火事にあった六角橋「ドッキリヤミ市場」は無事開催された?
ココがキニナル!
火事で被害のあった六角橋商店街では「ドッキリヤミ市場」が無事行われたのですか?(雷電さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
商店街は、火事の被害を乗り越えて頑張っていた。新しい企画を盛り込んだヤミ市場は、今まで以上に熱かった!
ライター:ワカバヤシヒロアキ
夜通しの「チャリティー野宿」に参加
さらにさらに、今回のヤミ市場では「チャリティー野宿」という一風変わったイベントも開かれている。
そんなイベント、他で聞いたことがなく、これは体験しないと分からない!
ということで、取り敢えず参加することに。
深夜2時を回ると通路に立入り禁止テープが張られた
商店街の通路は、パスが無いと通行禁止という状態に。パスを持っているのは「チャリティー野宿」の参加者のみ。
まさか、この中で野宿するというイベントなのか?
その通りだった…
男女に分かれるわけでもない。何か敷物が用意されているわけでもない。
ただ、自分で場所を見つけて野宿する。それだけのイベントだった。
参加者は参加費として500円を支払っており、それは六角橋商店街の火災復興費に充てられる。
18歳未満は参加不可だが、イベントに興味を持った44人もの人が参加していた。
チャリティー野宿を提案した、「かとうちあき」さん
野宿歴は16年ほどになるという「かとう」さん。『野宿野郎』という雑誌の編集長も務める、筋金入りの野宿ガールだ。そんな彼女は、以前、ヤミ市場でお店を出店した際、「商店街で野宿しませんか?」と運営本部に提案したという。
皆、思い思いに寝る場所を確保する
チャリティー野宿は大声で騒いだり迷惑をかけなければ、基本的に何をしても良い。
皆、自分の近くにいる人と挨拶や自己紹介から始まり、酒を飲みつつ語らうなどして朝まで過ごしていた。
朝6時になると、大きなアナウンスが流れ起床の時間
そして、最後に待っていたのは、唯一の強制項目であるラジオ体操。
商店街に一列になり、全員でラジオ体操!
「ラジオ体操なんて何十年ぶりだろう」、そんな声がささやかれる中、皆爽やかに朝を迎えて解散となった。
これで今回の六角橋商店街ヤミ市場は全て終了。
今までに無い長丁場のイベントで、スタッフの方々は大変だったことだろう。
おわりに
六角橋商店街のヤミ市場は、火事のせいで衰退するどころか、さらに進化した形で開催されていた。
それもこれも、火事に負けてたまるか!という強い気持ちが表れていたからだと私は思う。
ヤミ市場の全模様は、USTREAMでも配信されていた
今までの企画だけに留まらず、新しいことや面白いことはどんどん取り入れる。
その姿勢を続ける限り、この商店街がシャッター街化するような可能性は皆無だろう。
また、このイベントには神奈川大学の学生による協力が、甚大な力となっていることも忘れてはならない。
地域の総力で盛り上げている商店街は、今や貴重な存在だ。
だからこそ、できるだけ早く火災被害から復興し、元の六角橋を取り戻してほしいと思う。
― 終わり ―
【イベントフォト】六角橋商店街「ドッキリヤミ市場」訪れた人達