掌（てのひら）

に人生が表れる……？

泉区にいる世界的な手相の先生──それは西谷泰人氏である。
　

泉区にある西谷氏のオフィス

1954年鳥取県生まれ。少年時代、手相マニアの父親を持つ友人の影響で、自身も手相にのめり込み、ほとんど独学でマスターした。もとより母親の知り合いに易の免許皆伝の人物がいて、捜し物の相談を受けると「今日の午後、西から知らせが入る」と託宣し、まさにその通りになるなど、占いの力は実感していた。

長じて『笑っていいとも！』『とんねるずのみなさんのおかげでした』『ロンドンハーツ』といったテレビに手相家として出演したのみならず、アメリカのラジオ番組『ニシタニショー』で多くの有名人の手相を鑑定した。
　

西谷氏のアメリカでの活躍を物語る写真

マーガレット・サッチャー（元英国首相）やバーバラ・ウォルター（アメリカの有名ニュースキャスター）といった影響力の大きな著名人の運勢を手相で正確に読み解き、多くの人を驚かせた。

西谷氏の特徴は、人生のイベントの時期をより細密に割り出す「流年法」というテクニックを駆使すること。実は昔から流年法の概念は細々とは存在していた。しかし西谷氏いわく、
「とても使えるような代物ではありませんでした。例えば28歳で結婚する人に『あなたは33歳で結婚する』というぐらい間違っていたのですから、まったく当たらない。それをもう一度ゼロから研究し直し、正確に年齢が当たるように完成したのが『西谷式流年法』です」とのこと。

現在は横浜市泉区で手相や方位学などを駆使して、つめかける人々の運勢の鑑定に当たっている。すでに7万人の手相を見てきたという。

投稿のリクエストにあるように、われらが吉田信輔編集長と、今日は特別に奥方ならびに
お子さんも併せて西谷氏の鑑定を受けることになった。
　

氏名・生年月日・血液型などを書き込む

さて──好漢吉田一家の前途やいかに!?

いずれ大飛躍する手相

「いらっしゃい。今日は編集長さんを丸裸にしようということですかな」
西谷氏がほほえむ。癒し系の人だ。間違っても“アナタ地獄に堕ちるわヨ”なんて言わないのである。
　

手相家にしてライフ・コンサルタントの西谷氏

うなずきつつ、手を差し出す吉田編集長31歳B型。てのひらを見つめた西谷氏から、なめらかに言葉が流れる。
　

鑑定中の西谷氏

「なるほど、体育会系のノリの人ですね。小さいことにこだわらずに“何とかなるわ”という人です。すごく大胆で、経営の才能は抜群です。指導がうまい。今は一つのことで成功していますが、派生して三つの分野でとっても成功します。千客万来の相だ。多角経営でお客さんが一杯きますよ」

おお、いいじゃないですか。つい数ヵ月前に説教バーなる飲み屋で“ろくに出世できない”とボロクソ言われた（記事『都橋商店街の「説教バー」なる店は、どんなところ？』参照）同じ人物とは思えない高評価である。