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カーシェアリングは本当にお得なの?

ココがキニナル!

時々レンタカーを利用しますが短時間なら数百円で利用できるカーシェアリングは環境にも良く便利だと聞きます。でも本当にお得なの?デメリットはないの?利用者の立場でレポートして欲しいです。(濱のホタルさん)

はまれぽ調査結果!

スタッフが常駐ではないので多少の不安はあるかもしれないが、格安で利便性が高くそれ以上のメリットがあると感じた。

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ライター:山口 愛愛

駐車場で借りられる、カーシェアリング



時間単位での格安利用ができる「カーシェアリング」のシステム。横浜市内で利用できる台数も増えてきたという。まずは基本的な仕組みから。

カーシェアリングは、概ね以下の様な流れで利用を開始する。
1、入会手続き
  窓口、ネットで運転免許証の確認、会員カードの発行。
2、車の予約 
3、利用→返却
  駐車場などのステーションで借り、借りたステーションに返却。
 


各社のHPには使い方が詳しく説明されている(
タイムズプラスHPより)


横浜市内で展開しているカーシェアリングシステムはいくつかあり、各社、所有台数や、車を借りられるステーションの数や場所も異なる。

例えば横浜市内のステーション数を各社のHPで調べると、「タイムズプラス」は224ヶ所、「オリックスカーシェア」は159ヶ所あり、「ecooca」の12ヶ所、「careco」の3ヶ所と比べると非常に多い。(2012年5月現在)
ただ、ステーション数の多さよりも、自宅近くなど、よく利用する場所にあるかどうかも選ぶ基準のひとつだろう。

料金は各社サービスプランが細かく設定されており、月額基本料がかからないプランもある。利用料金は、基本的には10分、15分単位で時間料金が設定され、レンタカーと違いほとんどが走行距離による距離料金が別途かかるので注意。1kmにつき15円程度が多いようだ。

今回の調査は、カーシェアリングが本当にお得かどうか?デメリットはないのか?ということ。そこで、編集部・多田が会社近くのステーションで車を借り、電車では運びづらい本棚を買いに出掛けるという設定で、利用者の目線で感じるメリットとデメリットをお伝えする。
利用するのは、横浜市内のステーション数が多く距離料金がかからない、手頃な「タイムズプラス」に決定。


ネットで予約、ドライブへGO



まずは、「タイムズプラス」の入会手続きができる編集部近くの「マツダレンタカー関内店」ヘ行き、会員カードを発行してもらい、翌日に「横浜関内ステーション」で“日産ノート”を借りる予約を行った。

カード発行料は1,500円、個人入会月会費1,000円(1,000円分の利用料に充当)、利用料金は15分ごとに200円。驚くのは、このほかに保険代やガソリン代も一切かからないという点だった。

調査当日、予約した時間の30分前に、お知らせメールが届き、予約場所と車種などを知らせてくれた。
 


「横浜関内ステーション」にはシェアリング用4台分のスペースがあった
 

発行された会員カードがドアのキー代わり。目印のシールにかざすと開錠される


車内はゴミや不快な匂いもなく清潔。
助手席の前のボックスを開け、エンジンキーを左にまわして抜く。
 


右に戻すと「返却」になってしまうので注意
 

エンジンをかけるとカーナビが起動


カーナビには、「車内は綺麗でしょうか?」と表示がされ「はい」を押す。ここで「いいえ」と答えると、返却後にはなるがスタッフが清掃にくるそうだ。画面は地図に戻り、行先を「ニトリ磯子店」に合わせる。

次にチェックしたのは、ガソリンの残量。今回は半分を下回っていた。レンタカーと違い、満タンとは限らないので、まず確認するべき。
車内にある給油カードを使用して、指定のガソリンスタンドでガソリンを20L以上入れ、専用ダイヤルに連絡すると15分無料になる。

らせん上になっている駐車場をゆっくり下る。「久しぶりの運転だから、対向車がきたらイヤだなぁ」と多田。
同乗している記者は、その言葉にドライブ気分がかき消され「ゆっくり、ゆっくり」を連呼しながら体験調査が始まった。
 

専用の駐車券があるので、機械に通し出庫。ドライブスタート!