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横浜市内の老舗で家族経営的なパン屋はどこ?

ココがキニナル!

横浜市内の家族経営的な小さなパン屋さんで、最も老舗のパン屋さんを取材して欲しい。(にゃんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

家族経営的なパン屋さんで、歴史が古いのは、以前紹介したウチキパンとコティベーカリー。それに続くお店として、今回は3店を紹介。

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ライター:吉澤 由美子

横浜の歴史やパンについての情報をいろいろと調べてみると、現在、横浜で営業している中で一番歴史が長いパン屋さんは、以前はまれぽで紹介した 元町の「ウチキパン」で、1888(明治21)年創業だ。

そして、その次といえば、1916(大正5)年創業の桜木町「コティベーカリー」が最有力候補。
でも、こちらもすでに紹介済み。

そこで、それ以外のお店をターゲットに、家族経営で古くからやっているパン屋さんを探してみた。



昭和3年から続く老舗 昭和ベーカリー



パン好きの間では『幻の店』として有名な元町の昭和ベーカリー。営業は基本的に金曜日と土曜日のみで、14時過ぎには売り切れて閉店になることもしばしば。
 


赤い看板が営業中のサイン


ごくまれに水曜日に営業することもあるが、めざとく見つけた常連さんが近所の友達に営業を伝え、続々とお客さんがやってくる。

昭和ベーカリーは、71歳の佐藤忠男さんと、奥様の喜代子さんがふたりでやっている小さなお店。忠男さんの父である先代が1928(昭和3)年に創業し、今年で84年の歴史を重ねている。
 


佐藤忠男さんと喜代子さんご夫妻は結婚41年


昔は元町の表通りに面した場所で営業していたけれど、ビルを建てる時、「表通りは性に合わない」と横の路地に面した場所に店を移した。
 


キタムラK2の裏にある昭和ベーカリー

忠男さんは、毎週木曜日にマドレーヌやケーキなどのお菓子を焼いて、金曜日と土曜日には朝の5時から仕込みをはじめてパンを焼く。

日曜日から水曜日までは横須賀の松輪で釣りをする。実は、忠男さんが釣り上げた魚を具材にした調理パンも昭和ベーカリー名物。
 


釣りをする忠男さんの写真が飾ってあった


特に、半身のカワハギをフライにしてソースとタルタルをかけたカワハギのパン(160円)はあっという間に売り切れてしまう。
 


釣りで日焼けした笑顔に充実感。ご主人の忠男さん


1~9月には丸イカのパンも加わる。こちらも楽しみにしている人が多い。
 


13時にはかなりのパンが売り切れに
 

小さな店内に絶えず3~4人のお客様


菓子パンの生地は、ふんわり軽く口溶けがいい。焼き皮が香ばしく、上等なバターロールの味わい。マドレーヌのしっとりとした口溶けもしみじみ美味しい。
 


しっとりずっしりのパウンドケーキは800円


クリームパンのカスタードは、昔ながらのねっとりした食感で、よく練られていてなめらか。卵とミルクの素朴な味がする。
 


右上がクリームパン、左にジャムパン(ともに120円)、下はココナッツパン(130円)


「ここらも昔は家族経営のパン屋がずいぶんあったけど、今はウチくらいしか残ってないね」と忠男さん。続けて「ウチも息子は別の商売をしているから、パン屋は自分の代限り。歳も歳なので、できる範囲で店を続けていくよ」とのこと。
 


若い女性ファンも多い


横で奥様の喜代子さんが、「休んでばっかりのパン屋なのに紹介してもらうなんて、真面目にやっているパン屋さんたちに申し訳ない」としきりに恐縮されていた。
 


マドレーヌ(5ヶ450円)とあんドーナツ(180円)


パンの名前や値段の表示がないことも多いけれど、その分、店内は会話にあふれている。地元に愛されているお店ならではの魅力たっぷりのパン屋なのだ。