神奈川県で唯一カーリングができるスケートリンク「銀河アリーナ」にライター・秋山が突撃!
ココがキニナル!
神奈川県スケートリンクで自主運営のカーリングクラブが月一か月二で活動しているそうです。市内でカーリングに参加するとすればここくらい?市内で唯一?キニナル(だいさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜市内唯一のカーリングクラブ「横浜カーリングクラブ」は、現在活動を休止中も、相模原市の「銀河アリーナ」で初心者も体験ができる!
ライター:秋山 千花
普及!? 妨害!?
体験教室当日の持ち物は、運動着、室内履き、手袋、毛糸の帽子。そのほか、カーリングに必要な用具はすべて無料で貸し出ししてくれる。
まずは、カーリングと言えばこれ!
「みなさんがイメージとしてもっているのは豚の毛などを使ったブラシだと思いますが、今は化(学)繊(維)のものが主流」と阿部山さん。
カーリングでは試合前に「ペブル缶」という、じょうろのようなもので水を撒き、ペブルという氷の粒を作る。
ブラシではくような動作(スイープ)をするのは、そのペブルの表面を溶かしストーンをコントロールするため。また、ブラシには投球時のフォームの安定や、スキップと呼ばれる司令塔役が投球の指示を出すためにも用いられる。
続いてカーリングシューズ
カーリングシューズは左右の底の仕様が違っているのが特徴。
利き腕と逆の足は滑りやすいようにツルツルのテフロン加工、利き腕側の足は氷上でも滑りにくい生ゴムなどの素材でできている。テフロンの厚さが厚ければ厚いほど滑るのだとか。
投球時以外は「アンチスライダー」と呼ばれるカバーを取り付けることで滑らなくなるそう。
キニナルお値段はピンキリだが、阿部山さんのシューズはだいたい3万円くらい。安ければ1万円程度、高いと5万円くらいするものまであるのだとか。
シューズを持たない体験者に貸し出されるのは簡易スライダー
こちらのツルツル面で滑ります
そして、もうひとつ大事な物。
漬け物石!
ではなくて、カーリング用のストーン。その大きさは、直径30cm、重さ20kgとかなりの重量感。
ゲームでは、1チームで8個×2チーム分で計16個が必要となる。使用されているのは、スコットランドのアルサクレイグ島でしかとれないという花崗岩(かこうがん)。大変貴重な石で、ワンセット何十万円もするのだそう。
それではブラシを持っていよいよ氷上へ
始めに簡易スライダーに足を乗せて滑ってみます
これ・・・恐いです! 想像以上に滑ります!
阿部山さんから「滑るので最初は壁につかまってくださいね」と注意をいただくも、いえいえご心配なく。筆者、恐くてむしろ手が離せません!
少し慣れてきても、手を離すとやっぱり恐怖!
へっぴり腰ながら、なんとか滑る感覚をつかむと、今度は投球スタイルで滑る練習へ。阿部山さんの華麗な滑りをお手本に、右足を壁につけてしゃがみ、1で腰を上げ、2でちょっと体を引いて、3で壁を蹴って前に飛び出す・・・
構えはいっちょまえですが・・・
壁を蹴ると・・・
こうなって・・・
こうなります・・・
カーリングの普及を妨害するかのような無様な姿だが、それでも協会のみなさんは親切に教えてくれる。どんくさい筆者に与えられた指示は「とにかく左足を中心にしてバランスを取ること」。そのためには、「下を向くのではなく、少し先、遠くをみること」。
丁寧な説明に従えば、さほど難しいことではない。何度か練習を重ねればすぐにコツはつかめてくる。ハックと呼ばれる蹴り台を使った練習を始めるころには、無様な姿も一変。こんな風に・・・
カメラ目線で余裕の表情を浮かべられるほどに!
運動神経ゼロの筆者でもなんとかなるということは、恐らく誰にでも気軽に挑戦できるスポーツと言っても過言ではないだろう。
そして待ちに待ったストーンの登場!
鋭い視線の阿部山さんはとても素敵ですが・・・
そんなに簡単にできるものではありません
滑ることと投げること。あれやこれやとアドバイスを受けて考えているうちに、頭の中はいっぱいいっぱい状態・・・
投げるタイミングを逃し、ストーンと一緒に滑り続ける筆者
転がるのは石だけでないようです
そんなこんなで、必死に練習しているうちにあっという間に前半戦が終了。
どうなる、後半戦!?