横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.34 納涼企画!海風香る金沢センターシーサイド名店会で七福(729)神を勝手に認定
ココがキニナル!
本日7月29日にちなみ、金沢シーサイド名店会の七福(729)人を選定。福禄寿、布袋尊、寿老人、大黒天、恵比寿天、毘沙門天、弁財天を求めて
ライター:河野 哲弥
「福禄寿」認定、菓匠「富貴」
大粒来富雄(おおつぶらいとみお)会長によれば、この商店街は1980(昭和55)年、現名店会の東端にある「バスケット」というショッピングセンター内で誕生したそうだ。
現在の「バスケット」の様子、当時は18店舗余りでスタート
その後、神奈川県住宅供給公社による周辺の宅地造成が進むにつれ、「バスケット」の外にも店舗が集まりだしたとのこと。その中には、会長のお店「富貴(とみたか)」のように、自ら独立した店舗も含まれる。
商店会発祥当時から名を連ねる和菓子店
店内の様子と、大粒来会長(写真中)
横浜タカシマヤに展示されていた「工芸菓子」、すべて食べられます
そんな技アリの同店では、「金沢ブランド」認定商品や、日米交流100周年を記念してアメリカへ贈られた「シドモア桜」「ハナミズキの詩」など、ユニークな企画商品がめじろ押しだ。
いろいろあるなか、会長オススメの左奥「金沢とうふ(173円)」を購入
トレードマークの帽子と長く続く老舗であることから、長寿・招福の神「福禄寿(ふくろくじゅ)」に認定
さて、会長。「ちょっと見てほしいものがある」とのことで、後を追って商店街某所にある倉庫へ行くことになった。そこにあったものとは。
今年の9月上旬、横浜タカシマヤで展示される予定の工芸菓子「ジューンブライド」
この人、タダものではありません。
さて、引き続き、名店会誕生当時から続く店舗へ行ってみよう。
「布袋尊」「寿老人」、続々認定
会長に紹介していただいたのは、名店会北西端に位置する日用品店「ワダシーサイド」。駄菓子屋さんと文具店とタバコ店を全部足して3で割ったようなお店だ。
オモチャや本も取り扱っている
宝の山を広げたような店内
「きょうはお祭りだから、夕方から忙しくなるわよ」と、店主の畠山郁子(はたけやまいくこ)さん。かわいらしいスマイルと取り扱いアイテムの多さから、笑顔で宝の袋を担ぐ「布袋尊(ほていそん)」以外にあり得ないと確信。
買ったものは、袋にちなんで「水玉風船(50円)」
ここまで、購入金額の合計は223円。残りはなんと777円になった。
畠山さんによれば、この並びに名店会誕生当時から続くそば店があるらしい。どんなお店なのか、さっそく行ってみることにしよう。
「葉隠(はがくれ)」というそば店発見
人気メニューの「つけ天(860円)」
店主の吉川守(よしかわまもる)さんは、わざわざ北海道からそば粉を取り寄せるほどの本格派志向。昼どきを過ぎても、客足が絶えない人気店のようだ。
落ち着いたころを見計らって、「葉隠」店内の様子
老舗であることと、縁起物のエビから、不老長寿の神「寿老人(じゅろうじん)」に認定
ちなみに、「つけ天」を食べてしまうと予算をオーバーしてしまうので、ここは注文例を見るだけ。引き続き、残り4人の認定者を捜索していこう。