年中縁日のような「もぐら横丁」

で、地下に広がるもぐらの穴はどんな感じかというと？
　

一本の通路を挟んで両脇に７店舗が立ち並ぶ

　
こちらも、お店は「鴨居を好きなこと、好きになってくれること」に加え、石川さんの独断による7軒。

通路に立って「どの店にしようかな」と悩む筆者の目に映るのはまるで、縁日のような光景。「特に大きく掲げているわけではないんですが、『もぐら横丁』の空間コンセプトは縁日なんです。子供から大人まで、みんなが一年中楽しく、一年中はしゃげる場所。そんな空間をイメージしています」と石川さん。
　

和気あいあいといった雰囲気

　
鴨居に会社があるというガス会社のみなさんは、2回目の横丁訪問で串揚げ「徳印（とくじるし）」を利用。本日は「仲間の愚痴を聞く会」とのことで、30分前まではどんよりした空気が流れていたとのことだが、いやいや実に楽しそう。

「スタッフのさゆみちゃんがかわいい」「ほかの店から料理のデリバリーができるのも嬉しい」など、この日も横丁を十分に堪能しているご様子。
　

「徳印」の店長・こうへいさん（左）とさゆみさん

「徳印」の串揚げは、カツはもちろん野菜や魚介類など種類豊富で１本100円から。一番人気はれんこん。串揚げだけでなく、大阪名物の「紅生姜天（100円）」や「徳印特製塩煮込み（480円）」もオススメ。団体客も30名まで対応可能なので、これからの歓送迎会シーズンなどにも活躍しそう。
　

ふと横丁内一番奥の店舗に目をやると、何やらワクワクする商品棚

横丁内一番奥に店を構えるのは、缶詰バー「缶“Bar（カンバル）」。棚に並べられた缶詰は、おなじみの商品から変わり種まで約100種類にものぼり、見ているだけでも楽しめる。キニナル一番人気は「ホワイトアスパラ（500円）」の缶詰。

「オニオンスライス添え」や「とろけるチーズのせ」など全6種類（各、小サイズ500円、大サイズ800円）のちょい足しメニューで提供されるオイルサーディンや、フルーツ缶を使ったサワーなどが楽しめるのが嬉しい。自宅でも簡単に挑戦できる意外なレシピにも出会えるかも。
　

スタッフの柳下さんのお気に入りは「オイルサーディン」

　
次にお邪魔したのは「ふれんち・てっぱん 吉祥（きちじょう）」さん。カウンターの10席のみとごく限られたスペースではあるが、目の前で調理して提供されるお料理はどれも本格的。
　

それではそろそろ筆者も腰を据えて一杯（480円）
　

これまでホテル一筋で経験を積んできたというシェフの中野さん
　

何を注文したかって？
　

あれですよ、あれ！　「ふぉ・あ・ぐ・ら」