知る人ぞ知る、腰越漁港の「朝市」に突撃!
ココがキニナル!
腰越の朝市の情報求む!(たか☆さん)
はまれぽ調査結果!
その日に水揚げされた魚が、大量に安く買えるイベント! 地元の人たちを中心に、誰でも参加できるお得な朝市だった
ライター:酒井 明子
いよいよ朝市スタート!(つづき)
テントの外ではバケツいっぱいのイワシの子どもを販売
ざる一杯のこの量でなんと200円!
最後の最後まで新鮮な魚介を提供していて、あっぱれ! 結局ライター・酒井は迷いまくりテント前を何往復もした結果、4品を購入した。
2300円で驚きの量を買えて大満足!
40匹近い大量の豆アジ。500円
シロムツは5匹で1000円。編集部・山岸とシェア
ビッグサイズのタコも500円
サバは1匹300円でお買い上げ
しかしこのサバ・・・自分でさばける自信がないなと悩んでいたら、なにやらさばいてもらえる場所があるらしいと聞きつけ、市場の裏にまわってみた。するとそこには漁港の組合長が魚をさばく姿が! ずうずうしくもお願いをしてみた。
何に調理するか聞かれたので、シメサバ用でお願いした
見事な手さばき!
組合長の鈴木さんは小さいころから腰越の海で漁師をしているらしい。腰越の朝市は25年以上前から開催されているとのことだった。照れ屋なのかなかなか目を見てもらえなかったが、シメサバのおいしい作り方まで丁寧に教えてくれた。
さばいてくれた上、塩までまぶしてくれて感動
今年で77歳の鈴木さん。いまでも毎朝、漁に出ている
ちなみにテントのすぐそばにある「漁業販売所」では、獲れたての魚をおいしく食べることができる。普段は午後1~5時まで、水・金休みの営業だが、朝市の時間帯だけは特別に営業をしているとのこと。
その日獲れた魚介が出されるため、メニューは日替わり
美人店主がその場で揚げてくれるのがうれしい
アジフライとイワシの天ぷら(各250円)をいただいた
フライなんてどこで食べても大差ないだろう・・・と思っていたが、大間違い! 獲れたてはフライにしてもおいしい! 揚げ物なのに身がふわふわ柔らかく、とにかくやさしい! 大満足の遅めの朝ご飯となった。
朝市のほうはと言えば、開始から1時間かからずして完売! 午前10時30分ごろにはすでにテントごと片付けられていて、跡形もなくなっていた。
先ほどまであんなににぎわっていたとは信じがたい
買い物を終えた人たちに聞いてみると、多くは地元の方で、毎回買いに来るとのこと。やはりスーパーにはない新鮮さと安さが魅力で、買ったものはご近所で配ったりもするそうだ。
そしてみなさん保冷バッグを持参! 確かにライター・酒井も保冷バッグに入れて帰ったのだが、1時間以上かけて自宅に着いたときには、底に水が埋まっていた。入れてもらったビニールだけでは水がしたたってくるので、遠方からの人はこれからの時期、必ず持参することをおすすめする。
自宅で戦利品を調理!
この日の夜、自宅でさっそく朝市で買ったものを調理してみた。サバはすでにさばいてもらったので、2時間ほどで塩を落としたあと酢につけこむだけ。大量の豆アジと大きなシロムツは内臓をとるのに大苦戦・・・。結果、できたのがこの3品!
いつも以上に豪華な食卓に!
身がぷりぷりのシロムツは煮つけに。これが一番おいしかった
シメサバ、シロムツの煮つけ、豆アジのから揚げ。シメサバは新鮮な上に、味がしっかりと染みこんでいて大満足! 豆アジは内臓取りに苦戦したため形がいびつだが、片栗粉をまぶしてノンフライヤーに入れただけで、ジューシーでおいしいから揚げとなった。
さすがに大量だったので、食べきれなかった豆アジは内臓をとって冷凍、タコも後日のたこ焼きパーティー用に冷凍庫行きとなった。
取材を終えて
地元の人しか利用できない朝市かと思いきや、遠方からもファンが来るほどの人気イベントで、誰でも参加しやすいなというのが正直な感想。業者が利用するというよりも、本当に地元の人に愛されている朝市なのだなと感じた。そしてとにかく新鮮で安い! こんなにおいしい魚が月2回買えるなら、ここに引っ越してきてもいいのでは・・・と思う満足度の高さ! 魚料理の楽しさも知れたので、しばらくは朝市巡りにはまりそう・・・と思うのであった。
―終わり―
もっちり宮本さん
2016年05月25日 18時26分
ライターさんの作ったごはんが美味しそう! 新鮮な魚を求めて来月は行ってみたいと思います!
はまっこ61号さん
2016年05月25日 17時05分
魚が大量に穫れるのは豊作ではなく「豊漁」「大漁」です。はまれぽのライターさんは言葉を知らない人が多いような気がする。
熱烈餃子さん
2016年05月25日 14時53分
ノドグロ=赤ムツばかり注目されているけれど相模湾で獲れる白ムツや黒ムツも美味い。朝市や海沿いの魚屋まで行かないとなかなか手に入らないのが残念。