口当たりや成形にも大きく影響してくるため、室温は常に一定に保たなくてはいけないのだという。
 


チョコレートの原液を入れた「ケトポン」。これで約1トン


とろとろに溶かされたチョコレートは、成形され、焼かれ、冷やされる。
 


整列して行進を続ける「ベイク」


ラインの途中には専用の「ルーラー」という製品サイズを測る機械をもった検査員がいて、そこでは、商品が重量やサイズなどが規格通りできあがっているか入念なチェックが行われる。
 


品質検査風景。検査員の厳しい目が光る
 

見た目だけでなく、味もしっかり検査される
 

基準外ものは溶かして押し固められ、廃棄品として飼料などに回される


検査をクリアし、OKだったものがそのままベルトコンベアーで運ばれ、包装される。仕上げまでにかかる時間は、原液から包装までで約1時間ほど。手際のよい速さで生産されていく。
 


次々に出てくるベイク、ベイク、ベイク!


途中、廊下を通りかかった際に、プールのようなものが見えたので聞いてみたところ、
「あれは排水処理施設です」。
鶴見工場では排水を川には流さず、工場から出た水は全てパイプラインを通して敷地内の処理施設に運び、そこで処理しているのだという。ちなみに、排水プールの向こう側にある建物は昔、「エンゼルボール」という一般人も入れるボウリング場だったそうだ(いまは閉鎖されている)。
 


排水処理施設の向こう側にある建物はもとボウリング場だったとのこと


周辺住民からにおいで何か言われることもあるのでは、と質問をしてみたところ、意外にも「クレームとしてあがってくるのは年間1件あるかないか」なのだそう。

また、クレームがきたら、連絡があった方角に実際に出向き、実地調査を行い、再度ヒアリングをするなどの対応を行っているという。ちなみに、「チョコレートよりもビスケットを焼いたときの香りのほうが強いので、こっちのほうの香りも気にする方が多い」とのこと。

工場を一通り見学させてもらったところで、今度は、工場敷地内にある「キョロちゃんのおかしなおかし屋さん」へ案内してもらった。