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ザ・ゴールデン・カップスや矢沢永吉を輩出した名店! 本牧で伝説と言われた「ゴールデンカップ」に突撃取材!

ココがキニナル!

グループサウンズのザ・ゴールデン・カップスが来年で50周年になるので、スタート地点の本牧のゴールデン-カップを取材してください。(tatsuyaさん、Ryo.ACさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

1964年にオープンしたレストランバー。刺激を求める日本人の若者と、米兵らであふれた。専属バンドが「ザ・ゴールデン・カップス」としてデビュー!

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ライター:大和田 敏子

「ザ・ゴールデン・カップス」誕生!



開店してしばらくすると「レコードもいいけれど、やはり生バンドを入れて演奏する店にしたいと思うようになった」と上西さん。

来店していた芸能マネージャーに「上手なやつがおったら紹介してほしい!」と伝えていたという。そうして紹介されたのが平尾時宗(後のデイヴ平尾)さんだった。

平尾さんの歌声に惚れこんだ上西さんは「明日からやってほしい!」と即決したという。 1966(昭和41)年のことだ。当時はバンド名もメンバーも違っていたが、これが「ザ・ゴールデン・カップス」の始まりだ。
 


店内はライブ目当ての客であふれた

 
平尾さんらは、ゴールデンカップの専属バンドとして、毎日午後8時から午後11時まで演奏するようになる。彼らが演奏するようになって3~4ヶ月もすると、店には1晩に250人もの客が押し寄せるようになった。

平尾さん自身もプロでいけるという自信をつけ、さらに上手いメンバーで固め「平尾時宗とザ・グループ&アイ」を結成したようだ。

そして、それが音楽関係者の目にとまり、1967(昭和42)年「いとしのジザベル」で「ザ・ゴールデン・カップス」としてレコードデビュー!
 


ザ・ゴールデン・カップス(画像提供:アルタミラピクチャーズ)

 
メンバーはデイヴ平尾さん、エディ藩さん、マモル・マヌーさん、ケネス伊東さん、ルイズルイス加部さんの5人だった。

当時はグループサウンズ(GS)全盛の時代。スパイダースやタイガース、テンプターズなどがきれいな制服のような衣装でステージに立つのに対し、カップスはそれぞれが私服で個性的なファッションだったという。
 


ザ・ゴールデン・カップスのライブ風景(画像提供:アルタミラピクチャーズ)

 
音楽性もほかのGSとは大きく違っていたようだ。本牧で常にアメリカから入る最新の音楽に触れ、耳だけで歌や楽器をマスターして演奏したという彼らならではの音楽があったのだろう。

「ほかのバンドとは音が全然違っていたと思う」と上西さんは言う。
 


『ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム』2005 ALTAMIRAPICTURES,INC. DVD発売中!
監督:サン・マー・メン 製作:アルタミラピクチャーズ 発売元:ポニーキャニオン

 
この音楽ドキュメンタリー映画の中でも、多くの著名人がカップスの音楽に衝撃を受けたことを語っている。

1968(昭和43)年発売のサードシングル「長い髪の少女」が35万枚の大ヒットとなり、全国的な人気になった。

余談だが、この曲の作詞は「ブルーライトヨコハマ」の作詞家でもある橋本淳(はしもと・じゅん)氏。以前、橋本氏にインタビューさせていただいた時、本牧の思い出を語っていらしたことを思い出した。

「ザ・ゴールデン・カップス」は何度もメンバーチェンジしながら、GSの枠にはまらない、最新のR&Bを演奏するバンドとして活躍を続け1972(昭和47)年に解散。ミッキー吉野さんや柳ジョージさんもメンバーだった時期もあった。



「カップス」デビュー以降の「ゴールデンカップ」は?



「ザ・ゴールデン・カップス」のメジャーデビュー後、多くのミュージシャンが「ゴールデンカップ」でライブをした。その中でも、特に有名になったのは矢沢永吉さん。「キャロル」を結成前、「ザ・ベース」というバンドで演奏していたようだ。

また、本牧音楽界の重鎮CHIBOさんも「パワーハウス」というバンドで演奏していたという。
 


ミニスカート姿で踊る女性たちの写真もあった

 
勝新太郎さん、石原裕次郎さんら芸能人も訪れ、芸能事務所など関係者も多かった。スカウトされてモデルになった女の子も少なくないという。キャシー中島さんもよく来ていたそうだ。

ベトナム戦争が終わったころ、それまで真っ暗だった店内を明るくし、日本人向けに改装した。
 


現在の店内。広さは当時とほぼ同じだそう

 
そのころは、深夜すぎになると関内のクラブの女の子が客を連れてきて朝まで飲んだり、時には昼まで飲んでいるお客さんもいたそう。そんな時代が15年ほどは続いたが、交通の便の悪い本牧への客足は遠のいていったようだ。

「25年儲かったけど、25年損をしたね」と上西さんは言う。
 


カウンター。こちらは少し作り変えたそうだ

 
近年では『あぶない刑事』をはじめ、ドラマや映画のロケに使われることも多いという。
 


現在は、月に5~6回、ライブが行われている

 
ライブのない日は、午後6時から午後10時までカラオケ歌い放題、飲み放題で、男性2700円、女性2200円というシステム。それ以降はメニューにある料金になる。
 


意外にもリーズナブルな価格!

 
フードのメニューは、ポテトフライやポップコーン(各500円)などのスナック系のメニューから、ピザ6種類(700円~800円)、とり唐揚げ(800円)、ビーフカレーライス(850円)など豊富だ。

人気の2品を出していただいた。
 


ミックスピザ(800円)。チーズたっぷりだ!

 
「トッピングはどこ?」と思ったら、チーズの下に、ピーマン、マッシュルーム、ベーコン、ハンバーグなどが入っていた。チーズは3種をブレンドするなど多少改良しているが、基本的にはオープン当初からのレシピを引き継いでいるそう。

意外にあっさりした味で、どんどん手が伸びてしまう!
 


ハンバーグステーキ(1000円)これも50年続く味!

 
昔なつかしい雰囲気が、なんだかうれしい。ボリューム感があり、おいしかった!
 


料理担当の鶴巻隆(つるまき・たかし)さん。もともとは中華の料理人だったそう

 
メニューにある以外に、中華料理に飲み放題が付いたコースを3700円で提供している。

時間は午後6時から午後10時まで。何時間という制限ではなく終了時間が午後10時とのこと。季節に応じて組み立てるというコースの中身もキニナルが、午後6時に入ったらなんと4時間も飲み放題ということになる。これはかなりお得だ!