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横浜のココがキニナル!

中華街で相変わらず多い甘栗販売の試食。以前に比べて強引な押し売りはなくなってきた感じはしますが、何か対策を取っているのでしょうか?(ポマードさんのキニナル)

はまれぽ調査結果

中華街発展会の活動で以前のように強引な甘栗販売は激減。甘栗を安心して購入できる「優良推奨店制度」や甘栗販売の講習会なども実施している。

ライター:吉澤 由美子 (2012年08月03日)

ここ数年、中華街に甘栗売りが本当に多くなった。中華街本通りを端から端まで歩くとその間に10回以上、試食が目の前に差し出される。
 


甘栗の食べカスを狙って、ハトが多くなった中華街


2010年11月のはまれぽの記事「中華街に栗屋台が多いのはなぜ?」で、中華街に甘栗の屋台が増えたいきさつについて取材を行っているが、現在も相変わらず甘栗売りの数は多い。
 


小さなプラスチックケースから甘栗を出して試食をすすめる


中華街の公式ホームページを見てみると、「甘栗優良推奨店制度」がこの春からスタートしたという記述を発見。

そこで、この制度ができたいきさつなどについて、横浜中華街発展会協同組合(以下、「中華街発展会」)の教育研修広報部部長の石河陽一郎さんにお話をうかがってきた。
 


中華街発展会の入口には宝船の赤い御札が貼られていた
 

石河さんはボランティアで悪質な甘栗販売を中華街からなくす活動をしている




横浜中華街発展会協同組合はどんな組織?

昨年、中華街を訪れた観光客はなんと2,100万人。ディズニーランドとディズニーシーを合わせた昨年の入園者数は2,500万人を少し超えているのでそれには負けるけれど、単体では中華街の方がはるかに集客人数が多いのだ。
 


平日の昼下がりでも観光客でいっぱいの中華街


これだけ人気のある観光地である中華街は、それぞれのお店が「中華街」というブランドイメージを守ることで成り立っている。
このブランドイメージを強固にしたのは、中華街発展会という、1972年に発足した横浜中華街の街づくり組合。

1995年、中華街発展会は、魅力のある街づくりの指針である「中華街憲章」を定め、2006年には具体的なマナーやルールを定めた「横浜中華街街づくり協定」を施行。
 


中華街発展会の入ったビル


協定では、商品の搬出入の時間やゴミ処理、清掃などに関しても細かいマナーやルールを定めている。

中華街発展会に中華街にある全ての店が加入しているわけではなく、加入している店舗は、現在330ほど。だいたい6~7割のお店が加入している。なお、この憲章や協定に法的な拘束力はない。

とはいえ、この協定は大筋で守られており、それぞれのお店が「より魅力的な街を」という思いで発展させてきた中華街には、平日でも観光客があふれている。

そんな中華街発展会がここ数年、対応に苦慮しているのが甘栗の試食販売なのだ。



これまでの経緯

甘栗販売が中華街で目立ちはじめたのは5年くらい前。

試食を勧めやすく設備が不要の甘栗販売は中華街に一気に広がり、一時はかなり強引なやり方をする屋台が出てきた。
 


現在は声をかけて近づいてくる人にだけ試食を渡している店もある


車イスの前に立ちふさがる。腕をつかんで離さない。子どもや高齢者に押し付ける。買った袋に入っていた甘栗の品質が試食のものと違い固くてまずい。そして、サービスしている風を装いながら特に量を増やしているわけではないマジックまがいの売り方。こうした苦情が中華街発展会に多数寄せられた。

これが中華街全体のイメージダウンにつながるという強い危機感を持った中華街発展会では、強引な販売をやめさせるべく、パトロールを行い、苦情のあった販売店と直接話し合い、観光客に注意を喚起する看板を立て、警察に働きかけるなど、さまざまな取り組みを行ってきた。
 


中華街のそこここにある看板


こうした取り組みの成果で悪質な甘栗販売はかなり減ってきた。
 


車イスの前をふさがないように配慮して試食を差し出していた


先ほどのような悪質な例は大幅に減り、そうした販売を行ってきた業者の中には廃業するものも出てきた。とはいえ、現在もまだ毎月何件かの苦情が中華街発展会に届いている。


そのなかでも特に衛生面が心配なところ。そこらへんの配慮はどうなっている?次のページ≫
 

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