1分でできるちょっとマニアックな横浜クイズ vol.2
ココがキニナル!
かながわ検定協議会による『よこはま百問 かながわ検定・横浜ライセンス受験参考問題集』の2006年版と2009年版より、2級レベルの問題3問を紹介。あなたはいくつ正解できる?
ライター:はまれぽ編集部
正解は(3)港北区
明治時代を通じて横浜市とその近郊では人口の増加が著しく、市街地が拡大した。1901(明治34)年には第1回目の市域拡張が行われ、北は神奈川町、南は本牧・根岸両村が市域に編入された。都市が拡大すると、その内部の交通網の整備が必要となる。都市間の鉄道が専用軌道をもつのに対して、都市内では道路ないに軌道を敷設する路面電車が多かった
横浜電気鉄道株式会社が設立され、1904(明治37)年に路面電車の第一号として、神奈川と横浜駅(現在の桜木町駅)前の大江橋を結ぶ路線を開設、翌年には関内地区に路線を伸ばした。
1921(大正10)年、経営安定化のため横浜電気鉄道の事業は市営化され、横浜市電となった。
横浜市は昭和2(1927)年に3回目の市域拡張を行い、中・神奈川・磯子・保土谷・鶴見の5区を設置したが、そのころ市電の路線網はほぼ当時の市街地全域をカバーしていた。
磯子区内では杉田線が杉田まで、保土ヶ谷区内では保土ヶ谷線が保土ヶ谷駅まで伸びでいた。鶴見区には、生麦車庫が同区に含まれたほか、戦時の短期間だけ生麦から鶴見駅前まで路線が伸びていた。
六角橋の終点の六角橋停留所が港北区(昭和14年設置)と神奈川区の境界付近にあったが、港北区には達していなかった。
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【第2問】ペリーと音楽
ペリー提督と西洋音楽との関係で間違っているものは次のうちどれか。
(1)米大リーグでプレーポール前に歌うあの米国国歌をベリー提督の横浜初上陸のときにも軍楽隊が最初に演奏した
(2)ペリー艦隊軍楽隊のレパートリー曲「ヤンキー・ドウードゥル」は日本では「アルプス一万尺」
(3)事故死したウィリアムス水兵を葬るため横浜に上陸した鼓笛隊がヘンデル作曲の葬送行進曲を演奏した
(4)ペリー提督は日本人にもなじみのフォスター作曲「草競馬」や「スワニー河」を知っていた
旧暦1853(嘉永6)年6月3日に来航したペリー提督