神奈川県内の団地、空き室の割合ってどのくらいあるの?
ココがキニナル!
辻堂団地のロータリーに行き先の無い横断歩道が。みんな細かいことは気にしてないのでしょうか(笑)。これを見て思ったのですが、神奈川県内の団地の稼働状況は、現在どうなっているのでしょう(スさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
問題の横断歩道は、今後、改善する計画が。また、民間の不動産調査会社によれば、2012年8月期の神奈川県内賃貸住宅空室率は、約12%。
ライター:河野 哲弥
行き先のない横断歩道とは
今回のキニナル、その調査内容は、大きく分けて2つある。
ひとつは「行き先のない横断歩道」の現況、もうひとつは「神奈川県内にある団地の稼働状況」ということになる。
まずは前者を確認すべく、辻堂の現場付近を訪れてみた。
赤い○で囲った部分が、問題の横断歩道 (Google Mapより)
この場所は、JR辻堂駅から南に1.3キロメートルほどの地点で、住所でいうと辻堂西海岸2丁目になる。東西に横断する道路は国道134号線、中心部にぽっかり空いた敷地が、投稿にある「辻堂団地のロータリー」なのだろう。
実際に、東側(地図の向かって右側)から歩いて行くと、このような状態になっていた。
この陸橋の向こうに横断歩道がある
国道134号線をまたぐ陸橋は、この高さ10センチメートルほどの島(安全地帯)に架橋されていて、こちら側へは往来自由である。
陸橋の下から見た様子、横断歩道を渡っている人の姿が見える
これが「行き先のない横断歩道」の現場
安全地帯の西側は、植栽と盛土がなされていて、多少の歩きづらさはある。しかし、向かって左側の低くなっているところを通行する人は意外と多く、また、辻堂団地からロータリーを横切って、この横断歩道に向かってくる人もいた。
皆さん、当たり前のように通行していく
通行中の何人かにインタビューしてみたが、皆さん特に気にはしていない様子。辻堂在住の筆者からしても、そんなに不自然感はないように思う。
念のため、神奈川県警本部に確認をしてみたところ、「今後、この植え込みを伐採し、通行しやすくする」計画があるとのこと。このモヤモヤ感は、いずれ解決する方向で進んでいるようだ。
では、いよいよ本題となる、「神奈川県内にある団地の稼働状況」について調べていくことにしよう。
UR都市機構神奈川地域支社を訪問
神奈川県内にある全団地の稼働状況を調べるのは、時間的な制約もあるし、各不動産会社それぞれで異なっていると思われる。そこで、投稿にあった辻堂団地を管理・運営する「UR都市機構神奈川地域支社」に、取材を申し込んでみた。
また、団地の稼働状況とは、団地の建物自体が使われているかいないかではなく、いわゆる「空き部屋率」という前提で進めさせていただく。
横浜市中区にある、同社が入る「横浜アイランドタワー」外観
左奥から、同社石橋さん、村上さん、峯村さん、撮影は同社鶴田さん
左手前は「一緒に写真撮りませんか」と言われて固まってしまった、ライター河野