牛豚肉ガッツリ食べ放題!? 1分25円、分刻みの課金制「今日はしゃぶしゃぶ!!」センター北店に突撃!
ココがキニナル!
センター北の『今日はしゃぶしゃぶ!!』は延長1分25円だそうですが、なぜそんな料金体系に? お約束の早食い・大食い対決も待ってます。(brooksさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
2015年3月オープンの同店は時間の有効活用と食べ残しロスを解決した料金体系。編集部・宇都宮がしゃぶしゃぶ65枚完食!
ライター:楪 ゆう子
ワンコインで「オリジナル定食」が創れる多彩なビュッフェ
それではさっそく店内へ。
ビュッフェ台を取り囲む形で101席が配置されており、テーブル席、ベンチシート席、ボックス席、ソファー席が並び、いずれもディナーは予約可能だ。
おひとり様や少人数にお勧めのベンチシート席
3方向すだれで仕切られたソファー席はファミリーや女子会にお勧め
「平日のランチタイムで『タイムアタック20分500円プラン』を利用される方は、このビルにお勤めの方も多いんですよ。限られた休憩時間の中でもこちらのビュッフェはサクッと食べやすいみたいです」と小江さん。
当日のビュッフェ台には全部で53種類のメニューが並んでいた
また、部活帰りの学生さんたちがワンコインでお腹を満たしていくという。確かに500円玉一枚で主菜と副菜が選べてサラダも充実、デザートとドリンクも付くとなれば、コンビニ弁当を買うよりも、よっぽどこのビュッフェで「オリジナル定食」を作って食べる方がコスパ大だ。
多種類なドリンクバー
ビュッフェ用のメインプレートは2種類で、味が混ざらないよう9枠の仕切りで小分けにできるお皿と、大きな木のお皿がある。汁やソースが多めのものは仕切り付き、木皿にはガッツリ盛り上げたい。
それにしても種類が多すぎる!
店内に足を踏み入れたら、席に着く前にビュッフェ台を軽く一回りして、どの位置に何が置いてあるか確認の上、回るルートを考えた方がよさそうだ。
「サーモンのカルパッチョ」、人気の「棒棒鶏」「肉だんご」
「なすの煮びたし」「シャケの塩焼き」「玉子焼き」
揚げ物一番人気にして定番の「春巻」ほか
「とりから」「あげだし豆富」は定番中の定番
「豚肉のせいろ蒸し」。シューマイなど蒸し物も必ず出る
おたまですくう「茶碗蒸し」「おくらのゴマ和え」
サッと取れる小鉢の「ひじき」と「夏野菜の和え物」で栄養バランスアップ
近ごろお高い野菜も充実。こんなに何種類も一度に家庭では用意できない
デザート系も充実。「プリン」「杏仁豆腐」「葛餅」「ライチ」
小江さんに聞いた、ランチリピーター・サラリーマンの同店における戦略はこうだ。
オーダー開始と同時に、L字型のカウンターに設けられたごはんコーナーに直行!
ご飯をよそって牛丼をバッとかけてメイン終了、間髪入れずに仕切り付きプレートにザクザク惣菜を盛り、小鉢の青物などをお盆に乗せ、グラスに飲み物を注いでテーブルへ。全部一巡で済ませるのがコツ。
ババッと食べてジャスト20分間500円でチーン(完了)。
L字型カウンター。炊き立ての白米、みそ汁、かき玉汁。ご飯にのっけて美味しい惣菜が並ぶ
「牛丼」「マーボナス」「豚肉のしぐれ煮」
「角煮」「手羽煮」「ふろふき大根」
これなら奥さまの手作り弁当なしでも、栄養バランスの心配はない。夜は1時間1280円プラスで「アルコールドリンク飲み放題」も付けられるので、チョイ飲みに最適。サラリーマンの昼と夜をまかなえるのではないだろうか。
夜は飲み放題プランも!
注意点としては、まず「残さずいただくこと」。そして「時間の管理」。
お店のスタッフが、テーブルに開始時間を記入した伝票を置くと同時に食べ放題スタート。基本時間が過ぎると自動的に延長となり、以降は自己管理になるのでうっかりしているとドンドン加算されていってしまう。のんびり食事を楽しむ予定の場合は問題ないが、コスパ優先ならば時計をにらみつつ食事を進めたい。
なお、支払い計算は店の時計で行うため、オーダー前に自分の時計とお店の時計の時間が合っているかどうか確認しておくと確実だ。
「『残さず』たくさん食べてけれ!!」
―ちなみに、小江さんは「牛・豚しゃぶしゃぶコース」でどのぐらい食べたことあるんですか?
「ビュッフェや鍋の野菜などは一切ナシの本当に肉だけですが、12皿です」
・・・たしか、一皿に5切れ入ってますよね。ってことは・・・60枚!?
この元気ハツラツ、フレッシュな美の秘訣は「肉」にあり
「3皿がやっとですぅ~」なんて可愛いらしい返事を想定していた筆者、甘かった・・・。もちろんそれだけ肉が美味しい証拠だが、さすがの若さと広報魂に感服です!
われわれも負けていられませんよ、宇都宮さん。これで「12皿」がデフォルトに決定!
