都橋商店街にある女子専用のお店ってどんなところ?
ココがキニナル!
都橋商店街に女子専用のお店があるそうです。どんなお店なのか気になります。ぜひお店の様子を取材してください。(miyukidさん、はまろうさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
店名は「miyakobashi 116」。女性のエスコートがあれば男性の入店も可能。ナチュラル系のカフェのようなホッとする空間で、特に野菜料理が人気。
ライター:ナリタノゾミ
女達の花園「miyakobashi 116」
都橋商店街に女性客のみを対象とするバーがあるという。
今回のキニナル投稿を受け、早速、夜の都橋へ向かった。
赤提灯の多いこの界隈に、花柄のロマンチックな暖簾をなびかせたお店がある。
都橋マーケット階段下、116号室。
都橋商店街の常連いわく、ここが噂の男子禁制のバーだという。
手前のお店が116号室
お店の看板の側面には、ひっそりと「男性のみのお客様はご遠慮下さい(T_T)」との記載が
都橋マーケット1階の「miyakobashi 116」。
店名の「116」は、都橋マーケットの部屋番号、116号室にちなんでいる。
店主は、この人。村井藤子(とうこ)さん。
「miyakobashi 116」の女性店主、村井藤子さん
店内はカウンター席が7席。白い壁と木の温もりが柔らかい。
内装は村井さん自ら手掛けた。壁を塗り、カウンターのクロスを張替えた。大岡川を望む窓辺には、彼女のセレクトした雑貨が並び、全体にナチュラル系カフェのような雰囲気が漂う。
「仕事終わりの女性が煌々とした照明の下で飲むのって抵抗があるでしょ? ほら、お肌がバッチリ見えちゃうじゃない?」と、村井さん。店内の照明にも配慮を欠かさない。
「116」という刺繍の施された手作りコースターと季節のサングリア(600円)
20代前半に単身渡仏し、帰国後は酒類メーカーで営業を担当。その後、看護師資格を取得し病院勤務を経験。ひょんなことから飲食店勤務に転向したという。同店を切り盛りすることになったのは、2011年12月のこと。特異な経歴の持ち主だ。
店には、人生経験豊かな彼女とのトークを楽しみに来る女性客が多い。
時には上司の愚痴、時には人生相談、恋愛の悩みなど、彼女に話を聞いてもらおうと集まった女性客で7席のカウンターがアッという間に埋まってしまうこともしばしばだ。
もちろん、彼女の特製料理を楽しみに来る女性客も多い。
フードメニューは美容・健康面に配慮している。
季節の野菜をふんだんに使用したメニューは、神奈川県産の野菜がメイン。
「優しい味だっておっしゃっていただくことがよくあるんですけど、味が薄すぎるのかしら?」との言葉に、「塩加減が丁度よくて、野菜の旨味がじっくり出てて美味しいです。居酒屋のメニューって、お酒が進むようにすごく味を濃くして作ってることが多いけど、そこまで濃くしなくても十分なんですよね」と返すお客さん。
野菜の旨味を生かした調理方法が好評のようだ。
たくさんの神奈川県産野菜が配達されてきた
ドリンクメニューで力が入っているのは季節の果物を使ったサングリア。
「バナナを入れるとトロミが出るよ」と、サングリアのレシピを教えてくれた。
赤ワインのサングリアは、果物と一緒にシナモンやグローブなどのスパイスも漬け込む。ちょっとした一手間が、複雑で癖になる味わいをもたらしてくれるという。
季節のサングリアとポトフ(400円)。ドリンクの氷もしっかり作ってくれるのが嬉しい
自家製ピザ(500円)と野菜たっぷりキーマカレー(600円、ハーフ400円)