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時速500kmの世界! リニア中央新幹線のスピードを体験レポート!

ココがキニナル!

神奈川県では相模原市のJR橋本駅付近に駅ができるというリニアの試乗会がすでに何回か実施されているようなので、実際に乗ったらどうなるか知りたいです(横浜キャサリンのキニナル)

はまれぽ調査結果!

JR東海が山梨県のリニア実験線で実施。2016年3月実施分は倍率19倍。県立リニア見学センターでは時速500kmを映像で疑似体験できるシアターも

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ライター:紀あさ

リニアの歴史と概要



リニアの歴史を始まりから。実はリニアの研究は、1964(昭和39)年に東海道新幹線が開業する以前の1962(昭和37)年からスタートしていたという。
 


東海道新幹線は東京オリンピックにあわせ開業
 

リニア最大の特徴である「磁気浮上」の実験に成功するのは1972(昭和47)年。それから無人走行や有人走行の実験を繰り返し、2003(平成15)年には有人走行としてのギネス記録である時速581kmを達成。
 


MLX01が有人走行で世界最高速度を達成
 

さらに、2015(平成27)年にはL0系が有人走行での時速603kmで世界記録を更新した。
 


ギネスレコード更新!!
 

リニア館に鎮座するのは2003(平成15)年世界最速を記録したMLX01の車両。実寸模型ではなく実物だ。
 


実物に、手で触れられる
 

「世界最高速度を記録した車両」との説明
 

車両の中に入ることもできる
 

梶原さんから「リニアは普通の新幹線より半分くらい軽いんですよ」と説明を受けながら、こんな大きなものが浮くんだなぁと半信半疑。



リニアの原理



リニアが走行するには、大きく分けて「浮く」ことと「進む」ことが必要だ。

車両に搭載された超電導磁石と、ガイドウェイに設置されたコイルとの間の磁力によって
浮上して、超高速で走行する。「ガイドウェイ」は聞きなれない言葉だが、リニアの走行する軌道であり、見た目としてはリニアの進路の両側にある壁のような存在だ。
 


超電導リニアのしくみ※クリックして拡大
 

車両とガイドウェイ間の「磁極の関係」を考えてみる。
まず「浮上」するには、車両がN極の場合、車両の側壁にはリニア車両のやや下方に反発しあうN極、やや上方に引き付けあうS極があれば、下からの反発と上からの吸引の2種の磁力によって車両が浮き上がる。
 


浮上するための、車両の「超電導磁石」と両脇ガイドウェイの磁力関係
 

次に「推進」について。リニアの車両先頭にN極、進行方向の壁に引き付けるS極、後ろ側の壁に反発するN極があれば、前からの吸引と後ろからの反発の2種の磁力で前方に進む。
 


前へと引っぱり、後ろから押し出すイメージ
 

推進コイルは常に一定の極ではなく、電気を流すことで動的に電磁石の極が切り替わり続けているため、進み続けることができるそうだ。
 


ガイドウェイにある2種類のコイルが重要
 

ここまで理解すると、運転手はどこにいて何をするのかがキニナってくる。実はリニアには、運転手はいない。アクセルやブレーキによる操縦ではなく、ガイドウェイに電気を流すことがリニアの制御にあたり、この操作は車内ではない場所から行われている。

500kmも出る乗り物に、運転手が乗っていないという説明には驚いた。未来だ・・・。

「浮く」と「進む」原理が納得できたところで、これからは体験スタート!!