とうとうフォアグラの登場！

キニナル投稿にあった「お安く食べられるフォアグラ」は、同店の限定メニュー「シェフおすすめ牛フィレステーキ　～フォワグラのソテー添え　ソースリヨネーズ～」。

中野シェフがホテルで腕をふるっていたころには、同レベルの食材で4000円以上はしたというお料理のキニナル価格はなんと1350円！　限定10食とその販売数が限られているのは、「ごめんなさい！　本当に採算がとれないんです」とのこと。それでも提供を続けているのは、お客さんに喜んでもらうため。

「フォワグラのソテー添え」なんて控えめながら、フィレステーキ90グラムに対しフォアグラ45～50グラムと「添える」どころではない贅沢なふるまいっぷりにも注目。
もちろん鮮度を大切にしているので、切り置きすることなく、注文を受けてから食材を切り分ける。
　

シェフの華麗な手さばきと鼻先をくすぐるお肉の香りで興奮マックス状態！
　

添えちゃいます・・・でなくて、どどんと乗せちゃいます
　

そして完成したお料理がこちら。そのお味は・・・
　

当然のように最高です！

　
クリーミーなマッシュポテトの上に乗せられたお年寄りでも美味しく食べられる柔らかいフィレステーキ。そして濃厚なフォワっ、ふぉわっ・・・。いや、もう何も言うまい。投稿してくれたミルミルさん、キニナッてくれて本当にありがとう！
　

続いて横丁ならではのお楽しみ、他店からのデリバリーを体験

あれも食べたい、これも食べたいと欲張りなお客様にも好評な出前システム。フレンチのお店にいながら、おでんやお寿司が注文できるのは、横丁だからこその最大の魅力。お支払いはキャッシュオン（注文ごとに料金を支払う）方式で明朗会計。
　

筆者はイタリアンの「湘南キッチン」さんからピザ「ビスマルク（880円）」を注文

けっこうお腹いっぱいですが、まだまだ食べ続けます！
　

中野シェフから、ご厚意でいただきました！

　
いただいたお料理は「真鱈白子のポワレ　サラダ仕立て　～ニンニク焦がしバター醤油～」。旬の白子を使った一品は「おすすめの一品」として提供されているお料理（750円）。「魚介類は隣の寿司店（立喰い寿司「吉祥」）で仕入れてもらうので、安くて良質なものが入るんです」と中野シェフ。サラダには大根だけでも三種類の大根を使用するなど、野菜へのこだわりもたっぷりだ。

そして締めはやっぱり・・・
　

寿司でしょう！

　
「ふれんち・てっぱん　吉祥」さんと同系列店の「立喰い寿司　吉祥」さんは、長者町にある本店「すしや吉祥」と仕入れを同じにすることで低価格を実現。ネタの良さもさることながら、なかなか気安く口に入ることのない「ノドグロ」などもリーズナブルな価格で提供しているという（入荷状況による）。

ランチはお寿司10貫にみそ汁とデザートがついて800円ととってもお得（15貫セットは1200円）。オープン当初は「立喰い寿司」をうたっていたが、お客様のリクエストでイスも導入されたので、「立喰いはちょっと・・・」という方も安心してお立ち寄りを。
　

最後にどうしてもキニナル本日の変わり種「生にしん」（１貫100円・左）を注文

　
筆者初体験の「生にしん」はイワシなどと同じ青魚。たっぷりと脂がのっていながらも、新鮮だからこそのぷりっとした食感はまさに筆者好み。

さらに「普段大トロはあまりおいてないんだけど・・・」と、本日運よくいらっしゃったインドマグロ様の砂ずり（※お腹の一番脂ののっているところらしい。１貫400円・写真右）をごちそうになってもう完全にノックアウト状態。

はまれぽ編集長・吉田氏が取材のたびに大きくなる理由がなんとなくわかった美味しい取材だった。

取材を終えて

2013（平成25）年4月の野毛「たべもの横丁」、同年11月の鴨居「もぐら横丁」と立て続けに横丁をプロデュースした石川さん。「次なるプロデュースはどこの地で？」とキニナルところだが、「今はまったく考えていません」と予想外の回答。

2つの横丁プロデュースの実績を買って「ぜひうちでも」という話もあるそうだが、石川さんにとっての横丁プロデュースは「やってください」と言われて「はい」と簡単に言えるものではないのだという。

「プロデューサーなんていう偉そうなもんじゃないですから」と少し気恥ずかしそうに笑う石川さん。大好きな場所に対する熱い思い、大好きな先輩方からの強い後押し、そんなものがあったからこそ、最高に楽しく、居心地のよい空間ができたのだろう。

「体育会系の熱いヤツ」を自称する彼の、熱い思いや仲間たちとのつながりの中からまた新たな企画が生まれるのが楽しみだ。


―終わり―

　
鴨居もぐら横丁
所在地／横浜市緑区鴨居4-1-9
定休日、営業時間／店舗によって異なる