「おトクにするぞー!」「喰うぞー!」ガッツリポーズで気合十分
さっそくオーダーから。
もちろん宇都宮氏は「牛・豚しゃぶしゃぶ」、だしは固定の「真昆布だし」と、すきやき風にいただける「すきしゃぶ 月見だし」を選んだ。「真昆布だし」は必ず固定で、このほか「天然塩だし ゆず風味」「韓流 辛味噌だし」と組み合わせることができる。筆者は「【タイムアタック】平日ランチビュッフェ20分500円」+低学年子ども500円にチャレンジ。
ちなみに、通常の注文では、一つのテーブルで同じプランにしなければならないのでご注意を。
オーダー時にお店のスタッフが詳しくシステムの説明をしてくれる
スタッフの須藤さんに、牛・豚しゃぶしゃぶおかわりの平均値を聞いた。
「最初に豚カルビ、豚肩ロース、牛肉を人数分だけテーブルに運んで、おかわりにもう一皿ずつが基準になります。セルフサービスの野菜をたくさん入れたり、おしゃべりしながら食べていると結構すぐにおなかいっぱいになってしまうので、女性はだいたい2皿で終わりが多いかな。男性の方はさらにもう一回おかわりをされるので、ひとり3皿ぐらいが目安でしょうか」
「マーボーナス」が好きなスタッフの須藤美悠(すどう・みゆ)さん
それでは、いままで見た最高記録はどのぐらいなのだろう。
「もう注文の仕方がほかのお客様とぜんぜん違っていて、最初から6皿ずつ運んでくださいと・・・お父さんとお母さんと成人された息子さんの3人家族で、会話もせずひたすらお代りを続けてくださり、一時間ぐらいの間に計24皿まで運んだことがありました」
家族で食事に来て一切しゃべらず黙々と食べる・・・これぞまさに「今日はしゃぶしゃぶ!!」。食べにきたというよりは戦いにきた感じですが(笑)、あまり殺伐とせずゲーム感覚で楽しみたい。
というわけで、ユズリハ&宇都宮氏のタイムアタックチャレンジもスタート!
まずドリンクバーでお茶を確保する宇都宮氏
ビュッフェの周りをウロウロする筆者のテーマは「夏休みの平日」。
学校が休みで給食がなく、学童保育にも行かない子どもに毎日家に居られると母親は「昼メシ疲れ」してくるもの。たびたび外食していては財布が持たないが、ワンコインなら時にはOK。なんたってファストフードより安いのだ。
ウーンどれも美味しそうで迷うな~
基本時間が60分と余裕のある宇都宮氏は、しゃぶしゃぶ鍋がセットされるまでの時間を利用してブラブラ物色しているが、20分しかない筆者はとにかく必死。
仕切り付きプレートなんて面倒だ、残さず食べられるものを中心に木皿にガシガシ乗せていくしかない!
ムスメがグズグズ言わずに食べ切れるのは・・・?
じっくり選ぶ時間もないので、目についた子どもが好きそうなものをひたすらチョイス。
やはり揚げ物を中心としたお子様ランチメニューに
しかし、あわてたおかげで5分もせずにテーブルに戻ることができた。
ラインアップは「とりから」「春巻」「あげだし豆富」「玉子焼き」「茶わん蒸し」、強制的に食べさせたい野菜は「かぼちゃサラダ」「ポテトサラダ」「大根サラダ」「プチトマト」「夏野菜の和えもの」「ひじき」で摂取。「杏仁豆腐」と「プリン」でスイーツもなんとか。
計13種類に「ご飯」と「みそ汁」「ドリンク」付きで親子ふたり1000円なら十分ではないでしょうか。
ビュッフェ20分1本勝負、名付けて「夏休み親子ランチ」!
必死の形相でテーブルに向かう筆者をよそに「ふんふ~ん♪」と鼻歌交じりに仕切り付きプレートを埋めていく宇都宮氏。
やっぱりサーモンは必須アイテムだよね~
悠々と戻ってきた宇都宮氏セレクションは「オクラのごま和え」「ひじき煮」「夏野菜の和えもの」「玉子焼き」「シャケの塩焼き」「なすの煮びたし」「大根おろし」「あげだし豆富」、「サーモンのカルパッチョ」と思いっきりヘルシー。
なんだか女子力高いチョイスに思えるのは気のせいか
「普段、男の一人暮らしだとこういうヘルシーなお惣菜はなかなか食べられないんで、選べるのがありがたいっすね~♪」
しかし、後ほどこのワンプレートが仇となるとは・・・。
そのころ、テーブルにはすっかり「牛・豚しゃぶしゃぶ」の準備が出来ていた。二層に分かれた鍋に、昆布だしとすきしゃぶ 月見だしが熱く煮えたぎっている。
豚カルビ、豚ロース、牛肉が一皿ずつ。すきしゃぶ 月見だし用の卵も使い放題
タレは二種類、さっぱりいただける「ポン酢」とコクのある「ごまダレ」だ。
しゃぶしゃぶ用に調整されたポン酢
徳島産高級すだちも入ったごまダレ
一皿に5切れずつ入った肉は色も鮮やか。
豚カルビ
豚ロース
牛肉